■リーテック平松克敏社長インタビュー~3年連続で郵政公社のバルク案件を落札2007年10月30日ロイター
[東京 30日 ロイター] 有効活用されていない不動産を見つけ出し、価値を最大化することを主な業務としている不動産ディベロッパー、リーテックの代表取締役社長、平松克敏氏は、日本の不動産市況が当面、横ばいで推移するとの見方を示した。また、同社は今後も官公庁や企業が保有する資産の整理が進むと見ており、こうした物件の取得に注力していく方針。来年度以降の上場も視野に、社内で準備を進めている、という。
インタビューの詳細は以下のとおり。
──3年連続で郵政公社のバルク案件を落札したというが、強みは何か。
「ジャンルや地域を問わずに開発案件を取得できる点にある。(郵政のような大型案件は)当社だけで落札するのではなく、大手とコンソーシアム(共同事業体)を組成して入札している。直近の郵政のバルク案件では全国178物件を落札したが、そのうち当社は49件を取得した。取得物件には地方の商業施設から駅前物件、かんぽの宿などがある。3年連続で郵政案件を落札したこともあり、最近では様々な話が来るようになった」
──バルク案件は増えているのか。
「年々増えている。最近のバルク案件では道路公団などがあった。政府系の機関が全国に膨大な土地を保有している中で、流れとしては資産の整理が進んできている。共済組合系や年金系などをはじめ、政府の資産圧縮計画は進む傾向にあり、企業の案件なども含め今後もこうしたバルク案件は出てくるだろう。民間も入っているが、当社が知っているだけで年内に3つの入札案件がある」
──最近は物件の取得が難しいと聞いている。
「幸い当社の場合は物件の取得(仕込み)は順調にいっている。現在、サービスオフィスの展開を考えており、すでに都心(千代田区・港区)で6棟を確保している。業務開始は来年秋以降を予定している」
「当社にとっては、物件の取得に関する問題より、もう少しファイナンス(融資)が緩んでくれるといい。(業界の状況をみていると)昨年秋ごろに厳しくなったファイナンス(融資)が、今年も7月からさらに一段と厳しくなった。そういう意味で、今後は財務体質を強化していかないといけない」
──05年度に黒字化している。今年度の業績はどうか。上場の予定は。
「今期も増収増益の見通しだ。将来的には上場も視野に入れている。早い時期に(上場)できればと思うが、こればかりはどうにもならない。(上場に向けた)社内体制を整える準備はすすめている」
「期ごとに利益率が違うのは収益率の高い案件の割合が違うためだ。一般的に規模が大きくなってくると利益率は下がる傾向にある。ただそうはいっても一件、一件違う。(高い収益率を確保するためには)いかにうまく土地を取得するかにかかっている」
──日本の不動産市場をどうみるか。
「昨年の今ごろとの比較では、土地の価格は下がったとの印象がある。当面は横ばいとの見方だ。(最終的に)不動産の価格というは、収益還元法に基づく価格に落ち着くのではないか。不動産も運用商品の1つになり、金融資産の1つに近づいていくだろう。今後、金利は上昇傾向をたどるとみられ、不動産価格にとっては下げ要因ではある。しかし、実際にはその時の経済・景気状況で賃料等がどうなるのかなど、状況次第で変わってくる」
*インタビューは29日に実施しました。
(ロイター日本語ニュース 岩崎 成子、天羽 枝里子)
2009-02-25
【かんぽの宿】リーテックはリクルートとオリックスを結ぶカモフラージュ
郵政ハゲタカ作戦第一弾っだったわけね。
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