2008-11-10

■筑紫哲也と久米宏と2ちゃんの祭り

筑紫哲也逝去と便所に落書きする人たち

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どんなに立派できれいな部屋でもそこに集う人間がうんこをしまくれば、そこは便所になる(筑紫は以前2ちゃんの書き込みを「便所の落書き」と呼んでかなりバッシングを受けた)。

まったくの想像・ファンタジーの領域だけど、完全な想像なのだけど、久米宏のテレビ本格復帰を強く要請したのは筑紫哲也だったんじゃないだろうか。64歳ほぼセミリタイヤ状態の久米宏を引っ張り出してこなきゃいけないほど、今のテレビは酷い状態だから。

同じアナウンサー出身でも久米宏とみのもんたや古舘伊知郎のどこが違うかは、ここであらためて書く必要もないだろう。誰かも書いていた。久米宏は自分が馬鹿なふりをして相手からなにかを引き出そうとする。古舘伊知郎は自分が利口だと主張するためにひたすら自分がしゃべって相手から何も引き出せない。
ただ、古舘伊知郎は、ある意味、どうでもいいと思う。「報道ステーション」の時間帯から考えても、彼の妄言にのせられる視聴者はほとんどいないだろうから。彼のコメントは軽く聞き流して、とりあえず、その日押さえておくべきニュースをざっと参照する視聴者がほとんどだろうから。
いっぽうみのもんたはたちが悪かった。私的に政財界と繋がりながら、あきらかに意図的な世論誘導を行い、また、自分の言うことに、どういう視聴者層が乗ってくるかも計算している。その意味で古館はただのバカだが、みのはずる賢いバカだ。
「みのポリティクス」なる言葉がうまれ、政治家も(自民党から共産党まで)あきらかに彼の言動を気にしている。コメンテーターもイエスマンばかり(異を唱えた池上彰や葉千栄ははずされた)。番組スタッフさえもみのの明らかに逸脱した言動を押さえることが出来ない。誰もみのの首に鈴をかけられない。
放置すれば、誰にも止められない暴走権力となりうる。
このblogを立ち上げた意味もそこにあった。

名指しこそしなかったが、筑紫哲也はみのの番組を何度か厳しく批判した。いじめ自殺に対する報道姿勢についてや、不二家バッシング報道について。前者は「群発自殺」、後者は「オーバーキル」というタイトルの「多事争論」だった。

久米宏がまだ「ザ・ベストテン」をやってたころ、筑紫哲也の「日曜夕刊!こちらデスク」(テレビ朝日)を欠かさずみて、ニュース報道を勉強していたという談話は印象深い。

安住紳一郎はおそらく久米宏の後継者になりうると思う。

では筑紫哲也の後継者は?
知性・教養・現場経験・人脈・一貫性・胆力・反権力・人気・アンチ…
筑紫哲也が完璧だったと言いたいのではない。ただ彼のレベルに達したTVジャーナリストが他にいただろうか?彼と向こうを張れる保守ジャーナリストがいただろうか?

前にも書いたが、いつの時代にも右と左が必要だ、といわれる。
どちらを欠いても、社会は極端に振れ、そのバランスを保つちからが失われてしまうからだ。

ただ、日本のTVジャーナリズムに関する限り、それ以前の問題が山積みしている。
右であれ左であれ、まず、前提として、ジャーナリズムのルールというものがわきまえられていなければ話にならない。

「わたしは素人ですから言わせてもらいますけど…」というのは、みのもんたの決まり文句だ。まず、素人なら報道を扱う番組から降りてもらわなくては困る。「わたしは素人ですから」といいながらどっかのおっさんがいきなり外科手術をはじめたらどうなるか?
報道次第で人は命を絶ったり、人を殺したりすることもありうる。国政にも影響を与える。つまり国民の運命に少なからず影響を与える。だから医者や弁護士のように、あるいは、自動車運転免許のように、必要な技術と知識と自覚をもった人間にやってもらわなくては困る。そして結果に対する責任も。

それにしても、リベラルな政治家やジャーナリスト、その他有名人が次々と哀悼のコメントを発表する中、筑紫と論を異にしていたいわゆるタカ派論客、政治家たちからのメッセージがまったくメディアに流れてこない。ちょっとケツの穴が小さすぎないかと、マケインの敗北宣言演説のかっこよさを思い浮かべながら感じた。そもそもメディアの側がコメントを取りにいっていないのだろうけど。どこの新聞の社説にもコラムにも取り上げられていなかった。産経の「正論」や読売の「編集手帳」にもない。
彼らにしてもその存在の大きさは否定できないだろうに、こういうときこそ、好敵手として、あるいは、忌々しい難敵としての喪失感を吐露して、懐の深いところをみせてみたらどうだろうか。論敵あっての論壇じゃないのか?いっぽう2ちゃんはアンチの祭り状態(鏡を見てもなお、己の醜さに気づかない愚かさ)。きっと彼らも同じレベルなのだろう。
何度か番組で対論したことのある麻生太郎。なんかコメントしたのかな?

この世に少なからず「アンチ筑紫」が存在するのはわかる。思想信条の自由を謳った国で、そのことはむしろ健全だ。
しかし、人の死という厳かなときに際して、2ちゃんねるではしゃいでいる人間の屑たちのことはどうしても理解できない。論に論で応ずるでもなく、ただ汚い言葉、嘲り、反復。一般的小学生でももう少し知的水準は高い。
こういう人間のプロファイリングがわたしには全く出来ない。年齢、職業、収入、全く想像できない。どうしてそこまで憎悪できるのか?何か個人的に酷いことをされたのか。日教組の教育が悪かったのか?
いや、きっと猿以下なのだろう。

<2ちゃんから飛び火したニコニコ動画のはしゃぎ動画>


宮崎哲弥、辛坊治郎らが筑紫哲也をボロクソ中傷





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