2008-10-25

■知的障害者の男児投げ落とし事件、検察12年求刑

以前、このブログでなんども取り上げた事件。
事件発生時はメディアは大騒ぎだったが、在京キー局はどのニュースも情報番組も取り上げなかった。こうしてまた、メディアが事件を「この世に存在にしないこと」に追いやった。知的障害者の犯罪をどう裁くのかという問題は、痴呆老人の犯罪をどう裁くのかという問題にも通じ、社会として決して小さな話題ではない。きちんと社会的コンセンサスをつくっておかないと、事件が起きたときだけ感情論が沸騰するだけだ。
ここ数年の「改革」によって「生活保護世帯数の増加」という数字にカウントされない部分が実は刑務所に隠されている。刑務所が贖罪と矯正の場ではなく、最後のセーフティーネットになっているのだ。お金の話をすれば、厚労省の予算が使われるか、法務省の予算がつかわれるか、でもそういう次元の問題に矮小化していいのか。
(後から記事追加します)
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歩道橋投げ落とし懲役12年求刑 大阪、「冷酷」と検察側
2008/10/24 17:34 【共同通信】


 大阪府八尾市で昨年1月、歩道橋から3歳の男児を投げ落として重傷を負わせたとして、殺人未遂罪に問われた無職吉岡一郎被告(43)の公判が24日、大阪地裁(樋口裕晃裁判長)であり、検察側が懲役12年を求刑し、結審した。判決は12月10日。

 論告で検察側は「何の落ち度もない3歳児を落とした冷酷で危険な犯行。判断力は低下していたが、責任能力はあった」と述べた。弁護側は「被告人に殺意はなく、知的障害で責任能力が減退していた」と寛大な判決を求めた。吉岡被告は裁判所の精神鑑定で「知的障害があり、責任能力は限定的」と診断された。

 起訴状によると、吉岡被告は昨年1月17日、近鉄八尾駅前の歩道橋で授産施設の活動として菓子を販売。施設での人間関係に不満を持ち「警察に捕まれば関係を断てる」と考え、午後2時半ごろ、歩道橋を歩いていた3歳の男児を背後から抱え上げ、約6・4メートル下の道路に投げ落とし、頭の骨を折るなどの大けがをさせた、とされる。

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TBSラジオ 下村健一の「眼のツケドコロ」(放送日:2004/7/3)山本譲司インタビューより抜粋

―きれい事から入る《福祉》と、いわば、汚物にまみれる所から出発している《福祉》と、アプローチの仕方の違いがすごくありますね。しかも山本さんの場合、両方経験したわけですよね。


山本:
刑務所の中で実感したのですが、知的障害のある方が多いんですね。今の福祉の流れからすると、これは非常に悲劇的なことです。法務省が出している『矯正統計年報』によると、(私も知能指数テストを受けさせられましたが)毎年3万1千人の新規の受刑者のうち、4分の1が、IQ=69以下なんですよ。(ちなみに東京都の場合、知的障害と認定して、『愛の手帳』という療育手帳を発行する基準は、知能指数がIQ=75以下の方です。)だから刑務所には、人数にして、毎年7千~8千人の知的障害者が入って来ているのが実情なわけです。ところがこの内、刑務所側が「知的障害者」として認めている人、つまり療育手帳を実際に持っている人は、200人ちょっとしかいなかったんです。行政が目を向けていない人たち、気づいていない人たち、福祉の世界も気づいていない、もしかしたら目をつぶっちゃっているかもしれない、福祉からの支援やケアを受けずに来られた人が、ほとんどだってことですね。

誤解をされないために言いますが、知的障害者は、特質として罪を犯しやすいかっていうと、絶対そうではありません。貧困だとか劣悪な家庭環境によって、たまたま不幸にして罪を犯してしまったという人が多いんです。これは、健常者も一緒なんですけど。(もちろん、被害者になった方はもっと悲劇なんですけどね。)

罪を犯した人たちが、その前にどこかで福祉に関わっていたら、刑務所の中に入ってきていなかったんですよ。地域の中で、福祉の力は、まだ不足しているなぁと痛感しました。

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#1インチキ保守の厳罰論 「不審者」という幻想

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#2再犯が多い本当の理由

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#3バッシングと報道の不正確さ

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大阪・八尾駅前男児投げ落とし、男に懲役12年求刑
MSN産経ニュース - 13時間前
大阪府八尾市の近鉄八尾駅前で昨年1月、歩道橋から男児を投げ落としたとして殺人未遂罪に問われた無職、吉岡一郎被告(43)に対する論告求刑公判が24日、大阪地裁(樋口裕晃裁判長)であった。検察側は「極めて危険で冷酷非情な犯行。完全責任能力があった」として ...
幼児投げ落とし、知的障害ある被告に懲役12年求刑
朝日新聞 - 17時間前
大阪府八尾市で昨年1月、通りかかった当時3歳の男児を歩道橋からいきなり投げ落として重傷を負わせたとして、殺人未遂の罪に問われた無職吉岡一郎被告(43)の公判が24日、大阪地裁であり、検察側は懲役12年を求刑した。この日で結審し、判決は12月10日に ...
男児投げ落としで懲役12年求刑=弁護側は心神耗弱主張-大阪地裁
時事通信 - 18時間前
昨年1月、大阪府八尾市の歩道橋から3歳男児が投げ落とされ頭蓋(ずがい)骨を折るなどの重傷を負った事件で、殺人未遂罪に問われた無職吉岡一郎被告(43)の論告求刑公判が24日、大阪地裁(樋口裕晃裁判長)で開かれ、検察側は「冷酷非情な通り魔的犯行」として ...
歩道橋投げ落とし懲役12年求刑 大阪、「冷酷」と検察側
47NEWS - 21時間前
大阪府八尾市で昨年1月、歩道橋から3歳の男児を投げ落として重傷を負わせたとして、殺人未遂罪に問われた無職吉岡一郎被告(43)の公判が24日、大阪地裁(樋口裕晃裁判長)であり、検察側が懲役12年を求刑し、結審した。判決は12月10日。 ...


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◇マル激トーク・オン・ディマンド 第296回(2006年12月01日)
「服役囚の4分の1が知的障害者」が意味するもの
ゲスト: 山本譲司氏(福祉活動家・元衆議院議員)


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◇クローズアップ現代
2004年5月31日(月)放送
急増する老人犯罪
~“高齢者刑務所”からの報告~


今、高齢者による犯罪が急増している。刑法犯罪で検挙された65歳以上の数は10年前の3倍以上。
広島県の尾道刑務支所には、高齢の受刑者を専門に受け入れる設備があり、平均年齢は73歳を超える。ほとんどは再犯で、80%が出所して一年以内に刑務所 に戻ってくる。背景にあるのは、刑務所を出ても頼る家族がいなかったり、同居を断られることが少なくないなど、犯罪歴を持つ高齢者を受け入れない社会の現 実。高い失業率の今、仕事を見つけることも難しい。
更生を手助けする唯一の機関が更生保護施設だが、入所できるのはごくわずかで、入所期間も半年に限られている。刑務所と更生保護の現場のルポを通して、高齢化が進む中さらに深刻化が予想される『老人犯罪』の現実と対策を探る。
(NO.1921)

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小泉改革と「急増する老人犯罪」

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