2007-08-30

■基準は経験と視聴率 司会者・みのもんた氏

現代政治は、ギリシャ・ローマ時代(プラトンやアリストテレスの頃)からの人類の英知と愚行の試練を練りに練り込みながら今日に至っているのだ。たかだか63年ぽっちの凡庸な人生経験とパブロフの犬用の視聴率測定器程度で判断されちゃ困るよ。

◆基準は経験と視聴率 司会者・みのもんた氏
(朝日新聞 時々刻々2007.07.22)
 私が一番注目するのは、政党よりもその人個人のセンス、考え。ファッションがバラバラな人は政策もバラバラだという印象がある。

 限られた時間で簡潔に話して欲しいのに要点がはっきりしない人が多い。イエス、ノー、どっちなの? と聞いても、最後まではっきりせずにがんばっちゃう。当然、私も視聴者も歯がゆい。画面からその歯がゆさが伝われば、私の役割はそれで十分でしょう。

 日本の政治家が白黒をはっきり言えないのは政党の看板があるから。政党政治にはうんざり。私の根底にあるのは、あなたはなぜ国会議員になったのという問いかけ。

 だから、政治的な公平とか中立とか、私にはあまりなじまない。ダメなものはダメ、いいものはいい。判断基準は自分の63年の人生経験。そして毎日、正直にはじき出される視聴率。受け入れられなければ、反省します。
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TBS系「みのもんたの朝ズバッ!」の吉崎隆チーフプロデューサーも「週末の政治討論を見ない人も平日朝には見ている。みのさんが『今朝は何食べて来ましたか?』と聞けばその返答に政治家の人間がのぞく。そこに視聴者も反応する」という。

それからあんたの奥さん(みののスタイリスト)のファッションセンスは昭和場末の洋品店でもかなわないよ。

■北九州方式-生活保護申請門前払いの実態

"Kitakyusyu method" for cutting off welfare benefits.
働けざる者、北九州市に住むべからず(きっこのブログ-2007.08.30)
#1 テレ朝「報ステ」(06.11.30)




冒頭に出てくる「下関駅放火事件」の福田被告は知的障害者。やっかい払いに軽くあしらうのは容易かったろう。
「福岡刑務所の先生に、『セーカツホゴ』を教えてもろうとったから、役所に行った」
実は福田被告は、下関で放火事件を起こす半日前、北九州市内のある区役所を訪ねていた。
だがそこでは、「住所がないと駄目だ」と相手にされなかったようだ。「刑務所から出てきたけど、住むところがない」と何度も言ったが、相談にものってくれなかったという。そして、一枚の切符を渡され、追い返された。その切符が下関までの切符だったのだ。区役所の職員がまともな対応をしていたならば、少なくとも下関駅が焼失することはなかっただろう。
「累犯障害者」山本譲司著p17-18


#2 テレ朝「スクラブル」(07.8.23)




#3 テレ朝「Jチャンネル」“生活保護”の未来は受給者100万世帯突破財政圧迫で給付額削減門前払いに不正受給…問題(06.12.11)


■「死刑執行は安全な世の中をつくるための第一歩」鳩山邦夫新法務大臣

The new japanese justice minister Kunio Hatoyama is very ready to order the execution.

NHK「おはよう日本」-07年08月29日

- 時事通信 - 死刑廃止論「くみせず」=鳩山法相

 鳩山邦夫法相は27日夜、法務省で記者会見し、死刑制度について「凶悪犯罪の未然防止に果たす役割は大きい。死刑制度をなくせという意見にわたしはくみしない」と述べた。さらに「死刑を科すと裁判所が判断すれば、わたしは重んじる」と語り、状況に応じて死刑執行命令書に署名する考えを示した。 
8月28日1時1分配信 時事通信



■「政策実行内閣」というトートロジー

安倍晋三の二枚舌と選挙無視

被削除

新内閣始動、安倍首相は「政策実行内閣」と命名(8月28日14時1分配信 読売新聞)

 内閣改造から一夜明けた28日、安倍首相は、記者団に「美しい国づくり」を目指す考えに変わりのないことを強調し、新内閣を「政策実行内閣」と名付けた。

 新閣僚は前任者からの引き継ぎを受けるなど本格稼働に向けた準備に追われた。

 首相は午前9時30分過ぎに首相公邸から徒歩で首相官邸入りした。同日昼、記者団が改造内閣のネーミングを聞くと「新しい内閣は実際に着実に『美しい国づくり』に向けて政策実行していく『政策実行内閣』ではないかと思います」と語った。

 舛添厚労相は午前6時30分過ぎ、都内の自宅から家庭ゴミを捨てに外に出た。入閣の実感を問われると、「そんな暇がなくて行事に追いつくのがやっと」と慌ただしかった一日を振り返った。午前8時30分からは自民党政調の厚労関係の会議に出席し、「厚生労働行政を立て直すという観点から、我が党を立て直すために全力を上げる」と決意を表明した。

トートロジー【tautology】
同語反復の意。記号論理学また命題論理学ではウィトゲンシュタイン以来普及した概念で、ある命題がその要素的部分命題の真偽いかんにかかわらず真と解釈される時、その恒真性をいう。(広辞苑より)

■政策実行内閣
■犯罪取り締まり警察
■判決言い渡し裁判所
■うんこ受け取り便器

2007-08-29

■「インターネットを徹底的に取り締まれ!」みのもんた(63)

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鬼畜みのもんたが振り込め詐欺被害者にトドメを刺す

2007-08-28

■にわかに信じ難い電通+TBS+経団連=合作の世界陸上お手盛り視聴率

株式会社ビデオリサーチ社の株主

※電通の出資比率34%

  株式会社東京放送 日本テレビ放送網株式会社 株式会社フジテレビジョン  株式会社テレビ朝日 株式会社テレビ東京 株式会社毎日放送  朝日放送株式会社 讀賣テレビ放送株式会社 関西テレビ放送株式会社  中部日本放送株式会社 東海テレビ放送株式会社 名古屋テレビ放送株式会社     中京テレビ放送株式会社 アール・ケー・ビー毎日放送株式会社 九州朝日放送株式会社  株式会社テレビ西日本 株式会社福岡放送 北海道放送株式会社  札幌テレビ放送株式会社 北海道テレビ放送株式会社 北海道文化放送株式会社  東北放送株式会社 株式会社中国放送 東芝ソリューション株式会社  株式会社電通 株式会社博報堂 株式会社大広


IAAF、視聴率に満足感=世界陸上(時事通信2007/08/28)

 国際陸連(IAAF)は28日、大阪・長居陸上競技場で開いた記者会見で世界選手権大阪大会の開幕2日間(25、26日)の国内テレビ視聴率を発表し、平均16%だった。最初の種目となった男子マラソンは朝7時のスタートにもかかわらず13%を記録。タイソン・ゲイ(米国)が優勝した男子100メートル決勝は20%だったという。IAAFは「Jリーグサッカーの平均が5%、プロ野球は10%と聞いている」と満足感を表明。世界陸上はTBSが国内で独占中継している。 (了)

世界陸上序盤の視聴率は好調も空席に批判(日刊スポーツ2007/08/28)

 国際陸連(IAAF)は28日、大阪市で記者会見し、世界選手権の序盤2日間の国内テレビ放送は平均視聴率が約16%だったと発表した。

 種目別では25日午前の男子マラソンが約13%、26日夜の男子100メートル決勝が20%をマーク。デービス広報部長は「好調な数字を記録している。多くの人々が注目している」と評価した。

 ただ日本選手の不振もあり前日から空席が目立つようになった観客動員には、外国メディアから批判的な質問が出た。

Video Research Information
  2006年5月26日
役員人事について

株式会社ビデオリサーチ(本社東京 社長 竹内 毅)は、
5月26日の決算取締役会にて、
役員改選案を次の通り内定いたしました。
正式には6月23日の第44回定時株主総会および
その後の取締役会にて決定いたします。


社長の竹内毅が退任し、新社長に木村武彦が就任いたします。
新社長の木村武彦は現在(株)電通の専務取締役で、
1964年入社、1993年築地第四営業局長、
1997年取締役等を経て2004年に現職。
なお、現社長の竹内毅は、特別顧問に就任いたします。

●役員人事 詳細

[常勤役員]
(新任) 代表取締役社長 木村 武彦
専務取締役 山本 秀樹
常務取締役 小田 義文
常務取締役 木戸 茂
常務取締役 廣田 重穂
常務取締役 三島 修平
取締役 小島 雄二
取締役 小川 薫雄
取締役 水谷 守正
監査役 八木 滋

[非常勤役員]
取締役 髙嶋 達佳 (株式会社電通 取締役副社長)
取締役 井上 弘 (株式会社東京放送 代表取締役社長)
取締役 氏家 齊一郎 (日本テレビ放送網株式会社 代表取締役 取締役会議長)
取締役 日枝 久 (株式会社フジテレビジョン 代表取締役会長)
取締役 広瀬 道貞 (株式会社テレビ朝日 代表取締役会長)
取締役 菅谷 定彦 (株式会社テレビ東京 代表取締役社長)
取締役 杉本 秀雄 (株式会社博報堂 取締役常務執行役員)
取締役 山本 雅弘 (株式会社毎日放送 代表取締役社長)
取締役 西村 嘉郎 (朝日放送株式会社 代表取締役社長)
取締役 石黒 大山 (東海テレビ放送株式会社 代表取締役社長)
取締役 寺﨑 一雄 (株式会社テレビ西日本 代表取締役社長)
(新任) 監査役 北田 高明 (株式会社電通 グループ監査役室長)
監査役 長沼 修 (北海道放送株式会社 代表取締役社長)

●退任

[常勤役員]
代表取締役社長 竹内 毅 (特別顧問に就任)

[非常勤役員]
監査役 周布 兼和 (株式会社電通 グループ監査役理事補)
*正式には6月23日の第44回定時株主総会
およびその後の取締役会にて決定いたします。
*新任についてのみ表記。それ以外は重任。
*社外取締役につきましては、5月26日現在の
役職名を記載しております。
   

直近のデータはコチラ(pff)

■みのもんた「天下りをおもいッきり支援」の矛盾(フライデー 2007年09月07日号)

被削除

みのもんた「天下りをおもいッきり支援」の矛盾
フライデー [ 2007年09月07日号]


東京都水道局 * 水道ニュース 2007年第17号(PDFファイル/5.25MB)

「不当廉売のどこが悪い!」


■再犯率・累犯率が高い本当の理由

Repeated offenders with disabilities, the reason behind the high recidivism rate in japan.

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マル激トーク・オン・ディマンド 第296回(2006年12月01日)
「服役囚の4分の1が知的障害者」が意味するもの
ゲスト: 山本譲司氏(福祉活動家・元衆議院議員)



■立ったまま居眠りするみのもんた

Minorikawa's most notable eccentricity is that he sleeps while standing up live on the air.

被削除


2007-08-26

■ブッシュの超思い上がったアジア侮辱とんでも演説とそれに沈黙する安倍政権とヘタレメディア


ブッシュ米大統領、真珠湾攻撃と同時多発テロを同一視する発言(AFP)

ブッシュ大統領、日韓の「成功」例でイラク戦略を擁護(AFP)


米大統領、戦前日本とアルカイダ同列視 歴史観に批判(朝日)


米イラク政策 単純化が過ぎないか(中日 社説)

米大統領、日本の「民主化」を例にイラク関与継続で演説へ(読売)

<米大統領>イラク米軍撤退論をけん制 ベトナム戦争比較し(毎日)

米 朝鮮戦争介入なければ韓国は暴圧政権下に、米大統領(YONHAP韓国聯合)

ブッシュ大統領発言、ベトナム外務省が不快感(読売)

ブッシュが公式の場で超思い上がった差別的とんでも演説したのに、日本のメディアはおとなしい。社説に書いた中日をのぞけば、すべてベタ記事。産経にいたっては記事にもしていない。ヘタレインチキ右翼新聞。
安倍首相も麻生外相も何の反応も示さない。アメリカケツ舐め政権。


■みのもんたの累犯障害者バッシングとポピュリズム

不二家問題以上に重大な放送倫理上の問題はないか?

被削除


2007-08-25

■TBSレビューTBSレビュー 8月号#128


TBSレビュー
 
「TBSレビュー 8月号#128 のお知らせ」

 「みのもんたの朝ズバッ!」不二家関連2番組に対して示された放送倫理委員会の見解について
出席者
■服部孝章
立教大学教授(BPO放送倫理検証委員会 委員)
■長岡杏子
TBSアナウンサー
・放送:8月26日 日曜日 朝5:30 ~ 5:59

■TBS第499回番組審議会より

2007年08月08日(水)開催 / 第499回番組審議会より

「みのもんたの朝ズバッ!」不二家関連の2番組に関するBPO放送倫理検証委員会の見解について

■議題
・報告事項
 1.「みのもんたの朝ズバッ!」不二家関連の2番組に関するBPO放送倫理検証委員会の見解について
 2.訂正放送の実施について
 3.その他

■出席者(敬称略)
 委員長 月尾嘉男 
 副委員長 沼田早苗 
 委員 音好宏 寺島実郎 ねじめ正一 (池田委員、篠塚委員、山藤委員、横澤委員 欠席) 

■局側出席者
 井上社長
 財津専務
 城所専務
 石原取締役
 石川編成制作本部長・報道本部長
 金平報道本部副本部長
 田代TBSテレビ制作局長
 成子編成考査局長
 谷内番組審議会事務局長

■委員の主な発言

【委員の主な発言】
制作体制について

◇消費期限と賞味期限の違いといった問題の本質をしっかり理解した上で つくられたのかどうか、疑問だ。

◇番組を面白おかしくするために、ポピュリズムに訴えて悪乗りし、大衆の怒りを駆り立てていくという手法は改める必要がある。

◇面白いところだけを選んでつくると、受け取る側はかなり誇大にその情報を受け取ってしまう。

◇みのさんの意見に対し、異なった意見が出ることが大事だが、その意味でコメンテーターが機能していなかった。

◇取材の一元化がおろそかになっているのではないか。

◇制作体制を今後どのようにしていくか、今回どのような対応をしたか社会に明らかにすることが必要だ。

検証について
◇どういうプロセスでこういうことが起きたのか検証すべきだ。

◇なぜこのような番組をつくったのか、本当に賞味期限切れのチョコが製造工程にもどっていたのか、この2点を検証すべきだ。

◇番組がいいか文書がいいかは別にして、事実をきちんと検証し公開して欲しい。

司会者について
◇この問題を考えるとき、みのもんたさんの顔がずっとひっかかっている。この問題に対するみのさんの生の言葉がききたいし、チャンスがあれば何か言って欲しいという思いがある。


上記の意見に欠席した委員の意見も加えて、委員長が番組審議会としての意見を取りまとめることとし、次回審議会で原案を会社側に示す。

(文中:敬称略)

*TBSはBPO放送倫理検証委員会の見解と、その内容に対する番組審議会委員のご意見を真摯に受け止め、再発防止や番組内容の向上に活かしていく所存です。



【訂正放送】

◇7月31日放送の「ピンポン」で朝青龍関の休場について取り上げた内容に対し日本相撲協会より訂正の請求があった。調査した結果、8月1日の同番組で、放送法4条第1項による訂正放送を実施した。


(東京放送番組審議会事務局)


■小池国辱大臣「私はだから辞めるって言ってるのよ!」

Yuriko Koike, japan's defense minister, announces her resignation in India.

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■どうしてもCMの仕事が欲しいみのもんた(バーガーキング編)

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結局、「電通にはこういうことができるのよ」と、企業に対して強烈にアピールできるし、
競合他社はより競争しづらくなり、新規参入なんてまったくできなくなるわけだ。公取が目をつけるのも当然だね。


■広告業界の取引実態に関する調査報告書(平成17 年11 月8日公正取引委員会)
(概要)(全文)


■新聞・テレビ広告取引は透明性に欠ける、公取委報告書(PJ-NEWS 2005年12月02日)

■電通と最高裁のやらせ

TVウワサの眞相(07.03.04 O.A.)「徹底検証!日本のジャーナリズムはなぜダメになったのか」魚住昭 より

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(参照記事)情報流通促進計画 by ヤメ記者弁護士(ヤメ蚊):最高裁が載せられた裁判員制度タウンミーティング事件~記録のためにアップしておきます


2007-08-23

■シリーズ”言論は大丈夫か”~サンデープロジェクト

4.続・共謀罪とは何か
~「自白強要・スパイ横行」の社会~
Chapter 4. What is conspiracy charge? Part II(06.11.12 O.A.)

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5.人質司法と自白強要
~裁判官は信じられない~
Chapter 5. forced confession & hostage justice(07.05.13 O.A.)

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■判事から検事に
 判検交流。法曹界でこう呼ばれる裁判所と法務省の人事交流がある。判事が検事を、検事が判事を三年程度経験する。検事になった判事は、国が被告となった訴訟の国側代理人(訟務検事)として法廷に立つ。
 最高裁によると、交流する判事、検事はそれぞれ年間約四十人。「多様な経験を積むことが本来の職務に生かされる」とする最高裁、法務省に対し、日本弁護士連合会を中心に「判・検の癒着を招く」と見直しを求める声は根強い。弁護士からの判事登用は年間数人程度。「法曹一元」の理念に反するからだ。
 検察OBのある弁護士は「交流で互いの仕事を理解できる一方、身内意識が芽生えないと言えばうそになる」。元判事の弁護士も「裁判官の判決が検察寄りになる危険がある」と指摘する。
 今回の問題を、そんな制度を背景とした「権力のもたれ合い」とみる法曹関係者もいる。(西日本新聞より)

6.裁判員制度の落とし穴
~えん罪も見抜けず…裁判員制度~
Chapter 6. pitfalls of japanese citizen judge system(07.05.20 O.A.)

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7.行政訴訟 敗訴率90%
~行政訴訟にこそ裁判員制度を~
Chapter 7. 90% chance of loseing administrative lawsuits(07.05.27 O.A.)

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■御殿場事件 二審も有罪判決

#1 スーパーモーニンク(テレ朝) 2007年08月22日放送

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#2 スーパーモーニンク(テレ朝) 2007年08月23日放送

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#3 速ホゥ(テレ東) NNN Newsリアルタイム(日テレ) ZERO(日テレ) 2007年8月22日放送

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#4 ザ・スクープスペシャル(テレ朝) 2005年12月18日放送

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#5-1 ザ・スクープスペシャル(テレ朝) 2003年2月2日放送

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#5-2 ザ・スクープスペシャル(テレ朝) 2003年2月2日放送

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■また死刑執行3名

昼の民放ニュース

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夕方4時のNHKニュース 衛星波と地上波

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■「推定無罪」なんて完全無視のみのもんた

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断罪的コメント
相変わらず、全く懲りない番組

2007-08-22

■みのもんたのオマエがなッ!

他人に厳しく、自分に甘い。みのもんたのダブルスタンダード

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2007-08-21

■不二家バッシングやっつけ報道に隠れた冷静な調査報道の見本(再録)

下村健一さん孤軍奮闘。どっちが有益な情報か?



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2007.01.20 OA

■光市事件とテレビ報道

放送法には以下のような規定がある。

放送法

第三条の二  放送事業者は、国内放送の放送番組の編集に当たつては、次の各号の定めるところによらなければならない。
 公安及び善良な風俗を害しないこと。
 政治的に公平であること。
 報道は事実をまげないですること。
 意見が対立している問題については、できるだけ多くの角度から論点を明らかにすること。


 さて、今行われている光市事件の裁判は、「意見が対立している問題」に該当するだろうか?

報道を見る限り、そこにはもはや意見の対立はないように見える。その論調を要約すると以下のようになるだろう。

  • 常軌を逸した「死刑反対論者の弁護団」がとんでもない「荒唐無稽なストーリー」をでっち上げて、事件そのもをないがしろにして、司法の場で死刑反対のための政治闘争を行っているだけである。
  • こんなに残虐非道な事件は死刑になるのは当たり前で、「死刑反対論者の弁護団」による非常識で卑劣きわまりない裁判戦術によって、被害者遺族の心が踏みにじられている。
しかし、冷静に裁判の経過を見てみるとどうか。
  • 一審では、検察は死刑を求刑し、裁判所は無期刑の宣告をした。検察は量刑を不服として控訴した。
  • 二審でも、検察は死刑を求刑し、裁判所は無期刑の宣告をした。検察は量刑を不服として控訴した。
  • 最高裁では、検察は死刑を求刑し、裁判所は死刑を避ける理由があるかもう一度精査せよと、二審に差し戻した(最高裁は「自判」によって決着をつけることが出来たがそうしなかった)。
ここで、着目すべき点は、検察とは行政権を代表する政治的な存在であるのに対して、裁判所は司法権を代表する存在であるということである。すなわち、ここでは、政治と司法とで意見が真っ向から対立しているのである。したがって、放送法の観点からすれば、政治と司法とのそれぞれの観点から、なぜ無期刑なのか、なぜ死刑なのかの論点を明らかにする必要があるはずだ。しかし、現実はそうなっていない。
テレビで強調されていることは、刑事裁判が適正に行われているかを我々一般国民が監視するための情報とはかけ離れ、まるでサスペンスドラマの予告編をなぞるかのような「おもしろい」ところ、刺激的なハイライトシーンばかりである。
 弁護団については、ある人たちは、遺族感情を踏みにじり、弁護士の名を汚す、イデオロギーの固まりのヒール集団として描写し、またある人たちは(こちらはかなり少数派なようだが)、司法の健全性を守るために誰も引き受けたがらない事件を進んで引き受けるヒーローとして扱う。しかし、そのようなキャラクター付けはサスペンスドラマならば重要かもしれないが、現実の刑事裁判には必要ない。事件とは直接関係のないわれわれ一般市民にとって、重要なことは、あくまでもこの国において裁判が適正な手続きを経て適切に行われているかである。
 今回の事件の焦点は、18歳一ヶ月の少年が残虐な方法で二人を殺した場合、その量刑は無期か、死刑かということだった。一審でも、二審でも裁判所が無期としたのは、過去の判例や
  • 犯行の計悪性なし
  • 改善更生の可能性あり
  • 不遇な生育環境
など
を前提として、そのようなケースでは無期刑が相当と判断したからである。罪刑法定主義の観点からしても、事実関係が変わらなければ、このように同じ判決が出ることが望ましい(無論そうじゃないケースもあるが)。一方検察は、無期判決を不服として二度にわたって死刑を求めて控訴をしている。検察が、事実認定ではなく、量刑を不服として控訴をすることはきわめて異例である。だからこそここに、厳罰化を進めたいという国家の政治判断があるのは明らかである。弁護団を批判する宮崎哲弥氏が「個別の司法裁判に死刑廃止運動という政治闘争を持ち込むのはおかしい、そんなことは立法府でやれ」というような趣旨のことをテレビ番組でいった。しかし、そもそも、司法の場に政治を持ち込んだのは検察、すなわち行政であった。実際、この裁判の結果は今後、類似の裁判の方向性を大きく左右することは間違いない。すなわち、この裁判そのものがきわめて政治的な裁判なのである。もう少し具体的に書けば、18歳を超え、20歳未満の少年が二人殺すと、これまでは無期刑だったが、この裁判で死刑が確定すれば、今後はかなりの確率で死刑になるだろう。そうした立法府での法改正を経ない、政治的な運用上の厳罰化を押しとどめるには、やはり、個別の司法の場で戦うしか手段はないとはいえないか?もちろんメディアがきちんと機能していれば、まさしくそうしたことはメディアの役割のはずだが…。そもそも弁護士が死刑廃止論者だろうが、死刑存置あるいは強化論者だろうが、もし死刑判決の可能性のある刑事弁護を引き受けたなら、なんとか死刑判決を回避するために努力するのが職業倫理ではないか。

 それでは遺族感情はどうなるのか? 確かに刑罰の重要な役割の一つとして、被害感情の修復がある。近代司法において、仇討ちの権利を遺族から奪った以上、司法と行政は裁きと処罰を遺族に代わって責任を持って行わなければいけない。しかし、ここで重要になるのは、裁きと処罰とは、あくまでも、罪の軽重によって判断されるべきであって(罪刑法定主義)、決して、被害感情の軽重によって判断されてはならないということである。たとえ、遺族の叫びがどんなに我々の心に響いてこようと、あるいは、こまいと、それによって量刑が左右されてしまえば、近代司法の原則は崩れてしまう。例えば、もしも今回の被害者が、施設育ちで肉親がおらず、シングルマザーで父親の名前もわからなかったとしたら、量刑は軽くなってもいいのだろうか?いいはずがない(と、私は信じる)。死んだ二人の無念を代弁してくれる遺族が誰もいなくても、その無念は司法によって平等に裁かれなければいけないというのが近代司法の精神である。
 さらに話を複雑にしているのが、司法解剖鑑定書と検察や裁判所の事実認定の不整合に代表される、一審・二審の検察・弁護士・裁判所三者の怠慢といい加減さである。検察が裁判を有利に運ぶために「でっちあげ」たのか、勘違いしたのかはさておき、事件直後に行われた司法解剖の鑑定結果と検察官が書いた起訴状に大きな食い違いがあるのは動かしようのない事実だ。また、被告に対して、動機や犯行様態に対する十分な聞き取りも行われていなかったようである。例えどんな極悪非道な罪人だとしても、人一人を死刑にしようかという裁判で、杜撰としか言いようがないはずだが、なぜか、テレビには検察批判は起こらず、逆に、検察OBの大沢孝征弁護士が、ワイドショーをはしごして「同じ弁護士として恥ずかしい」などとけたたましく弁護団を非難している。「枝葉末節のこと」と切って捨てるのは容易いが、司法とはそもそも、事実に基づいて厳粛に行われるものであって、怒りにまかせて裁くものではないはずだ。
 また、テレビでは、「事実認定は最高裁で終わっている。今頃それを引っ張り出すのはおかしい。」(「NEWS23」膳場貴子キャスターほか)といったコメントも出されている。しかし、「刑事裁判では、民事と違い、時期に遅れた抗弁は主張できなくなるという規定はなく、被告人はいつでも前言を翻すことも、新たな事実を述べることもできることになっている」と「特ダネ」に出演した京都大学法科大学院教授の村上光鵄氏(元東京高裁裁判長;オウム裁判で村上康夫被告に死刑判決)は語っていた。確かにえん罪事件や、誰かをかばっている場合などに、以前の証言を翻すことを認めなければ、罪のない人間を罰してしまったり、罪以上の処罰を下してしまったりする危険性が出てくるわけだ。
 感情は人間の意志決定にとって重要なファクターであることは言うまでもない。そしてテレビは感情を動かすのが得意な媒体だ。しかし、だからこそテレビに感情を振り回されないように、事実と知恵を感情に対置させる必要があるのではないだろうか。
 
 この裁判のひとつの側面は、死刑判決の分水嶺に対する政治と司法の綱引きである(政治権力にとっての厳罰化は威信の拡大、国民拘束力の増大を意味する)。そして、政治は遺族に寄り添うふりをしながら世論の後押しを求め、結果的にTVメディアがそれに全面的に荷担している。「赤ん坊を頭上から床に叩きつけた」という表現は、いかにもTV向きな残虐な表現であるが、今、弁護団は司法解剖鑑定結果をもとにしてその事実を否定している。しかし、立ち返って、では叩きつけていなくて、別の殺害方法だったらば、少年は死刑を免れるのだろうか?世論は、間違いなく「赤ん坊を頭上から床に叩きつけた」というフレーズに激情し、死刑やむなしという方向に傾いた。また、拘置所で別房の少年からの挑発的な手紙に返事した「全く反省していない」手紙が、検察からマスコミにリークされ、世論は再び激情した。しかし、この手紙に関しては「少年が罪の意識から逃れるために、強がって書いたもの」として、二審で証拠として却下されている。こうしたディテールはTVは意図的に落とす。また日本の無期刑がすぐに出てこられる非常に軽い刑だという誤解や誤報をだれも修正しようともしない。
 この裁判は遺族にとってはきわめて個人的で特別で個別的な大切な裁判である。しかし、近代司法という枠組みを尊重するなら、被害感情の修復は、裁きと処罰だけではカバーしきれない。それには別の補完的なプロセスのアプローチが必要であって、実際、ヨーロッパなどでは様々な試みが行われ、一定の成果を上げているというが、依然として、近代司法が超克しなければならない課題である。
もう一度書く。この裁判の、ひとつの、しかし、とても大きな側面は死刑判決の分水嶺に対する政治と司法の綱引きである。
 
それからもうひとつ、これまで、死刑判決が出るときは、「特段の事情があって更正を望む余地がない」と判断された場合であった。すなわち「原則無期刑、やむを得ない場合は死刑」ということだった。つまり、刑法に死刑はあるが、それは極刑の名の通り、あくまでも特別な刑罰なのであるという共通認識が存在した。ところが、今回この事件では最高裁の段階で、「死刑回避に足る事情」をもう一度精査せよという判断が下った。つまり「原則死刑、特別な場合は無期刑」ということになっている。こうしたところにも、最高裁が政治にかなり引っ張り負けている危機的状況が垣間見える。
 で、それでいいのだろうか?

 小室直樹氏の著述によれば、「刑事裁判において、裁判官は容疑者ではなく、検察を裁いている。検察が容疑者が有罪であることを立証するにあたって、適正な法的手続き(due process of law)にしたがっているか、そしてその立証に破綻がないかをチェックするのが刑事裁判なのであって、犯罪者を裁くのが刑事裁判ではない。」
 これが近代司法における「推定無罪の原則」の所以である。したがって、弁護士が有能だろうが、無能だろうが、判決にぶれがないのが本来の司法の姿である。弁護士の仕事はもっぱら、検察に茶々や突っ込みを入れて、有罪立証の甘さや破綻をつくことにある。

 メディアの裁判報道にとって、こうした啓蒙は必要不可欠なはずなのだが、そもそも、そんなことを全く知らない人間たちが番組を作っているという悲惨な状況が今の日本の現状のようである。
テレビで、司会者やコメンテーターが「あの弁護士は死刑廃止論者ですからね」「あの精神科医も死刑廃止論者ですから」といった言葉を聞くとき、かつてのレッドパージ(「赤刈り」)を思い出す。「やつらはアカだから」という一言が、その他のすべての実績も主張も無力化させてしまう。個人の思想信条の領域と、職業上の任務の領域を意図的にごちゃ混ぜにして、後者を全否定してしまう。そうしていつの間にか、日本においても少なからずのパーセンテージを占めているはずの(そして現実問題として世界の趨勢でもある)死刑廃止論さえもエンガチョにしてしまい、その是非の議論さえも行いにくい状況にしてしまう。どこまでが、はかられたもので、どこまでが、偶然なのか。
 いずれにしても、個人の思想信条に対する批判と、職務における主張に対する批判は明確に区別されなければならないことは当たり前のことであり、もとより、個人の思想信条はそもそも非難されるべき対象ではないことを、メディアの人間も視聴者も思い起こすべきである。例えば、あるレズビアンの政治家が女性の権利を守る法案を主張したとき、その法案を批判するのに、その法案の内容そのものではなく、それはあなたはレズビアンだからだと批判するのは、批判として意味をなさないのとおなじことだ。
 もしあなたが弁護士だとして、心情的に死刑廃止よりの考えを持っていたり、この裁判の政治的側面に疑問を持っていたとしても、自ら進んで世間の批判の嵐にその身をさらし、多くのクライアントを失ってまで、あの弁護団に加わる勇気、あるいは、厚顔無恥さはありますか?

2006.05.24収録 videonews.com マル激トーク・オン・ディマンド 第269回
私が重大犯罪の被告を弁護しなければならない理由
ゲスト:安田好弘氏(弁護士)
より抜粋

(参照)
Yahoo!動画
山口県光市「母子殺害事件」 弁護団記者会見(1) 全6回(00:09:07) )(2007年6月28日 広島弁護士会館にて 撮影:綿井健陽) (C) ASIAPRESS

2007-08-20

■マッチポンプと責任転嫁 荒川"イルカのあらちゃん"『朝ズバッ!』顛末記

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the blame shift of "ASAZUBA!"

2007-08-18

■みのもんたがゴミ屋敷の放火を煽動している動画

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■世界陸上の陰で

homeless in the beautiful country

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IAAF World Championships in Athletics OSAKA 2007

2007-08-16

■吉崎隆 『朝ズバッ!』『ピンポン』チーフ・プロデューサー

みのには深々と頭を下げるのだが…

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■司会者の謝罪の仕方三者三様見比べ

極楽とんぼ加藤浩次 福沢朗 みのもんた
ちなみにみの以外は仲間の不祥事を詫びている

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■みのもんたいやいや謝罪 処分ゼロで幕引きはかる 不二家従業員 FAーオーナには謝罪せず(オマケ付き)

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■ディーゼル車「低公害」欧州では人気

日本メーカーはガソリンハイブリッド車で対抗する構えだが、最も低公害なのは、ディーゼルと電気モーターを組み合わせたディーゼルハイブリッド車のはず。高速網が発達して渋滞が少ない欧州ではディーゼルハイブリッドのメリットは小さいが、「停止、発進を繰り返す日本の道では、ディーゼルハイブリッド車こそ低公害車の主役」という見方もある。(読売新聞)

ディーゼル車「低公害」欧州では人気

黒煙やNOx大幅に改善

 「うるさい」「排ガスが汚い」などのマイナスイメージが強いディーゼル車。ところが欧州では逆に「環境に優しい」と人気が高く、西欧では乗用車の新車販売の半分近くがディーゼル車だ。日欧の評価が逆な理由は、ガソリン車との特性の違いにある。(栗原守)

燃費の良さ

写真

東京モーターショーでプジョーが展示したディーゼルエンジン。欧州メーカーはディーゼル車展開に積極的だ

 ディーゼル車とガソリン車の違いは、燃料に使う軽油とガソリンの性質の違いによるところが大きい。

 火を近づけると引火する温度(引火点)はガソリンがマイナス46度以上、軽油は約40度以上。一方で、空気中で自然に発火し始める温度(着火点)はガソリンが約500度、軽油は約350度。ガソリンの方が火を近づけると燃えやすいが、自然発火しやすいのは軽油の方だ。

 だからガソリンエンジンは電気の火花で点火するが、ディーゼルエンジンは気化した軽油を圧縮して自然発火させる。点火のタイミングがずれたりせ ず、構造も単純なため、一般的にガソリンエンジンより熱効率が良く、燃費もいい。地球温暖化を招く二酸化炭素(CO2)の排出量も少ない。

 ノッキングなどの誤動作が少なく、エンジンの高出力化も図りやすい。重い荷物を運ぶトラックがディーゼルエンジンを積むのは、このためだ。

地球温暖化に関心

写真

(上)来年には国内でディーゼル車発売を予定している、メルセデス・ベンツ「Eクラス」
(中)国内でほぼ唯一の乗用タイプディーゼル車、トヨタ自動車の「ランドクルーザー100」
(下)BMWが西欧で売る乗用車の過半数はディーゼル車(写真は530d)

 一方、「窒素酸化物(NOx)や粒子状物質(PM)・黒煙の排出量が多い」といった短所は、コモンレールシステム=「即解カーテクノ」参照=など の技術で改善されつつある。地球温暖化問題への関心が高い西欧では、新車販売の半分近くはCO2排出量が低いディーゼル乗用車。独BMWがフランスで売る 8割以上を占める。日本メーカーも欧州ではディーゼル車を販売し、トヨタ自動車は高級車「レクサスIS」でもディーゼル車を発売予定だ。

 しかし、大気汚染が社会問題となってきた日本国内では「排ガスのすす=公害」というイメージが強い。国内ではトヨタの「ランドクルーザー」にディーゼル車があるだけで、ディーゼル乗用車は新車販売の0・1%にも満たない。

普及の余地

 ディーゼル車はエンジンが頑丈で高価なため、車両価格はガソリン車より高い。しかし、燃料の軽油は日本ではガソリンより安く、普及の余地はある。 「ディーゼル=悪」の誤解が消えるのをにらみ、欧州メーカーは日本へのディーゼル乗用車の売り込みを図る。独メルセデス・ベンツは来年にも「Eクラス」の ディーゼル車を発売予定だ。

 日本メーカーはガソリンハイブリッド車で対抗する構えだが、最も低公害なのは、ディーゼルと電気モーターを組み合わせたディーゼルハイブリッド車 のはず。高速網が発達して渋滞が少ない欧州ではディーゼルハイブリッドのメリットは小さいが、「停止、発進を繰り返す日本の道では、ディーゼルハイブリッ ド車こそ低公害車の主役」という見方もある。



(参照エントリー)お笑いみのもんた劇場: 視聴者をパブリシティーで謀り欺くことを企業に奨励する広告屋さん「電通」
トヨタは電通の最大顧客。電通の扱いが最も大きいテレビ局がTBS。
ひっそりと…
トヨタ「アイシス」、12万台をリコール
2007年07月17日21時28分

 トヨタは17日、乗用車「アイシス」12万2527台(04年9月~06年9月製造)のリコール(回収・無償修理)を国土交通省に届けた。ブレーキが踏まれたかどうかを感知するスイッチに不具合があり、シフトレバーがパーキング位置から動かなかったり、ブレーキランプが点灯しなかったりする恐れがある。

2007-08-15

■(投票結果)今後みのもんた氏はどうするべきだと思いますか?




  • 辞めるべき 3,303 (76%)
  • 辞める必要はないが自分で謝罪すべき 833 (19%)
  • 辞める必要もないし謝罪する必要もない 138 (3%)
  • その他 57 (1%)
  • 合計 投票数 4,331

(『お笑いみのもんた劇場』調べ
 投票期間: 2007/8/11 9:55 ~ 2007/8/14 9:55
 方法: Google Blogger サービスによる『投票』
 ご協力ありがとうございました。)
こちらでオリジナルシートを公開しています

■民放連会長「決定に対して世間の反応がどうか注目したい」

世間の反応も注目(2007年8月7日 東京新聞 朝刊)

 広瀬道貞民放連会長(テレビ朝日会長)の話 委員会決定に盛り込まれた判断の一つ一つは極めて貴重だ。当該放送局はもちろん民放連加盟全社の放送人が真摯に受け止め、放送倫理確立に向けた議論を深めてほしい。指摘された内容を含め、私たちは今後の番組制作に反映させていく。今回の決定に対して世間の反応がどうか注目したい。


2007年08月06日 (報道発表)BPO・放送倫理検証委員会の委員会決定第1号に関する広瀬会長 談話
2007年8月6日
(社) 日本民間放送連盟

BPO・放送倫理検証委員会の委員会決定 第1号
(TBS『みのもんたの朝ズバッ!』不二家関連)
に関する広瀬会長 談話

 社団法人日本民間放送連盟〔民放連、会長=広瀬道貞・テレビ朝日会長〕は本日、BPO〔放送倫理・番組向上機構〕の放送倫理検証委員会が公表したTBS『みのもんたの朝ズバッ!』不二家関連の2番組事案に対する委員会決定に関して、以下の広瀬会長 談話を発表しましたのでお知らせいたします。

 BPOの第三者委員会として本年5月12日に設立した放送倫理検証委員会が、初めての事案として審理していた標記番組について、委員会の判断が示された。当該番組に関し、その放送に至る経緯から番組内容、問題点、訂正・お詫び放送に至るまで、非常に詳細な調査と審理が行われており、川端和治・委員長をはじめ委員各位の約2か月にわたる真剣かつ厳正な取り組みに、感謝と敬意を表したい。
 今回、公表された委員会決定に盛り込まれた判断、見解の一つひとつはきわめて重要、貴重であり、当該放送局はもちろん、民放連加盟全社の放送人が真摯に受け止め、取材・制作現場において放送倫理の確立に向けた議論を深めてもらいたいと考えている。
 関西テレビの番組問題を端緒に、我々は、BPOを新たに機能強化する形で、番組向上・放送倫理向上の決意を示したところである。今回、委員会に指摘された内容を含め、私たちは今後の番組制作に反映させていく所存である。あわせて、今回の決定に対して世間の反応がどうか、そこにも注目したい。
以上

この件に関する問い合わせ先:民放連〔会長室〕

2007-08-14

■「安倍さんかわいそう」作戦 みのもんた テリー伊藤 田原総一朗 by 電通

国民に同情、党員にガス抜きにんじん

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■吉川さんが「大丈夫ですよ!」といってた荒川のイルカが死んじゃった…?

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2007-08-12

■「新潟県中越沖地震死者11名」のニュース前に悪ふざけで踊るみのもんた(再録)

夕張ブランド失墜にはせせら笑う…

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次のニュースが何なのかを知らなかったのなら、そもそもTV司会者を廃業してもらいたい。

いつもの通り、謝罪も訂正もなかった。

■「小池百合子国辱大臣」に宮台真司がぼろくそ(オマケ付き)

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『マダム寿司』Madam SUSHI(22時06分追加)

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小池百合子防衛相が小沢代表を批判(日刊スポーツ 2007年8月9日)
(http://www.nikkansports.com/general/f-gn-tp0-20070809-238932.html)

 訪米中の小池百合子防衛相は8日午前(日本時間9日未明)、民主党の小沢一郎代表がテロ対策特別措置法延長に反対していることについて「湾岸戦争のころに言っていたことと同じだ。カレンダーが止まっているのではないか」と批判した。


ref.小池百合子はアメリカから帰って来るな!(きっこのブログ2007.08.09)

■朝日と産経の社説がこんなに一致するのは初めてみた!

「朝ズバ」問題―TBSは自浄の姿見せよ
朝日新聞 社説 0708/12

(http://www.asahi.com/paper/editorial.html)

「朝ズバッ!」問題 放送界への不信は消えぬ
産経新聞 主張 07/08/08

(http://www.sankei.co.jp/ronsetsu/shucho/070808/shc070808001.htm)

朝日(2007/08/12 )

「朝ズバ」問題―TBSは自浄の姿見せよ


 こんなずさんな番組、ふざけるなよ。打ち切りにしてもらいたいな。みのもんた氏も、自分が当事者でなければ、そう怒りをぶつけたくなるのではないか。

 NHKと民放でつくる第三者機関「放送倫理・番組向上機構(BPO)」の放送倫理検証委員会が、TBS系の「みのもんたの朝ズバッ!」に出した見解を読むと、そんな思いがしてくる。

 問題になったのは1月の放送で、不二家が賞味期限切れのチョコレートを再利用していたと報じたことだ。期限切れ原料の使用問題で、不二家批判が高まっていたころだ。「廃業してもらいたい」。みの氏はズバッと言い切った。

 不二家は「期限の切れたチョコレートが工場に戻ることはない」と抗議した。TBSは4月の放送で、「誤解を招きかねない表現があった」と訂正、謝罪した。証言した元従業員が不二家で働いていたのは10年以上前だったうえ、「チョコレートが工場に戻る」と語ったのは伝聞だったというのだ。

 検証委員会は、この二つの番組を対象に調査を重ねた。その結果、証言の捏造(ねつぞう)はなく、訂正放送によって視聴者の誤解は解かれたと判断する一方で、番組の取材や演出方法に「放送倫理上の問題があった」と指摘した。

 たとえば、取材者は元従業員がクッキーについて話すのをチョコレートのことと誤解していた。

 こんな甘い取材にもとづいて、みの氏は不二家の廃業まで口にした。制作者と司会者との打ち合わせも不十分だったと言うしかない。番組づくりの態勢そのものが深刻な欠陥を持っている、と委員会が指摘したのは当然だろう。

 検証委員会は、訂正放送が打ってかわって不二家にすり寄る不自然な内容になっていたことも問題にする。スタジオには不二家の商品があふれ、みの氏は「販売再開はうれしい」などと語った。

 それでいて、みの氏からは前言の撤回や謝罪はなかった。そもそも期限切れ商品の再利用はあったのか。核心をあいまいにした訂正とおわびは番組の信頼性を損ねる。この委員会の指摘は鋭い。

 それでも委員会は、TBSに第三者調査機関の設置などを勧告せず、見解表明にとどめた。ここは勧告に踏みきり、厳しく責任を問うべきでなかったか。

 検証委員会は、関西テレビの「発掘!あるある大事典2」の捏造事件をきっかけに設けられた。国家の介入を招く前に放送界の自浄力を示す。その目的を達成するためには、放送局に甘いと視聴者から見られてはなるまい。

 見解にとどまったことで、TBSはほっとしてはいけない。検証番組をつくり視聴者への説明責任を果たすべきだ。関西テレビの「活性化委員会」のような第三者機関を設けることも必要だ。

 TBSはかつて「民放の雄」と呼ばれた。復活を果たすには、厳しい反省と自浄の姿を外に見せていくしかない。

産経(2007/08/08 )

【主張】「朝ズバッ!」問題 放送界への不信は消えぬ

 TBS系情報番組「みのもんたの朝ズバッ!」の不二家報道で、放送倫理検証委員会が審理結果を公表した。

 今年1月、内部告発に基づく「不二家は賞味期限切れのチョコレートを溶かして、再利用していた」との報道に、不二家の信頼回復対策会議が「事実無根」と抗議、検証委に審理を求めていた。

 解せないのは、検証委が「放送倫理上見逃すことのできない落ち度があった」としながら、「責任を問うことはできない」とし、訂正放送や検証番組制作などの勧告を見送ったことだ。

 同番組は4月、告発者が10年以上前の伝聞情報として語ったことを最近の事実のように報道した、と「おわび」し、不二家側も「経営判断」で受け入れた。しかし、同社が実際に賞味期限切れチョコを再利用していたかという核心部分は不透明なままである。

  検証委はTBSの番組制作姿勢、不十分な裏付け取材を問題視し、「わかりやすさ」「おもしろさ」の重視が、安易な取材態度を生んだのではないかと指摘し た。みの氏の「廃業してもらいたい」などの発言にも一方的「断定」や性急な「断罪」は避ける方が望ましい、と一応は苦言を呈した。

 「わかりやすさ」「おもしろさ」への過剰な傾斜は関西テレビの「発掘!あるある大事典II」の捏造(ねつぞう)問題と通じる放送界の病根だ。厳しい自己抑制が求められるのはいうまでもない。

 にもかかわらず、検証委は、告発者が実在したというだけで、「捏造とはいえない」「(裏付け取材などの)不十分さは内部告発に基づく番組制作の困難さ」としたのはどうしたことか。十分な裏付けのない情報を報道機関が流すのは「自殺行為」といえる。

 あいまいな証言に基づく決めつけ報道が、不二家以上に従業員や家族まで傷つけた可能性は高い。そうした点を検証委は考慮したのだろうか。

 検証委は、NHKと民放で組織する放送倫理・番組向上機構が、「あるある問題」を受けて発足させた機関である。総務省の放送局への監視強化など行政介入を許さず、自主規制で信頼を回復するという放送界の強い意思を反映したものだったはずだ。

 TBSも検証委も、国民のテレビへの視線がかつてなく厳しくなっていることを自覚すべきであろう。


■不二家社長改めて否定、「チョコ再利用あり得ない」。(8月9日/日経金融新聞)

 不二家(2211)の桜井康文社長は八日、TBS(9401)の報道を巡る問題で争点となっている賞味期限切れのチョコレートの再利用は「一切あり得ない」と改めて強調した。
 NHKと民放でつくる第三者機関、放送倫理・番組向上委員会(BPO)が六日、TBSの放送倫理上の重大な問題を指摘しながらも、報道の根拠となった内部告発の根幹部分について「今後のTBSの取材調査」とともに「不二家の情報開示」も必要との見解を公表していた。
 桜井社長は八日、従来の主張を繰り返すとともに「業界の通例や科学的にもそんなことはあり得ない」と述べた。BPOが示した結論の中で、TBSの取材スタッフがクッキーの「カントリーマアム」との混同を指摘したが、同社長は「カントリーマアムもあり得ない」と強調。必要であればさらに情報を開示していく姿勢を示した。
 この問題はTBSが一月二十二日放送の「みのもんたの朝ズバッ!」で、不二家の平塚工場の元従業員の匿名証言を基に、同工場で賞味期限が切れたチョコを回収したうえ、牛乳を混ぜて再び商品化していたと報道。不二家は直後から「事実無根」としてTBSに抗議していた。
 BPOによって五月に新設された「放送倫理検証委員会」が、報道に虚偽の疑いがあるとして、第一号の審理対象として調査していた。だが同委が六日に公表した結論では「内部告発の存在自体に捏造(ねつぞう)はない」としたうえで、チョコの再利用については「行われたと信じるに足る相応の根拠が存在したことが認められる」と説明していた。(8月9日/日経金融新聞)

TITLE:日経ナビ2008:業界別ニュース
URL:http://job.nikkei.co.jp/2008/contents/news/inews/nt21auto028/NIRKDB20070809NKS0055.html

■「筑紫さんの『多事争論』はどんな遅くなってもみている。私の教科書だ」みのもんた

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2007-08-11

■視聴者をパブリシティーで謀り欺くことを企業に奨励する広告屋さん「電通」


Cozy Relationships among Minorikawa, Dentsu and Toyota
Ethical Lapse of Japanese TV
トヨタを褒めちぎるみのもんた(トヨタは電通の最大顧客、TBSは電通の扱いがもっとも多いテレビ局)

 みのもんたの大時代的なわざとらしさ全開のパブリシティやタイアップが満載の「朝ズバッ!」だが、電通直系のPR会社株式会社電通パブリックリレーションズのサイトにおおっぴらにこんな事が書いてあった。

TVパブリシティ

CMとは一味違うマーケティング・コミュニケーション手段として

CMとは別にニュースやトピックスとしてメディアに露出するパブリシティ。中でもTVパブリシティの場合には、CMでは伝わりにくい「価値」「文脈」「情報」を「映像」で訴求できるほか、「ストーリー性」を持つことから、話題づくりに最も効果を発揮します。
また、放映内容はあくまでメディア側=番組側が主体となるため、説得力の強い客観情報として視聴者に伝わります。視聴者にはCMにはない付加価値を持つ情報として捉えられることで、大きな効果を生み出す、重要なマーケティング・コミュニケーションの手段と言えます

TVパブリシティ実現に向けたアプローチ

企業サイドが提供する様々なパブリシティ素材を番組で取り上げるか否かの決定と、どのように取り上げるかは、メディア側=番組側にイニシアチブがあります。そこで電通PRではパブリシティ素材を番組で取り上げられやすくするためのプロモーションを展開しています。

メディアが情報素材として重視するポイント

(1)新奇性、意外性、話題性などのニュース的な価値、社会性、普遍性、必然性といった素材的価値があること
(2)フレッシュなネタであること。特定の媒体に決め込んだ排他的話法(おたくだけ)もありうる
(3)事実であること、リアリティがあること
(4)曖昧さがないこと
(5)社会的価値があること

特にテレビメディアが求める4つの基本条件

(1)社会性
(2)ニュース性
(3)季節性
(4)絵柄

具体的なアプローチ

(1)ニュースアプローチ
ニュース性が高ければ、記者発表会やニュースリリースで情報を提供し、報道系番組での放映につなげます。情報の提供やリリース先は、パブリシティ素材ごとに決定します。
(2)番組アプローチ
トピックス性が高ければ、報道番組、情報番組、バラエティ番組、料理番組、旅番組といった番組ごとの性格にあわせた企画に情報を付加加工し、番組のタイトルやコーナーなどに落とし込んだ形で各制作部署へアプローチします。
(3)その他のアプローチ
・特定人物の番組出演の実現
・ドラマ番組などへの、さりげない商品の露出(プレースメントPR)
・番組のロケ場所としての協力
・視聴者プレゼントの提供という形での協力



株式会社電通パブリックリレーションズのサイト「TVパブリシティ」より

 そりゃあ、広告枠売って入るカネも、パブリシティ斡旋して入るカネも、カネはカネだし、企業にとっては宣伝効果がより高いパブリシティを欲しがるのも当然だわな。
 どこの企業もテレビ広告予算を削る今、広告屋さんもテレビ屋さんも、パブリシティの売り込みに必死なわけだ。しかも、不二家バッシングの時みたいに「負のパブリシティ」で脅しもかけて、「ウチラと仲良くしておいた方が特ですぜ、ダンナ!」と、暗にほのめかしたりもするわけです。まあ、ヤクザ屋さんですわな。
 しかし、ずるいよなあ、企業側にTVパブリシティに使われるようにアドバイスするPR会社と、実際にTVパブリシティをやるテレビ局の収入源を握っていて放送内容にも巨大な発言力を持つ広告代理店とが、実質的に同じ電通なわけだから。大学の試験問題を作ったり、面接官をやったりする教師が、アルバイトで家庭教師をやるようなもんだね、もっとかな。
 まあ、最大の被害者は、視聴者、消費者、パンピーであるわけなのだが。
 放送法第51条の2[広告放送の識別のための措置]では、
「一般放送事業者は、対価を得て広告放送を行う場合には、その放送を受信する者がその放送が広告放送であることを明らかに識別することができるようにしなければならない」

と規定されている。
 だけど「直接的には」対価を得ていないはずのパブリシティには、それを縛る法律もガイドラインも存在しないようだ。まあ敢えて言えば、
民放連の定めたガイドラインである「日本民間放送連盟 放送基準」の第6章 報道の責任にこんな記述がある。

(32) ニュースは市民の知る権利へ奉仕するものであり、事実に基づいて報道し、公正でなければならない。
ニュースの報道は、なによりも正確かつ公正でなければならず、公平で客観的であることが求められる。
取材にあたっては、まず事実を確認し、また対立している問題については多角的に取り上げ、一方に偏ることのないよう配慮しなければならない。
ドキュメンタリーや情報系番組においても虚偽や捏造が許されないことはもちろん、過剰な演出などにならないように注意する。
スポーツニュースおよびニュース性を持つ各種番組の取り扱いも、報道の各条項に準ずる。

(37) ニュース、ニュース解説および実況中継などは、不当な目的や宣伝に利用されないように注意する。
放送の公共性から考え、ニュース、ニュース解説、実況中継が、報道目的・制作意図とは別に、結果的に一部の不当な宣伝や目的に利用されることは十分、警戒しなければならない。
不当な目的とは選挙の事前運動などを指すが、政治活動以外に想定されるケースとして、商行為や宗教活動などがある。

 現実には広告主が電通を通してTV局にCMの広告料を払うのも、電通PR社に顧問料を払うのも、広告主にとっては同じことだ(しかもパブリシティの方がおいしい)。視聴者、消費者は、振り込め詐欺の被害者のように無防備さと純朴さにつけ込まれる。
 ここで問題になってくるのは電通とテレビ局の間のお金の流れ。広告の場合は電通が代理店として20パーセントのマージンをふんだくる。パブリシティの場合はカネは直接電通PR社に入り、これだけの流れでは、TV局には一銭も入ってこない。じゃあ、本当はどうなってるんだろうかと…
 広告主、広告代理店、TV局の間のチカラカンケイとカネの流れ。政治家の「事務所費経費付け替え」とかが連想ゲームのようにアタマを走馬燈のように流れていくのであった。

(参考用語:「パブリシティ」「ペイドパブリシティ(記事広告)」「タイアップ」「提灯記事」)

 蛇足になるけど、前掲の「民放連の放送基準」や、TBSが坂本オウムビデオ事件の反省から改訂したという「TBSの放送基準」、あるいは、WHO(世界保健機関)が出している「自殺事例報道に関するガイドライン」なんかを熟読してから『みのもんたの朝ズバッ!』をみると、現在のTBSがそれらを「くそ食らえ!」と思っていることがよくわかるので、なかなか感慨深い。
 ついでにいうとTBSの「番組審議会」もまったく機能してないね。

2007-08-10

■こんなにみんなみのにもBPOにも怒ってます

下の記事についてのブログ

「朝ズバッ!」訂正放送も見苦しい、「番組の信頼性損なう」問われる自浄能力
(ビジネス‐メディアニュース:イザ!)08/07 08:19

■放送倫理検証委員の吉岡忍氏の本音

制作側の代弁者に成り下がったこの人にどうやって中立性を期待できるのだろう?

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 まるで三権分立の原則さえも否定しかねない「権力=(イコール)悪」といった主張に聞こえる。市民・国民が、ある一定の制約の枠の中で、権力を自分たちで設定し、自分たちを統治させるのは、民主主義の大原則だ。総務省、国家という権力から支配されないために、BPOに権力を託したのではないのか?民放連の広瀬会長は6月20日の国会質疑で「BPOは放送界の最高裁」とはっきり断言した。BPOや検証委をつくった民放連の会長が言ったことを、なぜ委員が否定し、持論に基づいた正反対の行動を行うのか?これでは、刑務所の看守に雇われた人間が、例え犯罪者でも自由を拘束されるべきではない、といって脱走の手助けをするようなものではないか。どのような思想信条を持つのも自由だが、組織に入っておきながら、詭弁を弄したり、好き勝手な解釈をして、本来の組織の目的やルールと正反対の行動を行うなら、それはアンフェアだ。
 権力を否定するというのは、警察も裁判所もなく自主的にうまくいく世界を夢想しているかのようだ(ほんとに実現すれば悪くないけどね)。すべてのキー局が上場している以上、自主性に任せれば、企業利益追求=視聴率最重視になるのはむしろ必然だ。それが資本主義社会での営利企業としての責任なのだから。我々は、好むと好まざるとに関わらず、今そのような社会に生きているのだ。そのよう前提の上で、公共性と公正性の維持をメディアが担保するには、利潤とは違う縛りやインセンティブが必要になるのは当然だ。TVという存在そのものが巨大な権力なのであるから、その権力に拮抗しうる権力を持つ機関がなければ、TVが暴走するのは必然だ。それを局自身の自主性と話し合いに任せるというのは絵空事だ。そもそもそこには、視聴者たる市民の視点も、報道被害者の視点もない。メディアが権力を監視するならば、メディアの権力を誰が監視するのか?
 はっきり言ってこの人にはもう検証委員を廃業してもらいたい。

■郷原さん with 渡辺真理ちゃん

TBS RADIO ACCESS

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■勝ち誇ったようなTBSの公式発表

本日の放送倫理・番組向上機構(BPO)「見解」を受けてのTBSコメント
2007年08月06日
TBS総務局 広報IRセンター


 本日、BPO・放送倫理検証委員会から、当社『みのもんたの朝ズバッ!』不二家関連の2番組に関する決定が、「見解」として示されました。
 TBSといたしましては、この「見解」を
真摯に受け止め、今後の番組作りに活かしていきたいと考えております。

  「見解」では、内部告発者が確かに存在し、チョコレートについても「パッケージし直し」「再利用していた」という発言が存在していたこと、通報者の発言に は放送に値する真実性があると判断したことにはそれなりの合理性があったこと、122日の放送の時点において、通報者の発言と告発内容を信じるに足ると の一定の心証を得、
放送するという判断に至ったことには、それなりの根拠が存在したこと、などの点が評価されています。
 その意味で、本番組における放送に、いわゆる
捏造がなかったことが確認されたものと考えております。

 しかしながら、他方、「見解」は、本番組における問題点も厳しく指摘しています。
 通報者の発言がしっかりしているものであるにもかかわらず、撮影取材の時間が短く、通報者の発言内容を正確に伝えることができない結果となったこと、編集上の問題として、時期特定の曖昧さや、カントリーマアムとチョコレート混同などの問題が生じていること、演出上の問題として、不正確なイラスト、伝聞事実と目撃事実との不十分な区分け、断定的なコメント、などが存在すること、放送前の打ち合わせや番組の体制の不十分さなどが指摘されています。
 また、418日の『お詫び』番組そのものについても、時期が遅すぎることやその内容を含めて、厳しいご指摘を頂きました。
 418日の番組でお詫びした内容も含まれておりますが、「見解」における指摘は、単に
番組を制作した個人や出演者の問題ではなく、番組制作体制・システムの問題として提起されています。

 この問題を受けてTBSでは
既に、編集過程をチェックするための「制作過程チェックシート」や、スタジオ出演者を担当する「MCプロデューサー」システムを導入していますが、今回の見解を受け、さらに改善のための取り組みを進めていく所存です。

以上

TBSホームページのニュースリリースより



TBS社長ら役員報酬返上
一連の番組不祥事で(2007年6月27日共同)


 情報番組「サンデー・ジャポン」での不適切な演出やバラエティー番組「新SASUKE2007」収録中の出演者の事故など一連の不祥事を受け、TBSの井上弘社長ら6人が役員報酬の一部を返上していたことが27日、分かった。
 TBSによると、井上社長は6月分の報酬の30%、専務2人は同20%、常務ら3人は同10%を11日付で返上。「このところの番組関連での不手際について襟を正す意味で返上を決めた」としている。
 また25日付で「サンデー-」の担当プロデューサー2人を出勤停止1日とけん責、番組担当の部長ら2人をけん責、「新SASUKE-」の編成担当者ら3人を減俸処分とした。

■再録・「BPOは放送界の最高裁」民放連会長

なのに検証委は「委員会は放送界の監督官庁でも、裁判所でもない。」

■「複数の情報提供者」BPO検証委の最終見解でも真偽解明されず

なのに「情報提供者のねつ造なかった」という結論出した検証委。VTRの流用は「カントリーマアムがチョコレートだと思っていた」


被削除

 流れを追っていて、事の真偽は別として、どうもしっくりこないところがあった。不二家側の主張は郷原氏らがまとめた信頼回復会議の報告書や、数々の報道でだいたいわかった。電話メモやTBS側から送られてきたFAXの資料も不二家側は公開している。倫理検証委員会の決定書も全文がホームページに掲載されている。何かが足りない。そうTBS側の主張が全く公開されていないのだ(その言い分はほとんど検証委の「見解」で代弁されているわけだが)。日頃取材を行う側の情報番組が、自らのことに関しては一切情報公開しないというのは、一種のブラック・ジョークだろうか?

 付け加えれば、検証委がこうした結論に至った経緯もほとんど公開されていない。BPOのホームページには申し訳程度に「議事要旨」がアップされているが、誰が何を言い、どういう風に議論が推移したかはまったくわからない。まるで公正な議論は行われなかったと疑ってくれと言っているようだ。

2007-08-08

■ラザーゲートとみのゲート

 今回はいつものとはちょっと変えて、普通のブログ調で…
 アメリカのCBSテレビ番組「60ミニッツ」で、2004年の大統領選前にブッシュ大統領の軍歴疑惑を報道。しかし、番組放送の翌日から、証拠とされる一部の文書が捏造されていることを、多くのブロガーが協力して突き止め、CBSも捏造を認めた。これにより、同番組のプロデューサーら4名が解雇され、24年間にわたってCBSの看板ニュース番組「CBSイブニングニューズ」のアンカーマンを務めた同番組の著名キャスター、ダン・ラザーも、2005年3月に降板した。この一連の事件をラザーゲート(ダン・ラザー事件)という。
 2004年のアメリカ大統領選前に、CBSの「60ミニッツ」が、掴まされたガセネタをもとに、ブッシュ大統領の軍歴疑惑を追及したため、後に担当プロデューサー4名が解雇され、看板キャスターのダン・ラザー氏が降板した事件があった。いわゆる「ラザー・ゲート」だ。保守系ブログに追求されたCBSは独立調査委を設け顛末を224ページにわたる調査報告書をまとめ、証拠が偽物であったことを認めた。独立調査委の報告書は「近視眼的熱意がCBSジャーナリズムを誤らせた」「明らかな偏向はなかった」としているが、CBSは結果としてガセネタを元に批判をしたことを重く受け止めて、前述のような処分に至ったわけだ。
(参考)400字で斬る国際情勢ニュース(830)◆「ラザーゲート」の幕引き◆

 今回の『朝ズバッ!』虚偽ねつ造報道疑惑に関して、仮にBPOの検証委の見解を100%信じたとすると、この事件と図式は似ている(もちろん「朝ズバッ!」と「60ミニッツ」の取材能力などは全く次元が違うのだが)。つまり、ガセネタをもとに痛烈に批判した。平塚工場に10年前に勤めていたとする女性は、それが事実なら、当然、平塚工場ではカントリーマアムは製造されていなかったことを知っていたはずだ。にもかかわらず、伝聞ではあるが、返品されてきたカントリーマアムのパッケージを付け替えて再出荷していいたと証言しているのである。すでにこの段階で、この証言が「ガセネタ」だということは明らかだ。検証委の報告書は、TBS側に「悪意はなかった」と決めつけて、「証言者は確かにいた」(仕込みじゃなかった)、ということを根拠に「ねつ造はなかった」、したがって、この点で「放送倫理上の責任を問うことは出来ない」と結論づけた。TBS側が意図的にカントリーマアムの証言VTRをチョコレートのものとして「再利用」したのではないという立証は行っていないにもかかわらず、だ。しかも、10年前の話であることや、伝聞であることを伏せていたことも、「不注意」、「不勉強」だったが、個人的な責任はなく、番組制作全体に内包される問題だとした(つまり、責任をとるべき人間はいないということを言いたいらしい)。
 私は個人的には、真実はもっとずっとずっと悪質なものであったという疑念を強く持っているのだが、検証委の言い分をすべて認めたとしても、同じようなケースで、CBSは4人のプロデューサーを解雇し、看板キャスターが降板したことを繰り返し書いておく。
 しつこいようだが、CBS独立委の報告書は224ページ。BPOのは何ページだったっけ?
 別にアメリカをよいしょする気はないが、視聴者に対する信頼回復への真剣さが紙数にもあらわれている気がする。

■郷原氏「BPOは身内の傷を舐めあう機関だ」

TBS不二家報道で重大ミス 朝ズバッ!「捏造疑惑」晴れず (J-CAST ニュース)

同委員の吉岡忍氏によれば「クッキー(「カントリーマアム」)とチョコの違いが分かって
 いなかったんじゃないか」ということらしい。

「取り違えていた」というのは信じがたい


 しかし、不二家の「信頼回復会議」の議長を務めた郷原信郎教授はこれらの判断を猛批判している。
 郷原教授はBPOの審理を受け記者会見し、「まったく評価できない」「十分な調査をして適切な結論を
 出したといいがたい」とし、BPOを「身内の傷を舐めあう機関」であるとした。

 同教授は、TBSが放送前に不二家広報に、「カントリーマアム」について、「賞味期限が
 切れていたので捨てようとしたら上司に怒られ、それを再度新しいパッケージに入れて製品と
 していた」という証言の事実確認を行っていたことを挙げ、「平塚工場でカントリーマアムを作って
 ない時点で、証言が無価値で信用性が失われることは明らかで、それを『(チョコとカントリーマアムを)
 取り違えていた』『判断の誤り』と(BPOが)扱うのは信じがたい。むしろ、我々が『捏造』と指摘していた
 事実があったということだ」と指摘した。同教授によれば、不二家広報に取材した時点で「カントリーマアム」
 と「チョコ」の違いは明らかになったはずで、さらに別の証言者について「メモがない」「1回しか連絡が
 取れなかった」点については、「(裏づけというよりは)むしろ、疑わしい」もので「信用性がないのに
 事実として紹介した『捏造』」としている。

■BPOの玉虫見解に産経『主張』も切れた!

【主張】「朝ズバッ!」問題 放送界への不信は消えぬ(産経2007.08.08)

 TBS系情報番組「みのもんたの朝ズバッ!」の不二家報道で、放送倫理検証委員会が審理結果を公表した。

 今年1月、内部告発に基づく「不二家は賞味期限切れのチョコレートを溶かして、再利用していた」との報道に、不二家の信頼回復対策会議が「事実無根」と抗議、検証委に審理を求めていた。

 
解せないのは、検証委が「放送倫理上見逃すことのできない落ち度があった」としながら、「責任を問うことはできない」とし、訂正放送や検証番組制作などの勧告を見送ったことだ。

 同番組は4月、告発者が10年以上前の伝聞情報として語ったことを最近の事実のように報道した、と「おわび」し、不二家側も「経営判断」で受け入れた。しかし、同社が実際に賞味期限切れチョコを再利用していたかという核心部分は不透明なままである。

 検証委はTBSの番組制作姿勢、不十分な裏付け取材を問題視し、「わかりやすさ」「おもしろさ」の重視が、安易な取材態度を生んだのではないかと指摘した。みの氏の「廃業してもらいたい」などの発言にも一方的「断定」や性急な「断罪」は避ける方が望ましい、と一応は苦言を呈した。

 「わかりやすさ」「おもしろさ」への過剰な傾斜は関西テレビの「発掘!あるある大事典II」の捏造(ねつぞう)問題と通じる放送界の病根だ。厳しい自己抑制が求められるのはいうまでもない。

 にもかかわらず、検証委は、告発者が実在したというだけで、「捏造とはいえない」「(裏付け取材などの)不十分さは内部告発に基づく番組制作の困難さ」としたのはどうしたことか。十分な裏付けのない情報を報道機関が流すのは「自殺行為」といえる。

 あいまいな証言に基づく決めつけ報道が、不二家以上に従業員や家族まで傷つけた可能性は高い。そうした点を検証委は考慮したのだろうか。


 検証委は、NHKと民放で組織する放送倫理・番組向上機構が、「あるある問題」を受けて発足させた機関である。総務省の放送局への監視強化など行政介入を許さず、自主規制で信頼を回復するという放送界の強い意思を反映したものだったはずだ。

 TBSも検証委も、国民のテレビへの視線がかつてなく厳しくなっていることを自覚すべきであろう。

(2007/08/08 05:06)

■ハリー・ポッターのネタばらしをしたみのもんた(ネタバレ注意)

Minorikawa gives away the ending of "Harry Potter"

被削除

■BPO記者会見 2007.08.06

放送倫理検証委員会のTBS『みのもんたの朝ズバッ!』不二家虚偽ねつ造報道問題に関する記者会見

被削除

頭が切れちゃったけど…

■10年前不二家平塚工場に勤めていたという「内部通報者」の不思議。



 今気づいたのだけど、この「内部通報者」は、チョコレートだけでなくカントリーマアムについても証言していることが今回の委員会報告で明らかになった。しかし、平塚工場ではカントリーマアムを製造していない。この「内部通報者」が本当に平塚工場に勤めていたなら、当然、カントリーマアムは作っていないことを知っていたはず。するとこの通報者は、
  1. 本当は平塚工場で働いていなかった。
  2. 平塚工場で働いていたが、意図的に嘘の通報をした。
のいづれかの可能性が非常に高いのではないか。

 検証委は内部通報者の存在にねつ造はなかったとTBSがわの主張を追認しているが、委員はこの通報者にヒアリングもしていないし、、視聴したVTRや平塚工場で働いていた頃の同僚と一緒に写っているスナップ写真も顔が隠されていた。いったいどうやって、スナップ写真の女性と通報者が同一人物だと断定できたのだろう。
 しかも、この「内部通報者」の証言はすべて「伝聞」であったことが、報告書に明らかにされている。つまり、チョコレートの溶かし直しもカントリーマアムの包装し直しも、自分の目では見ていないと行っているのである。
 伝聞情報の通報者を「内部通報者」と呼べるのか?
 そもそも「伝聞」を「直接体験」であるように報じることは「不注意」ではなく「ねつ造」ではないか?

■「朝ズバッ!」不二家報道「捏造」疑惑。素材テープが示した事実は

「朝ズバッ!」不二家報道「捏造」疑惑。素材テープが示した事実は


誌名 : 週刊文春 [ 2007年08月09日号]
http://www.bunshun.co.jp/mag/shukanbunshun/index.htm
ページ : 54
発売日 : 2007年08月02日
カテゴリ : 社会
キーワード : TBS「朝ズバッ!」 、 不二家報道
キーワード2 : 放送倫理・番組向上機構(BPO) 、 放送倫理検証委員会 、 郷原信郎・桐蔭横浜大教授 、 信頼回復対策会議
記事の扱い : コラム等の記事


BPOが発表を8月6日まで引っ張ったのは8月8日発売の週刊文春合併号対策だったのかな?

■Yディレクター、Xプロデューサー、吉崎隆チーフプロデューサー、井上シャチョー

そもそもマスコミは
どうしてXプロデューサーやYディレクター、
それに吉崎隆チーフプロデューサー、井上シャチョーのインタビューとりに行かないんだ?
一般企業の出来事だったら、殺到するだろ?

2007-08-07

■みのもんた≪廃業するくらいの覚悟で、信念をもって経営にあたってほしいとの激励の思いも込めたつもりです≫(夕刊フジ)

みの謝罪にスバッ!とダメ出し…当の本人バカンス中


8月7日17時1分配信 夕刊フジ

不二家報道をめぐり、NHKと民放による第三者機関「放送倫理・番組向上機構」(BPO)の「放送倫理検証委員会」(川端和治委員長)から「重大な放送 倫理上の問題があった」と指摘されたTBS系の情報番組「みのもんたの朝ズバッ!」。“ダメ出し”は、司会者、みのもんた(62)にも及んだが、当の本人 は夏休み。7日朝の番組で、みののコメントが代読されただけだった。

 発端は、今年1月22日の放送。元従業員とされる女性の証言をもとに「賞味期限切れのチョコレートを集め、牛乳を混ぜて新しい製品とし再出荷した」などと報じ、不二家が社外に設置した信頼回復対策会議は「報道は捏造」と抗議した。

 TBSは4月18日放送の回で「行きすぎた表現やコメントがあった」と謝罪。だが、「捏造ではない」としたため、対策会議の議長を務めていた郷原信郎・桐蔭横浜大学法科大学院教授が5月、検証委に審理を求める申し立てを行っていた。

 検証委は6日、「番組内容に捏造があったとは言えない」が、「取材や編集の手法、事後の対応などで重大な放送倫理上の問題があった」とする見解を発表。みのの言動にもメスを入れた。

 例えば、1月23日の放送でみのが不二家にズバッと言い放った「廃業してもらいたい」発言。

 検証委が真意について照会したところ、みのは自身が水道メーターの会社を経営している経験を踏まえ、≪廃業するくらいの覚悟で、信念をもって経営にあたってほしいとの激励の思いも込めたつもりです≫と文書で説明したという。

 が、検証委は「口調や表情から『激励の思い』をくみ取れる内容とはなっていなかった」と切り捨てた。

 また、4月18日の“謝罪放送”も、みの本人の訂正やお詫びに類する言葉が無かったとした上で、「スタジオのお菓子は全部不二家にしますから」といった発言について、「あえて言えば不二家への『擦り寄り』『恭順』」と厳しく指摘した。

 こうした中、みのは、7月29日から家族と一緒にバカンスを満喫中。休暇は16日までの予定で、詳しい行き先は親しい関係者にも明かしていないというが、ヨーロッパ滞在説が有力だ。

 【竹内アナが“ズバッ!”とコメント代読】

■あるBPO検証委員の独り言。(ねつ造しました)

今回のbpoの文章の底流に流れるのは、結果として不二家側の指摘はすべて正しかったが、
それはすべて、TBSの下請け制作会社のディレクターの不注意と不勉強で「悪意」はなかった、ということ。

証言者(「内部通告者」)もいたので、結果として間違っていても、あの時点で放送することに妥当性はあった。もうちょっと慎重にやるべきだったけどね。証言者の身元確認やヒアリングはしたかって?そんなもんするわけないでしょ。「情報源の秘匿」。それにTBSの弁護士が会って話も聞いてるしね。
委員会は裁判所じゃないから事実関係の白黒はつけないよ。そっちの方はTBSと不二家で直接やってよ。そもそも、両者の間では
話し合いもついてるでしょ。郷原の馬鹿が出しゃばってるだけ。
したがって、ねつ造でもやらせでもない。
だから、関テレのような罰則も必要なし。

え、みの?あいつは最近調子に乗って、天狗になってるな。少し黙らせないと。
片山さんも落ちちゃったし、これからは民主党ともうまくやってかないとまずいから、あいつはしばらく干しといた方がいいね。
おわり。

■「TBS制作手法欠陥」(産経新聞)

放送倫理検証委が指摘したTBS「朝ズバッ!」の問題点(産経新聞)

【取材調査上の問題点】

 ・内部告発者に対する撮影取材が短く、質問が意味不明のところもある

 ・通報者や不二家広報とのやりとりを記したメモを紛失する不注意は責められるべきだ

 ・内部告発を取り扱う場合に、日替わりの制作環境がふさわしいか疑問。それを許容してきたTBS経営陣にも問題

 ・広報窓口に頼った取材では事実に肉薄できない。番組スタッフが地をはうような取材を十分に経験していない

【VTR編集上の問題点】

 ・ディレクターがクッキーの商品名とチョコレートを誤解したまま編集した。制作幹部も立ち会い、発言内容を正確に反映・要約すべきだった

【スタジオ演出上の問題点】

 ・番組制作者に、「伝聞に関する発言」と「直接目撃したことに関する発言」の証拠価値の違いについての理解がなかった

 ・みのもんた氏の「廃業してもらいたい」発言で、みの氏は「激励の思いも込めた」とするが、口調や表情からはくみ取れない

【「おわび」番組の問題点】

 ・みのもんた氏の発言に訂正やおわびに類する言葉はない。「廃業」「汚物」と強い口調で語っていた点にも撤回や訂正や謝罪を行わず、「スタジオのお菓子は全部不二家にします」といった「すり寄り」「恭順」の発言で、訂正とおわびの範囲をあいまいにした

 ・訂正やおわびの放送をするまで3カ月も要し、内容にも見苦しさとあいまいさがあり、番組の全体的な信頼性を損なった

(2007/08/07 03:16)

■みのもんたのズバッ!発言は“禁止”検証委がクギ刺す(サンスポ)


みのもんたのズバッ!発言は“禁止”検証委がクギ刺す(サンスポ)
断定的な発言がウリのみのもんた。今後は確証のある部分しかズバズバッ言えない?

 TBSの情報番組「みのもんたの朝ズバッ!」による不二家の不祥事報道について、放送倫理・番組向上機構(BPO)の放送倫理検証委員会は6日、「捏造があったとは言えないが、重大な放送倫理上の問題があった」との見解を発表し、TBSに真実性について検証すべきだと求めた。さらに司会のみのもんた(62)の口にクギを刺した。

 問題となったのは不二家の元従業員とされる女性が証言した1月の放送と4月の訂正放送。賞味期限切れのチョコを回収して牛乳を混ぜ、新品として出荷していたと報じた。みのは紙芝居風に紹介し「これはもう何をかいわんや」とズバッ。4月の訂正放送で「ペコちゃんに愛着があって大変厳しいことも言ったが、販売再開はうれしい」などと述べたが、おわびの言葉はなかった。

 見解では「問題は不十分な取材調査に起因し、司会者らの断定・断罪的言動によって誇張され、いっそうの悪印象を与える効果を発揮した」と指摘。「断定的コメントなどに起因する不適切な放送をしたことなどは放送倫理上、見逃すことができない落ち度であった」などと結論付けた。

 検証委は都内で会見。みのの発言について「取材の結果、裏付けができている範囲がどこまでか十分に知ってコメントするべきだった」と“何でもズバッ!禁止”との見解を示した。「4月の番組でみのが自分の言葉で謝罪すれば変わったか」と問われると「訂正放送のあり方として随分変わったと認識している」とズバッと斬った。

 TBSは「見解を真摯(しんし)に受け止め今後の番組作りに生かしていきたい」との談話を発表。みのについては「夏休み中。今のところコメントを出す予定はない」とした。
(サンスポ)

■Revenge of FUJIYA

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■取材手法のまずさ 浮き彫り 『朝ズバッ!不二家報道』BPO見解 みのの直言にも問題点(東京新聞)

取材手法のまずさ 浮き彫り 『朝ズバッ!不二家報道』BPO見解 みのの直言にも問題点

2007年8月7日 東京新聞朝刊


 放送倫理・番組向上機構(BPO)の放送倫理検証委員会(川端和治委員長)が六日、TBSの情報番組「みのもんたの朝ズバッ!」の不二家報道に対して重大な放送倫理上の問題があったとの「見解」を出した。同委員会の調査結果から、同番組の制作手法や訂正・おわび放送のあり方など、さまざまな問題点が浮かび上がった。 (近藤晶)
■不十分な取材

 「大きな問題は初動の取材。取材の薄さに私自身も驚いた。そこからさまざまな問題が起きた」。同委員会で今回の調査を担当した作家の吉岡忍委員は、見解を発表した会見で指摘した。

 チョコレート再利用疑惑について証言した不二家の元従業員とされる女性を取材したのは、制作会社所属のディレクター。放送(1月22日)の二日前、カメラマンらとともに女性と約一時間半にわたって面談したが、撮影取材はわずか十四分三十一秒だった。

 見解は「『わかりやすさ』や『面白さ』を前面に打ち出す情報番組の制作手法が『都合のよい発言』『使えるコメント』だけ撮影取材できればよいという安易な取材態度になっていないか」と警鐘を鳴らした。
■不注意な編集

 同委員会に審理を要請した不二家の信頼回復対策会議の議長を務めた郷原信郎・桐蔭横浜大法科大学院教授らは「証言を流用した捏造(ねつぞう)の疑いがある」と指摘していた。

 同委員会のヒアリングに対し、女性を取材したディレクターはカントリーマアム(クッキー)とチョコレートの証言を混同し、「比較的要領よく語っているカントリーマアムの発言を編集した」という。

 ただ、取材テープの検証から、女性はチョコレートについても「パッケージし直し」「再利用していた」と発言していることが判明。同委員会は「放送倫理上問題があるが、捏造とは言えない」と判断した。
■断定の危うさ

 取材や編集段階だけでなく、根拠の薄い断定コメントなどスタジオ演出上にも問題点があった。

 司会のみのもんたは、問題の放送後も不二家報道で「廃業してもらいたい」「異物じゃなくて汚物だね」と発言。同委員会が、発言の真意を照会したところ、みのは「激励の思いも込めたつもり」と回答したという。

 朝ズバは、みのの直言が人気でもあるが、見解では「内部告発に基づくテーマを扱う場合の基本は『問題提起』や『問いかけ』にあるべきであって、一方的な『断定』や性急な『断罪』は避けるほうが望ましい」と番組のあり方を戒めた。
■あいまいなおわび

 TBSは四月十八日になって、ようやく明白な誤り部分三点を訂正した。だが、司会のみのは「スタジオのお菓子は全部不二家にしますから」などと述べただけで、謝罪の言葉はなかった。

 見解は、こうした姿勢を「あえて言えば、不二家への『擦り寄り』『恭順』」と厳しく批判。この変節が、訂正やおわびの範囲をあいまいにさせ、番組としての朝ズバの信頼性を自ら損ねる結果を招いたとした。

 今回の見解には強制力はないが、同委員会の規約では「(局側は)見解などを尊重し、勧告を順守する」ことが求められる。川端委員長は会見で「TBSがどれだけ真摯(しんし)に受け止め、どう対応するのか注目している」と述べた。
TBS取材テープ調査に協力

 放送倫理検証委員会は今回の調査で、TBSに対し、内部告発者個人が特定されないよう画像や音声の処理を施した上で、取材テープを見せるよう求め、TBSも要請に応じた。委員らがTBSへ出向いて視聴し、証言内容を確認した。

 TBS広報部は「BPOの調査には最大限協力することになっており、要請があったので協力した。音声を変え、画像も本人が特定できないよう処理した上で見ていただいた」としている。告発者がテープを見せることを許可したかについては「控えたい」として明らかにしなかった。
夕方のニュース番組で伝える

 TBSは、放送倫理検証委員会が出した結論について、六日夕方のニュースで報道。「不注意なVTR編集など放送倫理上の落ち度があったものの、捏造はなかったとする見解を発表しました」と伝えた。

 横綱・朝青龍関関連のニュースの後、CMを挟んで午後六時十分から一分余り。「内部告発の存在に捏造はない。告発者の証言内容に相応の根拠が認められる」と委員会の判断を示したうえで、「不十分な取材」「不注意な編集」「断定的なコメント」「番組制作体制」などと、指摘された問題点を列挙した。自局のコメントも合わせて紹介したが、謝罪などはなかった。
世間の反応も注目

 広瀬道貞民放連会長(テレビ朝日会長)の話 委員会決定に盛り込まれた判断の一つ一つは極めて貴重だ。当該放送局はもちろん民放連加盟全社の放送人が真摯に受け止め、放送倫理確立に向けた議論を深めてほしい。指摘された内容を含め、私たちは今後の番組制作に反映させていく。今回の決定に対して世間の反応がどうか注目したい。

■BPO見解翌日の『朝ズバッ!』

「ねつ造なかった」勝ち誇るように…

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■郷原氏のコメント

新たな検証機関設置を/機を逸した感

 不二家の信頼回復対策会議の議長を務めた郷原信郎・桐蔭横浜大法科大学院教授「結論からいうと、BPOの見解は全く評価できない。BPOが要請に応える立場にないということは理解していても、十分に適切な結論を出していない。例えばカントリーマアムとチョコレートの件も事実認識が全く誤っているし、全体的に流れているトーンがTBS側の『不注意』に終始している。局側の話に偏り、放送倫理上の問題があるかどうか、TBSが本当のことを言っているのかどうかなどが検証されていない。放送に対する国家介入がなされるかもしれない現状にあって、BPOが防波堤になるものと期待していたのに、今回のことで身内の傷をなめ合う機関であることがはっきりした。客観的な立場で語れる新たな機関を設置する方向で動いていきたい。不二家側からすれば、疑いを完全に払拭(ふっしょく)するために訴訟を起こしても、民事上の損害賠償は実証されると思う」(産経)


私は「カントリーマアム」の証言をチョコレートの証言のように捏造した疑いを指摘してきたが、見解は「単に取り違えていた」と判断の誤りのように扱った。TBSの話が本当かどうかの検証は行われておらず、全く評価できない。
毎日新聞


「放送倫理検証委員会の決定はまったく評価できない。全体的にTBS側の話に立脚して述べているだけ。放送事業者たちがつくる組織に、当事者に厳しい調査や認定をする使命を課すこと自体に限界があったのかなと思う」
スポーツ報知



TBS『朝ズバッ!』が「チョコレート再利用の証言」として放送したVTR

しかし、実はカントリーマアムのことを語った証言(伝聞)だった。しかも、また平塚工場ではカントリーマアムは製造しておらず、この証言の内容そのものが誤りだった。その事実をTBS側も不二家広報に確認して知っていた。

今回の『見解』では「TBSのディレクターはカントリーマアムのことをチョコレートの製品名だと思って混同していた」とのことである。

■郷原弁護士(元検事)を恫喝するTBSプロデューサー

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■再録・みのもんたの罵詈雑言と豹変映像集(不二家)

『みのもんたの朝ズバッ!』の不二家バッシング

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■TBS「見解を真摯に受け止める」

って、
「結果を重く受け止めて、反省すべきは反省し…」とかいってたやつと同じだろ!

みの、今日の今日まで引っ張らせて、夏休みだとかって、海外に逃げてるようじゃ、
どっかの元大臣と同じだな!

■「内部告発の存在にねつ造ない」???

証言者には会ってないけどVTRみて本当っぽいから
「内部告発の存在にねつ造ない」

でも郷原氏が訴えたのは
「カントリーマアムの証言のVTRをチョコレートのことであるかのように使った。カントリーマアムは平塚工場で作られていない」
ということだろ

すり替えだよ

報告書を読む限り
「ねつ造あり」、が結論じゃないか!!!

2007-08-06

■これは警察のえん罪逮捕に対する弁解とそっくりだよ

捜査上、不備はあったが、操作方法そのものの根幹部分に重大な誤りはなかった。


カントリーマアムの証言をチョコレートのこととして放送したことを認めておきながら、それは担当ディレクターの勘違いということで済ませ、真相を追求していない。
確証を握る証言者に直接のヒアリングを行っていないばかりか、証言を補強したとするもう一人の証言者については、その存在すら確認出来ていないのに、TBS側の言い分を認めている。また、不二家側が否定している「確認がとれていないということにしてくれ」といことについても、「メモを紛失した」というTBS側の主張を受け入れている。


「委員会は放送界の監督官庁でも、裁判所でもない。公権力が放送界を直接に監理することの問題点はここではさておくとしても、委員会にはそれらとの本質的なちがいがある。委員会の役割は、放送対象となった事象それ25自体の真実性を究明することにあるのではなく、番組関係者が放送に至る経緯のなかで、どれほどその事象の真実性を明らかにする努力を払ったか、また番組においてそれにふさわしい演出を行なったかどうか、を放送倫理上の観点から検証することにある。」
いいかげんにしろよ、BPO検証委!
それじゃあ、真実は闇の中じゃないか。結局、しらを切ったもの勝ちになっちゃうよ。
民放連の会長は「検証委は放送界の最高裁のようなもの」って国会でも証言してるぞ!

■TBS 半年間 隠し通そうとしてきた罪は

放送されたA通報者の発言中に「賞味期限切れチョコレートをパッケージし直し、再利用していた」ことを示す発言として、「パッケージをし直すために裸にし てほしいと言われて……」と語っているシーンがあるが、取材テープ記録の前後関係から判断すれば、これはチョコレートではなく、クッキーの「カントリーマ アム」についての発言であった。(検証委の意見書「カントリーマアムとチョコレートの 混同 」より)

■これはすり替えだよ

これはすり替えだよ

郷原氏「カントリーマアムのVTRをチョコレートに流用したのは事実のねつ造行為」

放送倫理検証委員会「内部告発にはねつ造はなかった」

今回の調査で、郷原氏の言うとおりカントリーマアムの証言VTRをあたかもチョコレートのことのように使用したこと、しかも「伝聞証言」を、あたかも告発者の「直接体験」であるかのように報道したことが明らかになった。
これは「内部告発のねつ造」とかの問題ではなく、「TBSのねつ造」だよ。

■「放送倫理上重大な問題遭ったがねつ造なかった」というふざけたBPOの発表を報じるNHKニュースウォッチ 報ステ NEWS23 ZERO



■「放送倫理上重大な問題遭ったがねつ造なかった」というふざけたBPOの発表を報じる各局ニュース映像(1)



■郷原氏激怒「まったく評価できない」「十分な調査をして適切な結論を出したといいがたい」- J-CAST ニュース

不二家の「信頼回復会議」の議長を務めた郷原信郎教授はこれらの判断を猛批判している。
郷原教授はBPOの審理を受け記者会見し、「まったく評価できない」「十分な調査をして適切な結論を出したといいがたい」とし、BPOを「身内の傷を舐めあう機関」であるとした。

同教授は、TBSが放送前に不二家広報に、「カントリーマアム」について、「賞味期限が切れていたので捨てようとしたら上司に怒られ、それを再度新しいパッケージに入れて製品としていた」という証言の事実確認を行っていたことを挙げ、

「平塚工場でカントリーマアムを作ってない時点で、証言が無価値で信用性が失われることは明らかで、それを『(チョコとカントリーマアムを)取り違えていた』『判断の誤り』と(BPOが)扱うのは信じがたい。むしろ、我々が『捏造』と指摘していた事実があったということだ」

と指摘した。同教授によれば、不二家広報に取材した時点で「カントリーマアム」と「チョコレート」の違いは明らかになったはずで、さらに別の証言者について「メモがない」「1回しか連絡が取れなかった」点については、「(裏づけというよりは)むしろ、疑わしい」もので、「信用性がないのに事実として紹介した『捏造』」としている。
郷原教授はこれに加えて、

「この判断をもとにTBSに対し訴訟を提起すれば、民事上の損害賠償の立証ができる。訴訟をすることでしか不二家の信頼回復はありえない」

として、不二家がTBSを提訴するように促すとしている。
一方のTBSは、「BPOの見解を真摯に受け止め、今後の番組作りに活かして行きたい」とコメントしている。
j-cast

■放送倫理検証委員会 決定文「不二家関連の2番組に関する見解」 BPOのサイトのPDFファイルを普通のテキスト化しました

BPOのサイトのPDFファイルを普通のテキスト化しました(強調表示、赤字などはサイト管理人によるもの)。

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不二家関連の2番組に関する見解

2007(平成19)年8月6日
放送倫理検証委員会決定 第1号
TBS『みのもんたの朝ズバッ!』
不二家関連の2番組に関する見解

放送倫理検証委員会
委 員 長 川端 和治
委員長代行 村木 良彦
委員長代行 小町谷育子
委 員 石井彦壽
委 員 市川森一
委 員 上滝徹也
委 員 里中満智子
委 員 立花 隆
委 員 服部孝章
委 員 吉岡 忍
放送倫理・番組向上機構〔BPO〕

Ⅰ はじめに

1.放送倫理検証委員会の役割

放 送倫理検証委員会は、放送倫理・番組向上機構(BPO= Broadcasting Ethics & Program Improvement Organization)が掲げる「正確な放送と放送倫理の高揚に寄与すること」という目的を効果的に達成するために、あらたに設立された。
近年、放送界の不祥事が相次ぎ、放送への信頼が揺らいでいる。そうしたなか、言論と表現の自由を確保しながら、いかに放送倫理を自覚し、番組の質を高め、 視聴者の信頼を勝ち得ていくかは、現在の放送界だけでなく、この国の民主主義および社会と文化の未来をも左右する重要な課題と言わなければならない。
一方、日本の放送界は、放送法と電波法によって直接に行政の監理下に置かれ、折々に行政指導を受ける、という特殊な環境にある。欧米民主主義国などではど こも、政府から相当程度独立した規制機関が設置されているが、日本の場合、ロシア、中国、北朝鮮などと同様、公権力を監視すべき放送メディアが、公権力に よってじかに監理監督される、という状態がつづいている。こうしたいびつな状態を是正していくためにも、放送界がみずからを律し、多様・多彩な放送活動を 通じて、視聴者から信頼され、支持されることがますます大切になる。
委員会は、こうした時代的・社会的要請に応えるために、第三者の中立的立場から、放送番組や放送倫理のあり方について検証し、放送局とその関係者に提言するなどの活動を行なう機関として設立されたものである。
BPOは委員会の「運営規則」を策定し、各放送事業者とのあいだで「調査への応諾」や「勧告の遵守と周知」、さらには「再発防止計画の提出」等を定めた 「放送倫理検証委員会に関する合意書」を取り交わした。これらの準備過程を経て、委員会は2007年5月23日に第1回の委員会を開催するに至った。
もとより「倫理」は、外部から押しつけられるものではなく、内発的に生まれ、自律的に実践されることによって鍛えられるものである。放送倫理も例外ではな い。放送倫理は、放送に携わるすべての人々が日々の仕事のなかで自覚し、内部統制の制度や番組制作のガイドラインとして現実化され、具体的な場で活かすこ とを通じて、番組の質として現われてくる。放送界が放送倫理と番組の質的向上のたゆまぬ努力をかさね、多様・多彩な放送活動をより自由に行なうよう促すこ と――委員会がめざすのは、この一点である。
今般、こうした理念と運営規則と合意書に基づいて委員会が検討したのは、(株)東京放送(以下、TBSと呼ぶ)の番組『みのもんたの朝ズバッ!』(以下、 『朝ズバッ!』と略称することもある)が行なった(株)不二家に関する放送である。委員会はこの放送に、放送倫理上の問題があったのではないか、と判断 し、種々の資料を検討するとともに、関係者のヒアリング(事情聴取)を行ない、その結果を明らかにすることにした。
これは委員会が行なった最初の活動であるが、その内容に入る前に、委員会が行なう活動の種類、それぞれの中身、判断の意味等について、委員会の運営規則に沿ってあらかじめ明らかにし、この報告書を理解するための一助としておきたい。

2.「審議」と「審理」の区別

委員会の活動は、運営規則第2章に「放送倫理および番組の向上に関する審議」とあり、第3章に「虚偽の放送に関する審理」とあるように、2つに大別される。両者のちがいが、各章標題の「審議」と「審理」という言葉の相違に表わされていることに留意していただきたい。
第2章第4条に定められた「放送倫理および番組の向上に関する審議」には、こう述べられている。

第4条「委員会は、放送倫理を高め、放送番組の質を向上させるため、放送番組の取材・制作のあり方や番組内容などに関する問題について審議する」

これはわかりやすく言うと、例えば「バラエティー番組と視聴者意見」「政治報道のあり方」「制作委託契約の現状」等々と、放送界全体に共通するテーマを設定 し、その現実や問題点を検討することである。場合によっては、放送局とその関係者に、あるいは広く一般に委員会の意見を公表することもある。
こうした検討をするための素材として、委員会は、放送局に放送済みの番組テープや関連資料の提出を求めたり、参考人を招いて意見交換などをすることも あるが、あくまでそれは上記のような各テーマについて放送倫理の観点から「審議」し、そこで出された論点や意見を参考に、放送界全体が放送倫理と番組の質 的向上に取り組んでいただくための啓発的な活動である、と言ってよい。

これに対し、「審理」は、第3章の標題に「虚偽の放送に関する審理」とあるように、委員会が「虚偽」の疑いがあると判断した特定の番組について、その制作過程にまでさかのぼって検証する活動である。
運営規則第3章第5条は、こう述べている。

第5条「委員会は、虚偽の疑いがある番組が放送されたことにより、視聴者に著しい誤解を与えた疑いがあると判断した場合、その番組(以下「対象番組」という)について放送倫理上問題があったか否かの審理を行うことを決定する(以下、略)」

何 が虚偽であり、何が虚偽でないか、を判断するのは、じつは簡単なことではない。虚偽にも、存在しなかった事実をあたかも存在したかのように作り出す「捏 造」や「やらせ」に類する虚偽もあれば、番組制作者の誤解や過失によって、結果的に虚偽になってしまうものもあるだろう。あるいは、虚偽と過剰演出と一般 的演出との区別も、なかなか一筋縄ではいかない。
だからこそ、機械的に判断するのではなく、十分な審理が必要になる。たんに虚偽か否かを決めるだけでなく、その虚偽が「視聴者に著しい誤解を与えた」かど うかについても検討し、総合的・理知的に審理しなければならない。放送が、深く社会や文化に関わる事業活動であることを考えれば、これは当然のことであ る。
今般、委員会はこの規則に基づいて、TBS『朝ズバッ!』が「視聴者に著しい誤解を与え」るような「虚偽の疑いのある番組」を放送したのではないか、と考え、その制作から放送までの過程に、どのような放送倫理上の問題があったのかを「審理」することにしたのである。
第6条は、委員会が「審理」をするに当たって、「対象番組を制作・放送した放送事業者および関係者に対し、調査・報告および放送済みテープ等関連資料の提 出を求めることができる」こと、また「事情聴取(ヒアリング)を行うことができる」こと、等を定めている。今回、委員会はこの第6条に基づき、TBSに関 連資料の提出を求めるとともに、関係者からのヒアリングを行なった。
3.「見解」と「勧告」のちがい
委員会がこうして行なった審理の結果については、「見解」または「勧告」として当該放送事業者に通知され、また一般にも公表される。そのことを定めたのが、運営規則の第8条と第9条である。

第8条「委員会は、対象番組の放送内容に放送倫理上問題があったか否かについて審理し、放送倫理上の問題点を『勧告』または『見解』としてとりまとめ、当該放送事業者およびその放送番組審議会に書面により通知し、公表する(以下、略)」

第9条「委員会は、『勧告』または『見解』の中で、当該放送事業者に対し、再発防止計画の提出を求めることができる(以下、略)」

条 文からだけではわかりにくいが、一般的な字義上も、「見解」が「ものごとの見方や考え方」であるのに対し、「勧告」は「あることをするよう説き勧める」の 意味であり、「勧告」のほうがより強い働きかけの意味を持っている。「勧告」も当然ながら、委員会の「見解」に基づいて行なわれるものだが、たんにある見 方や考え方を示すにとどまらず、さらにいっそうの根本的な対策を求めるものである。
いずれにせよ、委員会は機械的に対応するのではなく、事例の態様や影響の大きさ等を注意深く見極め、当該放送局だけでなく、放送界全体の放送倫理と番組の質の向上に役立てられるよう、真剣に「審理」に臨みたいと考えている。

Ⅱ 審理の対象とした番組

委員会が審理の対象としたのは、TBSが放送した次の2番組である。

①『みのもんたの朝ズバッ!』2007年1月22日(月)放送分中の不二家関連部分

不 二家の元従業員の内部告発に基づき、同社平塚工場における賞味期限切れチョコレートの再利用疑惑を報じた内容であるが(午前7時08分から4分28秒 間)、不二家からの指摘・抗議を受けるなどして、のちに同番組は以下の番組②において、不正確・不適切な表現等があったことを認め、訂正とお詫びを行なった。
委員会は、このような事態が生じた番組に「視聴者に著しい誤解を与え」るような「虚偽」があったか否かを検討するとともに、取材調査に困難をともなう内部告発の扱い方について、放送倫理の観点から検証する必要があると判断した。

②同4月18日(水)放送分中の不二家関連部分

上記番組①で放送した内容の一部について訂正し、謝罪した内容であるが(午前6時38分から6分03秒間)、番組全体が不二家の広告と化したような不自然さが否めない。委員会は、番組中で訂正や謝罪を行なう場合の放送倫理上の問題を検証する必要があると判断した。
この2番組は、上述のとおり番組①の内容を番組②で訂正・お詫びするというものであり、委員会は、それぞれの問題点を指摘すると同時に、両者を密接に関連 し合った一対のものとして総合的に検証することにした。同番組はこの時期に不二家関連のニュースを断続的に取り上げており、審理に当たっては、適宜それら も参照した。

【特記】内部告発通報者に対する配慮

委 員会が検証した上記番組には、のちに詳述するように、不二家平塚工場の元従業員の内部告発が関わっている。マスメディアにとって、取材源の秘匿が譲ること のできない原則であることは言うまでもないが、他方で、委員会の審理にとっては、内部告発そのものがほんとうに存在したかどうか、その内容が番組に正確に 反映されていたかどうかを確認することが欠かせない。
委員会はまず、TBSから提出された撮影取材の際のテープ内容を、言葉どおりに書き起こした文字資料を検討した。ここでは、通報者の身元の特定につながる部分は空白にされ、その間の秒数が記されていた。
次に委員会は、TBSに、その未編集の撮影取材テープに記録されている通報者の顔や音声、収録場所の映像に、身元を特定できないような加工をすること、しかし、映像の内容とその順番、撮影時間はそのままにしておくことを求め、その上でテープを視聴した。
その結果、内部告発の通報者がたしかに存在したこと、また先に提出された文字資料が正確であることを確認した。
また委員会は、TBS報道局委嘱の弁護士が通報者に面談し、発言内容の再確認を行なって作成した内部「報告書」の提出を求め、その内容の確認と、上記の文 字資料や撮影取材テープとのつき合わせを行なった。同社コンプライアンス室の説明によれば、報道局委嘱の弁護士に依頼したのは、報道局が、『朝ズバッ!』 を制作している制作局とは別組織であることから、一定の客観性を確保できると判断したためだという。
マスメディアを通じた内部告発が、現代社会のさまざまな不正を明るみに出し、正すための有効な手段のひとつになっていることは疑い得ない。しかし、それが 有効に働くためには、マスメディアが通報者の身元を確実に秘匿することが不可欠である。たとえBPO放送倫理検証委員会であろうと、身元が明かされると なったら、今後、内部告発を行なおうとする人々に対し、萎縮効果を与えることにもなりかねない。
委員会はこの点を深く考慮し、今回の通報者の身元特定を避けながら、内部告発そのものの有無と内容を確認することにした。

Ⅲ 放送に至る経緯と番組内容

1.不二家問題の発生

2007 年1月9日(火)、食品製造販売を業とする不二家の埼玉工場において、消費期限切れ原材料を使用した製品が製造・販売されていたことが発覚し、以後数週間 にわたって大きく報道される事態となった。これを機に同社工場が各地保健所の立ち入り検査を受けるとともに、厚労省や農水省からも説明を求められた。
番組①は問題発覚から約2週間後、不二家に関する一連の出来事が社会問題化し、消費者や視聴者の大きな関心を集めていたさなかに放送された。

2.1月22日(月)放送分(①)の取材から放送に至る経緯

『み のもんたの朝ズバッ!』はTBSテレビ制作局が制作し、月曜から金曜までの朝5時30分から8時30分まで放送されている情報番組である。番組の責任体制 は、制作プロデューサーが全体を統轄し、その下に番組プロデューサーがおり、さらに曜日ごとに決められた曜日プロデューサーが担当曜日の制作現場を采配し ている。1月22日の放送日に当たる月曜日の班は、Xプロデューサーが統括しており、この月曜班には約20名のディレクター等のスタッフがいるが、その大 半は制作会社に所属している。
1月19日(金)午後3時頃、かつて不二家平塚工場で働いていたという女性(以下、A通報者と呼ぶ)からTBSに電話があり、『朝ズバッ!』月曜班のYディレクター(制作会社所属)が応対した。
A通報者は「10年ほど前から数年間、平塚工場で働いていた」と言い、同工場では「賞味期限切れのチョコレートを溶かし、製造し直していた」等と語り、翌20日午前中の撮影取材に応じることを承諾した。
Xプロデューサーら番組制作幹部はYディレクターから報告を受け、A通報者の取材をするよう指示した。
1月20日(土)午前、Yディレクターはカメラマン、ビデオエンジニア、ロケ車ドライバーを伴ってA通報者と落ち合い、車中や公園で約1時間半、面談し た。A通報者の撮影取材は公園内において、約14分間にわたって行なわれ、A通報者は「賞味期限切れチョコレートを溶かし、再利用していた」ことや、「売 れ残ってもどってきた(クッキーの)カントリーマアムを包装し直して、再出荷していた」等を語った。その前後、Yディレクターらは発言内容の再確認、A通 報者が持参した勤務当時の写真2葉の撮影を行ない、またA通報者も記憶に基づいて工場の配置図を手書きするなどした。
このときYディレクターはA通報者に「(同様の事実を知っている)別の人を紹介してほしい」と依頼し、同番組スタッフルームの電話番号や自分の携帯電話の番号を伝えた。
なお、TBSないし同番組からA通報者への「取材謝礼」「出演料」「情報提供料」等金銭の支払いは、この取材の際もそれ以後も行なわれていない。
A通報者と別れたあと、Yディレクターらは不二家平塚工場に向かい、その外観等を撮影するとともに、A通報者が描いた工場配置図がおおむね正確であることを確認し、帰社した。
同日夕刻、Yディレクターは不二家広報に電話し、A通報者の発言概要を伝え、事実確認を求めた。その後、不二家広報からYディレクターに電話があり、「工 場内で発生した成形不良品を溶かして作り直していることはあるが、返品を使うことはない」「平塚工場ではカントリーマアムを作っていない」等、A通報者の 発言内容を否定する内容の回答があった。
Xプロデューサーら同番組制作幹部は、A通報者の発言と不二家の回答を検討し、A通報者の発言を補強する別の材料が必要と判断し、この段階では放送を保留することに決めると同時に、Yディレクターにさらに取材を進めるよう指示した。
同日夜、Yディレクターの携帯電話に、A通報者からその電話番号を聞いたという男性(B通報者と呼ぶ)が電話をかけてきた。B通報者は平塚工場において 「パート(タイム雇用の)従業員のまとめ役のような仕事をしていた」と言い、A通報者の同工場勤務当時のニックネームを知っているなど、同工場の内情をよ く知っている様子だった。B通報者は「賞味期限切れチョコレートを溶かし、バケツ状のものに入れて、再利用していたことは自分も知っている」「カントリー マアムの件はわからない」等、A通報者の発言の主要部分を裏づけることを語ったが、電話音声の録音や撮影取材については承諾しなかった。この電話でのやり とりの後、Yディレクターは再度不二家に電話し、もう1人別の内部者がA通報者と同様の発言をしていることを伝え、確認を要請した。
1月21日(日)昼頃、Yディレクターは不二家広報に電話し、前夜の要請についての回答を求めたが、「まだ調査中であり、確認が取れていない」「放送する のであれば、『調査中』と言わずに、『確認が取れていない』と言ってほしい」旨の返答を得た(なお、任意に提出された「不二家信頼回復対策会議(郷原信郎 議長)」の資料によれば、上記2件の電話に関する記録は存在しない、とされる。番組制作者によるB通報者の発言の取り扱い、およびこの前後の不二家広報と のやりとりに関する記録の不備については、後述する)。
以上の報告を受けたXプロデューサーら番組制作幹部は、

  • (1)A通報者の発言に体験者にしか語れないリアリティーがあり、その内容も一貫していて、ブレがない。
  • (2)B通報者が同様にチョコレート再使用について明言し、他方で、知らないことは知らないと言うなど不自然さがない。
  • (3)不二家側も成形不良品を作り直す工程があることを認めていることから、返品を溶かし、再利用することも可能だったはずである。
  • (4)また不二家は放送する場合には、「確認が取れていない」というコメントにしてほしい、と放送されることを認識して応対している。

等々を検討し、翌22日月曜日放送の『朝ズバッ!』の1コーナーとして放送することを決定した。
その後、上司の指示を受けたYディレクターは、A通報者の発言のVTR編集を行なう一方、番組が契約しているイラストレーターに連絡し、上司のチーフディ レクターとともに発言の概略を説明し、チョコレート再利用工程の略図を示した上で、番組中に司会者みのもんたが使うフリップの作成を依頼した。

3.1月22日(月)放送分(①)の番組内容

「新証言…不二家の“チョコ再利用”疑惑」と題した約4分半の放送は、前後段の2パートで構成されている。前段では、不二家平塚工場で働いていたというA通報者が、顔を映さない、また音声を加工したVTR素材によって登場し、
(1)賞味期限切れチョコレートをパッケージし直し、再利用していた。
(2)賞味期限切れで返品されてきたチョコレートを溶かし、製造し直して、新品として出荷していた。
等々の内部告発を行なった。この発言に対する不二家側の反応として、「確認が取れていない」とのコメントも紹介されている。
後段は、みのもんた司会者がこの(2)の発言内容をイラスト化した3枚のフリップ(表紙を含めると4枚)を示しながら、「賞味期限切れチョコを開封」「そ のチョコに牛乳などを加えて混ぜる」「新製品として再出荷」などと解説し、「これはもう、何をかいわんや」「経営自体がちょっとおかしいんじゃないかと思 います」等々と強い口調で語りながら、スタジオにいる3名のコメンテーターに発言を求め、コメンテーターらも「作る人間がこういうふうに腐って変わってく ると、まあひどいことになるんだなと思いますよ」などと、それぞれに不二家に対する不信を語り、このコーナーが終わる。

4.不二家からの指摘と抗議

同日夜、不二家広報は番組に対し、「事実と異なった内容」である旨、以下のような指摘・抗議を行なうとともに、善処方を要請した。

  • (1)賞味期限の切れたチョコレートは平塚工場にもどってくることはなく、工場とは別の場所にある物流倉庫にもどし、廃棄処分をしている。よって、再処理して商品化することはない。
  • (2)チョコレート包装紙には賞味期限の印字はあるが、(A通報者の言うような)製造日の印字はしていない。
  • (3)賞味期限切れチョコレートが工場に返品されることはない(ので、開封して再利用することはない)。
  • (4)チョコレート製造には(司会者がフリップで示したような)牛乳を加える工程はない。

翌23日、同番組宛てに、不二家広報がこれら指摘と要請をあらためて文書化したファックスが届いた。
なお、番組①が放送されたのと同じ日、不二家は経営陣の交代を発表した。同社はその後、同社が設置した第三者委員会等による現状調査・業務改善策の提起を 受け、再生への取り組みを本格的に始めるに至った。この間の一時期、1月末日以降およそ5週間にわたって、同社広報からの連絡は途絶した。

5.4月18日(水)放送分(②)の放送に至る経緯

不 二家広報から上述の指摘・抗議を受け、善処方を要請されたTBS同番組制作幹部と月曜班スタッフは、番組①の放送内容の正確性を再確認するため、以後、番 組②の放送までの約3カ月間に、以下のような作業を行なった。なお、この作業には途中から同社コンプライアンス室、報道局が委嘱している顧問弁護士らも加 わっている。

  • (1)A 通報者に数回にわたって面談し、発言内容にブレのないことを確認した。A通報者の内部告発動機が「ただ知っていることを伝えたかった」ことにあり、不二家 および同社平塚工場に対する怨恨感情などはなく、また発言提供に対する対価要求がないこともたしかめた。面談の際、A通報者が不二家平塚工場で働いていた ことを示す製品包装材料、メモ書きに使用した作業工程用紙、耳栓などの物証を確認し、撮影した。
  • (2)平塚工場近辺の住宅街を調査し、同工場の現在および過去の社員やパートタイム雇用の従業員を探し出し、A通報者の発言内容をクロスチェックするための準備を行なった。
  • (3)不二家広報に対しては、「製品包装記載のロット番号について」「賞味期限切れ商品の回収方法について」等々、「チョコレートの製造工程と混入する原材料について」チョコレート製造と賞味期限切れチョコレートの取り扱いに関する問い合わせを口頭と文書で行なった。

両 者の交渉は3月中旬に再開され、不二家側からは「小売店から返却された商品を使っていた事実はない」「平塚工場ではカントリーマアムを製造していない」旨 の従来通りの返答のほか、「ロット番号と賞味期限表示は無関係」「(チョコレートの)製法については、今回の件と直接的な関係がないと思われる為、お答え できません」等の回答が寄せられたが、両者間の話し合いは相互不信のため暗礁に乗り上げ、実質的には進まなかった。
なお、B通報者については、1月22日の番組①の放送翌日に携帯電話による連絡が取れたものの、その後は留守番電話状態がつづき、数日後には不使用状態になってしまい、以後現在まで連絡が取れない状態がつづいている。
3月下旬、TBSおよび同番組関係者と不二家との折衝が膠着するなか、週刊誌、新聞等が『朝ズバッ!』の不二家報道に捏造の疑いがある旨、いっせいに報じ た。これに関してTBSは4月13日、総務省に対して、番組①の放送に至った経緯などの説明を行なうとともに、同番組の「誤解を招きかねなかった表現」部 分等について、訂正・お詫びの放送をするための準備に取りかかった。

6.4月18日(水)放送分(②)の番組内容

「ミルキーがもどってきた!不二家再生へ本格スタート」と題した約6分間のコーナーは、大別して4つのパートから構成されていた。

  • (1)司会者みのもんたが「私も(不二家の)ペコちゃんポコちゃんには愛着があって、そういう気持ちの表われとして、大変厳しいことも言ったが、販売再開はうれしい」などと語る導入部分。
  • (2)不二家の新社長がコンビニ店で同社製品を購入し、販売再開を喜ぶコメントを語ったり、一般消費者の同趣旨の発言を紹介する部分。
  • (3)スタジオのコメンテーターが、「モザイクや顔を出さない匿名証言」に頼ることの危険性など、テレビジャーナリズムのあり方を語り、それを引き取った司会者が「スタジオのお菓子は全部不二家にしますから」とつづける部分。
  • (4) 局アナウンサーと事前制作VTRによる1月22日(月)放送分の番組①についての「訂正」「お詫び」部分。スタジオのアナウンサーが「ここでお断わりで す」と言い、VTRに切り替わって、「誤解を招きかねない表現」があったとして、次の3点に関して文字表示とナレーションによる訂正とお詫びを行なった。
    • (ⅰ)「『出荷されたチョコレートが工場にもどる』は証言者の伝聞」であり、事実であるという確証を得たものではなかった。
    • (ⅱ)「証言者の不二家勤務は10年以上前」のことだったが、「最近のことと誤解されかねない」表現だった。
    • (ⅲ)「『チョコレートと牛乳を混ぜ合わせた』という表現」で、「牛乳と断定した点は正確性を欠いていた」。

こ ののち、画面は水面状の模様に変わり、「TBSは、法律家が証言者に面談するなどして調査した結果、やらせや捏造に類する疑いはないとの報告を受けてい る」旨のナレーションがつづく。さらに画面が変わって再びアナウンサーが登場し、「1月の一連の不二家報道で、行き過ぎた表現やコメントがあったことも併 せてお詫びします」と語り、このコーナーが終わる。

7.不二家の経営判断と紛争の収束

こ の放送があった同日、不二家は今後の同社の「信頼回復」「経営革新」「安全衛生」に向けた取り組みを明らかにした「不二家の再生に向けて」という文書を発 表した。このなかで同社は、同社が設置した「不二家信頼回復対策会議」が3月末に『朝ズバッ!』の一連の報道に対して「損害賠償も含めて」「厳正に対応す べき」と提言した件につき、「本日朝の放送で対応頂き」「その内容は、弊社の要求に応える謝罪である、との経営判断に基づき、これを受け入れることと致し ました」と表明した。
これによって、およそ3カ月間に及んだ両者間の紛争は一応収束した。

Ⅳ 1月22日(月)放送の番組①の問題点

本 件番組は、不二家問題が多大な社会的関心を集めているさなかに、かつて同社工場で働いたことのあるA通報者の内部告発発言を取材し、放送するものであっ た。その基本的テーマは食の安全・安心に関するものであり、消費者および視聴者にとって大きな関心事である以上、知り得た事実を報じることは、その速報 性・広域性・影響力の大きさ等において他のメディアにまさるテレビの重要な責務でもある。
しかし、速報性が求められるといっても、事実の究明をないがしろにしてよいわけではない。とりわけ内部告発発言は、多くの場合、通報者が匿名であり、その 身元や立場を保護しながら取材や調査を進め、その告発内容が真実であると信じるに足る合理的根拠を収集することが必要になる。
これらの観点から本件番組の取材から1月22日放送までの経緯を検討すると、以下のような問題点があった。

1.取材調査上の問題点

  • (1)短時間の撮影取材
    • どのような番組であれ、丹念な取材や調査が必要なことは言うまでもないが、とくに内部告発発言に基づいて番組制作を行なう場合、何よりもまずその告発内容をていねいに聴き取り、正確に記録することが不可欠である。
    • ところが、本件の場合、Yディレクターの質問部分も含め、A通報者に対する撮影取材は、実質的には14分31秒しか行なわれていない。しかも、その質問はところどころで要領を得ず、何を質問しているのか意味不明のこともある。
    • 取 材陣はA通報者と、およそ1時間半にわたって面談した。Yディレクターはその間の発言内容を取材ノートに記載しているが、そもそも内部告発に基づく放送 は、のちに告発された側とのあいだで事実をめぐって紛糾しがちであることを考えれば、撮影取材は可能なかぎり長時間行ない、その適切な記録保持には万全を 期すべきであって、14分半という時間はあまりに短すぎる。
    • なお、A通報者には当日、同伴者がおり、A通報者がそちらに気を取られることが多かったという事情があったが、そうであればなおいっそう質問項目やインタビューの仕方を工夫すべきであった。
    • 情 報番組は「わかりやすさ」や「面白さ」を前面に打ち出す番組様式として定着しているが、そのために事実の背景や現象の複雑さを切り捨て、単純化に走る傾向 がある。その番組制作手法が、「都合のよい発言」「使えるコメント」だけ撮影取材できればよい、という安易な取材態度につながっていないか、あるいは取材 やインタビューの修練をおろそかにする原因になっていないか、番組制作関係者は点検してみる必要がある。
  • (2)取材メモの紛失
    • 本件番組は、いったん放送が保留されたあと、主には、A通報者の告発の主要部分を裏づけるB通報者が現われ、一定のクロスチェックが可能になったと判断されたことによって、放送に踏み切る判断が下されることになったものである。
    • しかしながら、B通報者は、A通報者からYディレクターの携帯電話番号を教えてもらって連絡してきたのであり、純粋な第三者とは言えないことに留意すべきであった。B通報者がA通報者が勤務していた当時の平塚工場の内情にくわしく、その発言内容は信用できる、とYディレクターや番組制作幹部らは判断したが、B通報者が明らかにA通報者の関係者であることを考慮に入れれば、B通報者の信用性の吟味にはいっそうの慎重さが必要であった。
    • とはいえ、B通報者が、Yディレクターが要請した面談や撮影取材を断わったこと、放送後1回しか電話に応対せず、その後連絡が取れなくなったこと等は、内部告発証言の周辺取材にともなう困難さの現われであったとも考えられるので、告発内容の重大性を考慮した番組制作関係者が、B通報者の発言をA通報者の発言の裏づけとなると判断し、放送に踏み切ったことには大きな間違いはない。
    • しかし、Yディレクターは本件番組放送後、B通報者との電話のやりとりをメモした紙片を紛失した。また、B通報者と話したあと、再度電話した不二家広報とやりとりした際の担当者名等を記したメモも紛失している。B通報者の存在や不二家広報の取材を本当にしたのかどうかさえ疑われかねないこの不注意は責められるべきである。
    • 『朝 ズバッ!』は、曜日ごとに編成されたスタッフ班で制作されており、各スタッフに定まったデスクがなく、また放送に使用した資料等は放送後ただちに処分する など、ほとんど日替わりで変化する仕事環境で制作されている。こうした番組制作環境が、告発された相手の名誉や人権に関わることの少なくない内部告発とい う微妙な情報を扱う場合にふさわしいかどうかは、大いに疑問である。このような制作環境を作り、許容してきたTBS経営陣にも問題がある。
  • (3)広報窓口依存の取材
    • 内 部告発を基に番組を制作・放送する場合、通報者の発言だけでなく、それを裏づける周辺取材が欠かせない。YディレクターはXプロデューサーら番組制作幹部 の指示を受け、不二家広報に何度か電話しているが、賞味期限切れ商品や返品の「再利用」「再包装」等がほんとうに行なわれていたかどうか、行なわれていた としたらどのようにしてだったかを確認するために、各地の工場やフランチャイズ店や卸問屋、あるいは他のチョコレートメーカーに行き、返品の方法やルー ト、廃棄や処理の仕方、賞味期限切れチョコレートを回収して再生する場合のコスト、再生可能な工程の存否等々を確認する取材調査をするべきであった。
    • と くにA通報者の発言に基づき、溶かしたチョコレートが鍋状の容器に入っているところに、牛乳など乳製品を入れる工程が存在することを前提に番組を構成しよ うとしていたのであるから、そのような工程が果たして存在するのか否かをたしかめておくことは基本中の基本であり、そのための事実確認の方法は、他のメー カーに問い合わせるなど、上記したようにさまざまにあったはずである。
    • 今 日、一般的には、企業や官庁など組織に関する取材は、広報を窓口にして行なわれている。しかし、それのみに頼ると、通り一遍の、あるいは組織にとって都合 のよい回答しか得られない。とくに内部告発のような場合、この方法では限界があり、より多角的・多方面に工夫を凝らした取材調査が必要になる。
    • スポーツ・芸能から政治・経済まで、幅広い話題を大量に扱う情報番組は、広報窓口を通じた取材に依存しがちであるが、深刻な争いの起こりうる事実を放送する場合、このような取材だけに頼っているのでは、真実に肉薄することはできない。
    • な お、これもまた本件番組放送後であるが、番組スタッフらは平塚工場周辺の住宅地を調査し、同工場の従業員や勤務経験者を探し出している。しかし、この作業 も複数名をリストアップした段階で中断しており、それ以上の踏み込んだ取材調査をするかどうかに躊躇いが見られる。これは、広報窓口に依存しない、文字通りの地を這うような取材を十分には経験していない習性のせいではないか、と指摘せざるを得ない。

2.内部告発VTR編集上の問題点

  • (1)時期特定の曖昧さ
    • 本 件番組は不二家問題が多くの社会的関心を集めていた時期に放送されたが、A通報者が告発した内容がいつの時期のことであったかが明示されなかったため、 10年ほど前の事実としての告発であるにもかかわらず、視聴者がごく最近の出来事として誤解しかねない表現になっていた。
    • 番 組制作関係者らは「A通報者の身元を特定されないための措置」だったとヒアリングで説明していたが、他の曜日班が制作した1月18日(木)放送の『朝ズ バッ!』では、不二家に関する同様の内部告発について、「12年前に勤務していた元埼玉工場従業員」と紹介しており、上記の説明は説得的とは言えない。
    • この点は、放送倫理上きわめて重大な問題があると考えられるが、前述のとおり、同番組はこの件について、番組②において訂正・お詫びを行なっている。
  • (2)カントリーマアムとチョコレートの混同
    • 放送されたA通報者の発言中に「賞味期限切れチョコレートをパッケージし直し、再利用していた」ことを示す発言として、「パッケージをし直すために裸にしてほしいと言われて……」と語っているシーンがあるが、取材テープ記録の前後関係から判断すれば、これはチョコレートではなく、クッキーの「カントリーマアム」についての発言であった。
    • 放 送に使われなかった取材テープの発言内容を検討すると、チョコレートについての発言中に、「賞味期限だから捨てていいんだろうと思って」いたら、「外身の 皮だけをはがして」「トレーに」並べ、「それをコンテナで運んで、またパッケージされる工場にもどされるっていうことを聞いて」といった発言があり、チョ コレートについてもクッキー同様に「パッケージし直し」「再利用していた」という発言が存在する。Yディレクターのヒアリング時の説明によれば、Y ディレクターはA通報者を取材した際も、また取材テープを放送用に編集した際も、「カントリーマアム」がクッキーではなく、チョコレートを主体とした菓子 であると誤解しており、A通報者の発言は「すべてチョコレートに関する発言であると思い込んでいた」と言い、比較的要領よく語っている「カントリーマア ム」についての発言を使い、放送用に編集したのだという。
    • しかし、両者は言葉上は同趣旨であったとはいえ、それぞれ指し示している対象がちがう。誤解や過失であったとしても、放 送倫理の観点からは問題があったと言わなければならない。ここは内部告発の核心部分であるだけに、番組制作幹部らはYディレクターと編集技術者に一任する のではなく、みずから立ち会うなどして慎重な編集作業を行ない、発言内容を正確に反映・要約する努力を払うべきであった。

3.スタジオ演出上の問題点

  • (1)不正確なイラスト
    • 本件番組の後段では、司会者みのもんたが3枚のフリップを示し、A通報者の発言のポイントをまとめているが、いずれもYディレクターとチーフディレクターが前夜のうちに図柄を相談して決めたものであった。
    • Y ディレクターはその際、A通報者に電話し、賞味期限切れチョコレートを溶かし、再利用する工程について質問した。このときのA通報者は家庭内の都合で十分 に受け答えする時間的余裕がなく、「ミルク」「粉」などと一言、二言言ったあとで、Yディレクターの「牛乳みたいなものですか」という問いに、「そんな感 じです」と曖昧に答えただけで、電話を切らざるを得なかった。なお、取材テープには「牛乳」「ミルク」等の言葉は記録されていない。
    • やむなくYディレクターらは、液状になった賞味期限切れチョコレートを入れた鍋状の器に、紙パック入り「牛乳」を混ぜ合わせている図柄を思いつき、イラスト レーターに発注した。司会者はこうして作成されたフリップを使い、「その(賞味期限切れの)チョコに牛乳などを加えて混ぜる」と断定的に説明した。
    • の ちにTBSは不二家広報から、「チョコレート製造には牛乳を加える工程はない」との指摘と抗議を受け、番組②において、「牛乳と断定した点は正確性を欠い ていた」と訂正することになったが、これは「チョコレート再利用」という内部告発の核心を構成する情報であり、本来は取材時に質問し、正確に記録しておく べき事柄である。上述したように、放送に当たっては、そもそも鍋状の容器に入れた液状のチョコレートに副原材料を加える、という工程が実際に存在したのか どうかを確認する取材調査を行ない、確証を得た上で行なうべきであった。
  • (2)伝聞と断定の不十分な区分け
    • 本 件番組では、A通報者が伝聞として語っていることが明らかな部分や、前後関係から伝聞とわかる部分を、あたかも直接体験したり目撃した事実であるかのよう に断定して取り扱っている箇所があった。番組中の「出荷されたチョコレートが工場にもどる」旨の説明は、その一例である。
    • こ の点は、賞味期限切れのチョコレートが回収され、再利用されているという内部告発全体の基本的前提となる事実であり、A通報者がみずからその事実を目撃し ているのか、それとも誰かがそう言っていたと主張しているにすぎないのかは、視聴者がその告発の信用性を判断する上で決定的な重要性を持っている。従っ て、伝聞情報であることを明らかにしないまま放送したことは、「視聴者に著しい誤解を与え」る結果を生み、放送倫理上の問題となる。
    • こ の件について、TBSはのちに番組②において、「『出荷されたチョコレートが工場にもどる』は証言者の伝聞」であり、事実であるという確証を得たものでは なかった、と訂正したが、これはA通報者の勤務場所や周囲の状況をきちんと聴き取り、把握していれば、容易に防ぎ得た間違いである。
    • な お、番組では使われていないが、A通報者の発言には先にも引用したように、「それをコンテナで運んで、またパッケージされる工場にもどされるっていうこと を聞いて」などと、「伝聞」であることを明確に述べている箇所がある。この点を無視して、A通報者が直接体験した事実の告発であるかのように番組を構成 し、放送したことは、そもそも「伝聞したことに関する発言」と「直接目撃したことに関する発言」の証拠価値の違いについての初歩的な理解が、番組制作関係者のなかになかったのではないかと疑わせる事態であり、猛省を促さないわけにはいかない
  • (3)根拠の薄い断定・断罪コメント
    • 『みのもんたの朝ズバッ!』は題名どおり、司会者みのもんたがさまざまな社会的事象について遠慮なく直言し、断言する面白さを打ち出した人気番組であるが、それだけに番組制作関係者と出演者には、十分な取材調査に基づいた正確な判断と、的確な発言が求められる。

とりわけ内部告発に基づく番組は、多くの場合、告発の対象とされた人や組織にとっては意表を突かれる内容であり、そこで指摘された事実についての意見や確認 を求められても、即座に答えられない事柄も少なくない。その意味では、一般的にこの種のテーマを扱う場合の基本主調は「問題提起」や「問いかけ」にあるべ きであって、一方的な「断定」や性急な「断罪」は避けるほうが望ましい。

し かし、本件番組の主調は明らかに断定と断罪に傾き、不二家広報が放送前の段階で「返品を使うことはない」と、告発内容を否定したコメントに十分な考慮を払 わないまま、次にもたらされた「確認が取れていない」というコメントを、いささかおざなりに伝えているだけである。番組の眼目が司会者キャラクターの決め つけ的言動にあるとはいえ、慎重な演出手法が考慮されるべきであった。また、スタジオのコメンテーターの発言も、内部告発により疑惑が生じたという取材内 容のレベルを超えて、その内部告発が事実であると断定した上での断罪的コメントになっている。

な お、不二家広報は、番組①の放送後の一両日中にも、口頭とファックス送信文書によって、賞味期限切れのチョコレートが「平塚工場にもどってくることはな く」「再処理して商品化することはない」、チョコレート製造には「牛乳を加える工程はない」こと等を番組宛てに伝え、抗議している。
しかし、司会者は番組①の放送翌日の1月23日(火)の同番組において、不二家の新社長就任のニュースを伝えたなかで、「古くなったチョコレートを集めて きて、それを溶かして、新しい製品に平気で作り替える会社は、もうはっきり言って、廃業してもらいたい」と言い、また1月31日(水)の同番組でも、不二 家に「異物混入の苦情が年間1693件あった」とのニュースを紹介したなかで、「異物じゃなくて汚物だね、こうなると」などと語っている。これらはいずれ も、番組①の告発内容が確定的事実である、との前提に立った断定的発言である。ここには不二家広報の指摘や抗議を顧慮した様子が、いっさい感じられない。
委員会はこうした断定・断罪的コメントを発言した真意を、みのもんた司会者に照会した。文書で寄せられた回答には、例えば1月23日の「廃業してもらいたい」発 言について、みずからも父親から引き継いだ水道メーターの会社を経営しており、「(経営者は)送り出す製品に対して全責任を負わなければならない」「お客 さんに対して嘘やごまかしは絶対にあってはならない」と常々自戒していると言い、「世の中に商品・製品を送り出す経営者として、ここまできたら廃業するく らいの覚悟で、信念をもって経営にあたってほしいとの激励の思いも込めたつもりです」と説明している。
しかし、委員会では繰り返しこの番組を視聴したが、その口調や表情から「激励の思い」を汲み取れる内容とはなっていなかった、と判断せざるを得ない。

  • (4)放送前の打ち合わせの不十分さ
    • スタジオ演出上の問題点を検討していくと、番組制作関係者と司会者を含めた出演者とのあいだの情報共有の仕組みがうまく構築されていないことが浮かび上がってくる。わかりやすくいえば、放送本番前に両者のあいだで行なわれる打ち合わせの問題である。
      『朝ズバッ!』の打ち合わせは、午前4時30分から番組開始の5時30分の直前まで、約1時間行なわれている。しかし、3時間の番組中に多くのニュースや 話題を盛り込んでいるので、1つの話題に割ける打ち合わせ時間は限られている。司会者の記憶によれば、A通報者の内部告発を取り上げた番組①については、 「5分程度」の打ち合わせ時間だったという。「番組独自の取材だということ」「(A通報者の)証言内容は現在のことではなく、かなり過去のものだけれど も、VTRでは身元の特定を避けるために時期のことは言っていません、と言われたように記憶しています」
      一方、Xプロデューサーもヒアリングの際、「明確にレクチャーしたわけではないが、(スタッフの)誰かが10年ぐらい前の話です、という話はした覚えがあ る」と語っており、内部告発の内容の時期が10年ほど前のことであることを知った上で放送に臨んだ点については、両者の記憶に齟齬がない。
      しかし、A通報者の発言の一部に伝聞が含まれていること、3枚のフリップの図柄自体には裏付けがなく、Yディレクターらが想像して粗描したものをイラスト レーターが描いたにすぎないこと等が、この打ち合わせで話題になった形跡はない。また放送前夜のうちに出演者に通知されるいわゆる「ネタ表」にも、これら 重要な情報は記載されていなかった。この不十分さが、番組①の断定・断罪の主調を作り出したことは否定できない。
      『朝ズバッ!』には台本がなく、司会者を含めた出演者が何を、どう発言するかは番組の流れと各人の裁量に任されている。それだけに番組制作スタッフが出演者に対して、扱うテーマについての過不足のない情報を事前に伝えておくことが大切になる。
      さらに、先に見た翌23日(火)の「廃業してもらいたい」発言の場合も、放送本番前の打ち合わせが不十分だったことが見て取れる。番組制作関係者はこの段 階で、不二家広報が番組①について抗議していることを承知していたはずだが、司会者の発言にそのことへの配慮がまったく感じられないのは、両者のあいだの 情報共有の仕組みに問題があったからである。
      『朝ズバッ!』が曜日ごとに異なる班によって制作されているにせよ、それはTBSや制作現場の都合であるにすぎない。少なくとも制作局制作プロデューサー と番組プロデューサーは責任体制上、不二家広報からの指摘・抗議を把握し、それなりの対応を考慮すべきであったし、各曜日プロデューサーも類似テーマを扱 う際には相互に連携・配慮し、司会者やコメンテーターと適切なスタジオ演出を打ち合わせておくべきであった。
      こうした番組制作関係者間、また制作関係者と出演者とのあいだの情報共有の仕組みの不備が、断定・断罪の番組主調を作り出し、のちに番組②において、訂正とお詫びの放送をする原因にもなった。

Ⅴ 4月18日(水)放送の番組②の問題点

本 件番組②は、1月22日放送の番組①で行なった不適切な表現等3点について、訂正とお詫びをする趣旨で制作されたものであるが、約6分間におよんだ番組全 体が、従来の『朝ズバッ!』が行なってきた不二家に対する厳しい批判と打って変わって、不二家の広告と見紛うような不自然な構成と内容であった。

1.訂正・お詫びの「主語」の曖昧さ

後段の訂正・お詫びのパートは、先に見たように局アナウンサーが進行し、3点の訂正箇所を事前収録のVTRで放送し、最後に「1月の一連の不二家報道で、行き過ぎた表現やコメントがあったことを併せてお詫びいたします」と締めくくっている。
『朝ズバッ!』は司会者みのもんたの名前を番組名に冠し、その独特のキャラクターに依存した番組であり、番組①の基調もその雰囲気を前面に打ち出してい た。視聴者にじかに語りかけていたのも、むろん司会者であった。このような番組の場合、訂正やお詫びをする主体、あるいはその主語は誰ということになるの か。
3点の訂正内容は、A通報者の証言の編集方法とその表現や演出に関わるものであり、そのかぎりでは番組全体の責任において、あるいはTBSとして訂正とお 詫びをすべき事柄であったと言えないこともないが、その3点においても、たとえばフリップを示して「チョコレートと牛乳を混ぜ合わせた」旨を強調したのは 司会者である。視聴者はその断定的な口調や表情や仕草に込められた「怒り」を感じ取り、それを共有することを通じて、不二家という企業に対する見方や印象 を形成したはずである。
しかし、番組②における司会者の発言には、訂正やお詫びに類する言葉がいっさいない。番組①における発言についてはもとより、のちの番組で不二家に対し、 「廃業してもらいたい」「汚物だね」などと強い口調で語った点についても、撤回や訂正や謝罪を行なっていない。そのかわりにあるのは、「スタジオのお菓子 は全部不二家にしますから」という台詞に代表されるような、あえて言えば不二家への「擦り寄り」「恭順」である。
果たしてこれは、訂正・お詫びの方法としてふさわしいのかどうか。より重要なことは、この「豹変」とも受け取れる番組と司会者の姿勢が、次に述べるように訂正・お詫びの範囲を曖昧にしたことである。

2.訂正・お詫びの「範囲」の曖昧さ

番組②が示した「擦り寄り」「恭順」の姿勢は、およそ6分間の番組全体に通底し、番組①がA通報者の体験的事実として伝えた証言すべてを否定し、撤回するような印象を与えている。
むろん後段の3点の訂正事項を注意深く見れば、またその後につづくVTRが「TBSは、法律家が証言者に面談するなどして調査した結果、やらせや捏造に類 する疑いはないとの報告を受けている」旨を伝えていることを聞けば、A通報者の発言の根幹部分、すなわち「不二家平塚工場で賞味期限切れチョコレートが再 利用されていた」との内部告発の核心については、訂正もお詫びもしていないことが理解できる。
しかし、それもまた、再び登場する局アナウンサーが「1月の一連の不二家報道において、行き過ぎた表現やコメントがあった」とお詫びするに至って、視聴者にとっては、いったい何が間違っていて、どこが正しかったと言いたいのかが不分明になる。
委員会が番組制作関係者にヒアリングした結果によれば、訂正とお詫びは、番組全体の基調からすれば細部ではあるが、明白な誤りの部分である3点に関してのみ、とのことである。TBSも同番組関係者も「内部告発内容の根幹については撤回も訂正もしていない」と明言しているが、番組②からそのような明確なメッセージが伝わってくるとは言い難い。この訂正・お詫びの仕方は、番組としての『朝ズバッ!』の信頼性を、みずから損ねる結果になっている。

3.訂正・お詫びまでの時日がかかりすぎている

番 組①から番組②までのあいだには、およそ3ヵ月の間隔が開いている。この間、不二家が新経営陣のもとで再生に向かうなど、同社にも慌ただしい動きがあり、 一般的な報道もつづいていたにせよ、デイリーで放送している番組が訂正・お詫びの放送をするまでに3ヵ月も要する、というのは時日がかかりすぎである。
しかも、訂正・お詫びをした3点を見ると、いずれも番組①の放送直後に不二家から受けた指摘・抗議から短時日のうちに、確認しようと思えばできた内容である。
委員会がヒアリングを行なった際、番組制作関係者は、消費期限切れチョコレートの再利用が行なわれていたという内部告発の「核心部分に間違いがないかどう かを再確認するのに時間がかかった」という趣旨のことを語っていたが、それはそれとしても、「視聴者に著しい誤解を与え」た事実の間違いについては迅速に 訂正すべきであったし、その方法はいくらでもあったはずである。
こうした訂正がすみやかに行なわれていれば、番組①の直後から始まったTBSおよび同番組と不二家とのあいだの反目や相互不信の相当部分が解消し、その後 の内部告発の核心部分の解明も進んで、視聴者や消費者の利益につながったはずである。訂正・お詫び放送の遅れが、その可能性の芽を摘んでしまったことは否 めない。

Ⅵ 審理の対象とした番組に対する委員会の判断

本 件番組①は「新証言…不二家の“チョコ再利用”疑惑」と題され、10年ほど前に同社平塚工場で働いていたA通報者がみずからの体験を明らかにした内容を番 組の根幹としている。これが事実であったかどうかの真偽は、視聴者にとっても、あるいは一般消費者にとっても重大な関心事であり、その第一報を報じた TBSと『朝ズバッ!』には正確かつ的確な取材調査と情報伝達が求められ、また告発を受けた不二家には説得的で過不足のない情報開示が求められている。
しかし、委員会がこの番組①および②をはじめとする『朝ズバッ!』の一連の不二家関連の放送について審理を開始した時点では、すでに述べたとおり、TBS と『朝ズバッ!』は番組②において、番組①についての3点の訂正とお詫びの放送を行なっており、他方で不二家は同日中に、その3点のお詫びと訂正を「弊社 の要求に応える謝罪である、との経営判断に基づき、これを受け入れることとしました」と社内外に広く公言し、両者ともに、これ以上の積極的な取材調査や情 報開示を行なわない姿勢を示していた。
委員会が番組①と②を、深い関連のある一体のものとして取り上げた理由はここにあるが、両者の主張を注意深く検討すると、A通報者の内部告発の根幹部分に関する真偽はいまもあいかわらず未確定であることがわかる。委員会としては、ともに社会的責任を負う両社のこの曖昧な「決着」の仕方には問題がある、ということを指摘しておきたい。
その上で、委員会は番組①と②に対して、以下のような判断を行なった。

1.1月22日(月)放送の番組①について

放 送は現象的事実やすでに明らかになった出来事の結果を伝えるだけではなく、隠された事実や疑惑などを掘り起こし、伝えることも大きな責務である。しかし、 このとき番組制作関係者が意図的に事実を捏造したり、極度にねじ曲げて放送するようなことがあってはならないことは言うまでもない。
番組①は食の安全等に関わって、多大な社会的関心を集めていた不二家問題に関する、内部告発に基づいた一種のスクープであり、それ自体としては時宜を得た ものであった。委員会が取材テープの視聴、関係者へのヒアリング、関連資料を精査するなどして検証した結果、A通報者による内部告発発言がたしかに存在したことが確認できた。
このような番組を放送する際の妥当性は、放送時点において、その告発内容が真実であると信じるに足る相応の理由や根拠が存在したかどうかが重要な分岐点になる。仮にのちになって、その告発が事実ではなかったことが判明したとしても、種々の状況や取材調査の結果から判断して、放送の時点で、信じるに足るとの一定の合理的根拠が存在していたのであれば、その番組の放送倫理上の責任を問うことはできない。
1月22日(月)放送の番組①には、すでに指摘したようないくつかの不十分さや不適切さがあり、放送倫理上の問題をはらんでいた。「出荷されたチョコレー トが工場にもどる」という伝聞を事実のように伝えたこと、「10年以上前」の出来事を最近のことのように表現したこと、「チョコレートと牛乳を混ぜ合わせ た」などと正確さに欠ける断定をしたこと等々は、そもそもはA通報者に対する不十分な撮影取材と、その後の不十分な取材調査に起因し、司会者らの断定・断 罪的言動によって誇張され、視聴者に不二家に対するいっそうの悪印象を与える効果を発揮したことは否定できない。
しかし、A通報者による内部告発の根幹部分の取り扱いを検討すると、A通報者が不二家平塚工場で働いたことを示す写真や手書きの工場配置図の存在など、一 定の事実の確認が行なわれ、体験した本人でなければ語れない工場や作業の細部のリアリティーについても、撮影取材や面談や電話でのやりとりをかさねるなか で、そこにブレのない、一貫した流れが存在することを確認しており、A通報者の発言には放送するに値する真実性があると判断されたことには、それなりの合 理性が認められる。
また、不二家広報にA通報者の発言内容に関する事実確認を求めるなどの努力も払われていた。A通報者には虚偽の発言をする動機や、そのことによって得られる利益も見当たらないことも、その言動から判断していた。
なお、A通報者の告発内容を主要部分で裏づけるB通報者の実在性は、いまとなってはたしかめようがないが、YディレクターがB通報者と電話で話した直後に不二家広報に連絡し、それ以前とは異なるコメントを引き出していること等、前後の事情からうかがうかぎり、一概に否定することはできない。
これらを併せ、総合的に考えると、『朝ズバッ!』の制作関係者らが1月22日の放送時点において、A通報者の発言と告発内容を信じるに足るとの一定の心証を得、放送するという判断に至ったことには、それなりの根拠が存在したと言うべきである。
しかし、内部告発に基づく放送が、しばしば確定的な物証や証人がない状況下で行なわれることが少なくない以上、番組制作関係者や出演者は一方的な断定・断 罪ではなく、問いかけや問題提起を主調とした構成と演出を心がけて放送するべきであったし、さらに重要なことは、告発内容が、告発された相手に正確に伝わり、反論なり反証を挙げることが存分にできるようなフェアな制作がなされなければならなかった。
本件番組①が指摘した事実の真実性を正確に判断するためには、不二家が、現在のそれではなく、10年前の平塚工場のチョコレート製造装置や製造工程につい て、また当時の賞味期限切れ製品の回収・廃棄の実情について、さらにA通報者と同時期に勤務していた関係者の作業実態について、工場内の写真等も含めた詳 細な情報を開示し、説明することが欠かせない。
しかしながら、同社広報が放送直後に同番組にファックス送付した文書を見ると、「小売店から賞味期限の切れたチョコレートは平塚工場には戻ってこない」等 々と、その反論はすべて「現在形」で記されており、A通報者の告発時期に関する言及はなかった。これは番組①の放送内容が、のちに番組②の訂正・お詫びに あったように、「最近のことと誤解されかねない」表現だったせいと思われる。
とはいえ、これは告発対象とされた不二家による正式な、正面からの反応であった。大きな影響力を持つテレビの番組制作関係者としては、みずから放送した内容に関する当事者からの反応については、ていねいに対応し、それにふさわしい反論・反証の機会を作るべきであった。それはまた、番組①が報じた内容の真偽をたしかめることにもつながったはずである。
しかし、番組①の放送直後から、両者のあいだには反目と相互不信が募り、少なくとも『朝ズバッ!』の側からこの件について積極的に不二家に働きかけ、告発内容の真偽をあらためて明らかにし、番組内で伝えようとする動きは見られなかった。こうした継続的なフォローアップを行なう責任は、今回の疑惑を取り上げ、放送した側にこそあることを、番組関係者は自覚しなければならない。

2.4月18日(水)放送の番組②について

さまざまな社会的事象を限られた時間内で取材調査し、わかりやすく、面白く伝えようとする情報番組にあっては、ときとして取材不足や勘違い等による間違いが起きるものである。正 確さを追求し、最善の努力をすべきであることは言うまでもない。意図的な虚偽や捏造は論外である。番組制作関係者に少なくとも求められるのは、取材内容を 意図的にゆがめることなく視聴者に伝えようと誠実に努めることであるが、そうであっても、認識のミスや事実からのズレを避けることはできないであろう。
問題は、それらが生じたとき、いかに迅速に、正確に、明解に、フェアな態度で訂正し、謝罪するかである。この点について、4月18日の番組②が放送される までに3ヵ月近くがかかったことには問題があるし、その内容にも見過ごすことのできない見苦しさと曖昧さがあり、それは番組としての『朝ズバッ!』の全体 的な信頼性をも損なうものであった、と委員会は指摘しておきたい。
委員会としては、1月22日に放送された番組①には重大な放送倫理上の問題があったことを厳しく指摘せざるを得ないが、しかし、それらは番組②によって訂正されたことにより、視聴者に与えたかもしれない誤解は修正されたと判断する。
今後、『朝ズバッ!』制作関係者のみならず、放送界全体が、視聴者や関係者に誤解や混乱をもたらさない放送と、誤りが生じたときの訂正・お詫び放送のあり方を研究し、真摯に取り組むことを、委員会としては期待しておきたい。

Ⅶ 結論

番 組①は、不二家平塚工場で10年ほど前に働いていた元従業員の内部告発に基づき、賞味期限切れチョコレートが再利用されていた、という疑惑を報じたものだ が、それが現在行なわれている確定的事実であるかのような強い印象を与えるなど、視聴者に誤解を与える証言VTR編集やスタジオ演出が行なわれていた。
その背景に悪意がないとしても、結果的にその一部において、内部告発通報者に対する取材調査の不十 分さ、チョコレート製造工程に関する認識不足、不注意なVTR編集、番組制作関係者と出演者とのあいだの情報共有システムの不備、断定・断罪的コメント等 に起因する不適切な放送をしたことは、放送倫理上、見逃すことができない落ち度であった。
しかし、委員会の調査の結果、内部告発の存在自体に捏造はなく、また番組制作関係者が放送時点においては、通報者が勤務していた当時、上記のようなことが行なわれていたと信じるに足る相応の根拠が存在したことが認められる。十分とは言えないが、その不十分さは内部告発に基づく番組制作の困難さであると考えられ、この点についての放送倫理上の責任を問うことはできない。
番組①において視聴者に誤解を与えた部分は、番組②によって訂正とお詫びがなされ、視聴者に与えた誤解の多くは修正された。とはいえ、番組①と番組②のあいだに3カ月近い時日がかかったこと、訂正とお詫びの主語や範囲が曖昧であったことなど、今後に課題を残している。
これらの不十分さや不備や曖昧さは、怠慢、不勉強、不誠実の誹りを免れないが、いずれも個人的資質等に帰すべき事柄ではなく、番組制作体制そのものが内包する深刻な欠陥としてとらえるべきである。幾百万、幾千万人という視聴者が見ている番組を制作・放送する体制がこのようなものでありつづけるなら、番組も放送局も、そしていずれは放送界全体が信用を失うことになる。
「番組は、もっとちゃんと作るべきだ」という委員会席上の委員の肉声をそのまま記しておきたい。これはむろん、委員会の総意である。
なお、内部告発の根幹部分については、今後のTBSの取材調査と不二家の情報開示によって明らかにされるべきものであることは言うまでもない。委 員会は、とくにTBSと番組関係者が、ここで指摘した「取材調査」「内部告発VTR編集」「スタジオ演出」「訂正・お詫びの放送のあり方」等々に関わる問 題点を真摯に受け止め、放送の果たすべき役割をみずからに問い、視聴者や社会との信頼を着実に築いていくことを期待する。
以上を、委員会の見解とする。

Ⅷ おわりに

民 放連とNHKが定めた「放送倫理基本綱領」は、放送に携わる関係者に対し、「品位ある表現を心がける」よう求め、「事実を客観的かつ正確、公平に伝え、真 実に迫るために最善の努力を傾けなければならない」「視聴者・国民の信頼を得るために、何者にも侵されない自主的・自律的な姿勢を堅持し、取材・制作の過 程を適正に保つこと」を訴えている。
これらはたんなるお題目や建前ではなく、これまでの放送人が少なくない失敗や間違いを経験したあとで、ようやくたどり着いた倫理綱領であり、民主主義社会における放送の命綱ともいうべき理念である。
放送倫理検証委員会は、放送人がこうした倫理と理念を日々の番組作りのなかで具体的に活かしていくための方策を「審議」によって提言し、場合によっては特定の番組を検証し、「審理」によって示すことを目的としている。
委員会が放送倫理の向上をめざすというとき、それは、強制力によって、放送人が見かけ上だけ行儀よくなることや、問題を起こさない代わりに毒にも薬にもな らない番組ばかりがふえることを意味しない。委員会がめざすのは、放送人一人ひとりが内発的・自律的に放送倫理を自覚し、その向上に向けて努力するよう励 まし、支援することである。
委員会のこうした姿勢の底流にあるのは、放送人は放送で失ったものは、放送によって取り返すべきであり、放送で起きたことは、放送で解決すべきである、と いう職業的原則である。言い換えればこれは、放送人はその倫理において、また仕事において、内発的・自律的・自主的でなければならない、ということであ る。
本件審理の最終段階の7月10日になって、不二家は 委員会に対し、「TBS『朝ズバッ!』で指摘された『賞味期限切れチョコレートの再利用』に関する件」なる、代表取締役社長名の文書を提出した。そこで主 張されていることの趣旨は、「弊社製チョコレートの流通システムからいって、賞味期限切れ製品が工場にもどってくることは絶対なく、従って再利用等もあり えない」という従来からの主張だったが、そこにあらたに2つのことが付け加えられていた。
その第1は、これが現在にかぎったことではなく、「10年以上遡っても基本的には変わりはありません」と記されていたことであり、第2に、「今般の委員会における調査には全面的に協力いたす所存でございます」と述べられている
ことである。このような新しい事実の提示と協力的な姿勢に、委員会は謝意を表したい。
「はじめに」でも述べたとおり、委員会は放送界の監督官庁でも、裁判所でもない。公 権力が放送界を直接に監理することの問題点はここではさておくとしても、委員会にはそれらとの本質的なちがいがある。委員会の役割は、放送対象となった事 象それ自体の真実性を究明することにあるのではなく、番組関係者が放送に至る経緯のなかで、どれほどその事象の真実性を明らかにする努力を払ったか、また 番組においてそれにふさわしい演出を行なったかどうか、を放送倫理上の観点から検証することにある。言い換えれば、委員会は、事象の真理を司るのではな く、真理に至る過程に注目し、その正当性を検証するのである。
そのことは別段、委員会が非力ということではない。速報性・広域性・影響力の大きさで他のメディアに優越する放送は、民主主義社会の成熟の度合いに深く関 わっているが、民主主義が「結果」ではなく、合意形成の平等性や公明性などの「過程」を重視するように、委員会もまた、当該の番組が放送されるに至った過 程を重視し、その正当性と放送倫理上の問題点を検証する。そのことを通じて、民主主義の一機能としての役割を果たそうとするものである。
TBSおよび『朝ズバッ!』と不二家とのあいだにあった反目と相互不信は、一方の訂正・お詫びの放送と、他方の経営判断による受け入れによって、一応は収束している。だが、視聴者と一般消費者は、賞味期限切れ製品の再利用があったか否かを判断するための材料を、どちらからも提示されないまま、置き去りにされている。
不二家は先の文書によって、「10年以上遡っても」賞味期限切れ製品が工場にもどってくることはないと言い、委員会に対する情報開示の準備がある旨を提示 したが、何よりもそれは一般消費者と視聴者、さらにはTBSおよび『朝ズバッ!』関係者に向けてこそ示されるべき姿勢であろう。
委員会は、TBSと『朝ズバッ!』関係者が、放送で失ったものは、放送によって取り返すべきだ、という放送人の職業的原則を思い起こし、いまだ明らかでない真実の解明に自主的・自律的に取り組み、視聴者と一般消費者に対する責任を果たすよう、強く訴えておきたい。ことの真偽がどちらに転ぶのであれ、その取材調査のプロセスと結果をていねいに真剣に伝えることこそ、放送が社会的信頼を築き、この国の民主主義の成熟に寄与することにつながると信じるからである。

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日本語になっていない。
報告書はもっとちゃんと作るべきだ。


■ふざけろ、BPO! (1)

BPO 放送倫理検証委員会
TBS『みのもんたの朝ズバッ!』不二家関連の2番組に関する見解 要旨と抜粋
1. 今回の決定文は『見解』であって『勧告』ではない。
2. 審理対象の番組
(ア) 2007年1月22日放送分中の不二家関連部分
(イ) 2007年4月18日放送分の不二家関連部分(謝罪訂正)
3. 番組中で証言している「内部告発者」に直接のヒアリングはしていない。理由は、「たとえBPO放送倫理検証委員会であろうと、今後、内部告発を行なおうとする人々に対し、萎縮効果を与えることにもなりかねない」から。
4. 「内部告発者」(A通報者)にはすでにTBS報道局委嘱の弁護士が面談し発言内容の再確認を行っていて、委員会はその弁護士の報告書を確認した。
5. 1月22日放送分の月曜班はXプロデューサーが統括し、20名のディレクター等のスタッフがいた。大半は制作会社所属。問題のインタビューやテープの編集をしたYディレクターも制作会社所属。
6. カントリーマアムとチョコレートの混同 - 「放送されたA通報者の発言中に「賞味期限切れチョコレートをパッケージし直し、再利用していた」ことを示す発言として、「パッケージをし直すために裸にしてほしいと言われて……」と語っているシーンがあるが、取材テープ記録の前後関係から判断すれば、これはチョコレートではなく、クッキーの「カントリーマアム」についての発言であった。放送に使われなかった取材テープの発言内容を検討すると、チョコレートについての発言中に、「賞味期限だから捨てていいんだろうと思って」いたら、「外身の皮だけをはがして」「トレーに」並べ、「それをコンテナで運んで、またパッケージされる工場にもどされるっていうことを聞いて」といった発言があり、チョコレートについてもクッキー同様に「パッケージし直し」「再利用していた」という発言が存在する。Yディレクターのヒアリング時の説明によれば、YディレクターはA通報者を取材した際も、また取材テープを放送用に編集した際も、「カントリーマアム」がクッキーではなく、チョコレートを主体とした菓子であると誤解しており、A通報者の発言は「すべてチョコレートに関する発言であると思い込んでいた」と言い、比較的要領よく語っている「カントリーマアム」についての発言を使い、放送用に編集したのだという。しかし、両者は言葉上は同趣旨であったとはいえ、それぞれ指し示している対象がちがう。誤解や過失であったとしても、放送倫理の観点からは問題があったと言わなければならない。ここは内部告発の核心部分であるだけに、番組制作幹部らはYディレクターと編集技術者に一任するのではなく、みずから立ち会うなどして慎重な編集作業を行ない、発言内容を正確に反映・要約する努力を払うべきであった。」
7. YディレクターはA通報者以外の証言として「A通報者からYディレクターの電話番号を聞いたというB通報者から電話を受け、同様の証言をした。しかし、そのときのメモは紛失し、その後B通報者とは一度連絡を取って以降、連絡が取れない。」という。「とはいえ、B通報者が、Yディレクターが要請した面談や撮影取材を断わったこと、放送後1回しか電話に応対せず、その後連絡が取れなくなったこと等は、内部告発証言の周辺取材にともなう困難さの現われであったとも考えられるので、告発内容の重大性を考慮した番組制作関係者が、B通報者の発言をA通報者の発言の裏づけとなると判断し、放送に踏み切ったことには大きな間違いはない。」「しかし、Yディレクターは本件番組放送後、B通報者との電話のやりとりをメモした紙片を紛失した。また、B通報者と話したあと、再度電話した不二家広報とやりとりした際の担当者名等を記したメモも紛失している。B通報者の存在や不二家広報の取材を本当にしたのかどうかさえ疑われかねないこの不注意は責められるべきである。」
8. 「1月21日(日)昼頃、Yディレクターは不二家広報に電話し、前夜の要請についての回答を求めたが、「まだ調査中であり、確認が取れていない」「放送するのであれば、『調査中』と言わずに、『確認が取れていない』と言ってほしい」旨の返答を得た(なお、任意に提出された「不二家信頼回復対策会議(郷原信郎議長)」の資料によれば、上記2件の電話に関する記録は存在しない、とされる。)
9. 「Yディレクターの質問部分も含め、A通報者に対する撮影取材は、実質的には14分31秒しか行なわれていない。しかも、その質問はところどころで要領を得ず、何を質問しているのか意味不明のこともある。」「取材陣はA通報者と、およそ1時間半にわたって面談した。」
10. 「番組制作関係者らは「A通報者の身元を特定されないための措置」だったとヒアリングで説明していたが、他の曜日班が制作した1月18日(木)放送の『朝ズバッ!』では、不二家に関する同様の内部告発について、「12年前に勤務していた元埼玉工場従業員」と紹介しており、上記の説明は説得的とは言えない。この点は、放送倫理上きわめて重大な問題があると考えられるが、前述のとおり、同番組はこの件について、番組②において訂正・お詫びを行なっている。」
11. 「本件番組では、A通報者が伝聞として語っていることが明らかな部分や、前後関係から伝聞とわかる部分を、あたかも直接体験したり目撃した事実であるかのように断定して取り扱っている箇所があった。番組中の「出荷されたチョコレートが工場にもどる」旨の説明は、その一例である。」「伝聞情報であることを明らかにしないまま放送したことは、「視聴者に著しい誤解を与え」る結果を生み、放送倫理上の問題となる。」「この件について、TBSはのちに番組②において、「『出荷されたチョコレートが工場にもどる』は証言者の伝聞」であり、事実であるという確証を得たものではなかった、と訂正した」「なお、番組では使われていないが、A通報者の発言には(中略)「伝聞」であることを明確に述べている箇所がある。この点を無視して、A通報者が直接体験した事実の告発であるかのように番組を構成し、放送したことは、そもそも「伝聞したことに関する発言」と「直接目撃したことに関する発言」の証拠価値の違いについての初歩的な理解が、番組制作関係者のなかになかったのではないかと疑わせる事態であり、猛省を促さないわけにはいかない。」
12. 「司会者は番組①の放送翌日の1月23日(火)の同番組において、不二家の新社長就任のニュースを伝えたなかで、「古くなったチョコレートを集めてきて、それを溶かして、新しい製品に平気で作り替える会社は、もうはっきり言って、廃業してもらいたい」と言い、また1月31日(水)の同番組でも、不二家に「異物混入の苦情が年間1693件あった」とのニュースを紹介したなかで、「異物じゃなくて汚物だね、こうなると」などと語っている。これらはいずれも、番組①の告発内容が確定的事実である、との前提に立った断定的発言である。ここには不二家広報の指摘や抗議を顧慮した様子が、いっさい感じられない。」「断定・断罪的コメントを発言した真意を、みのもんた司会者に照会した。文書で寄せられた回答には、例えば1月23日の「廃業してもらいたい」発言について、みずからも父親から引き継いだ水道メーターの会社を経営しており、「(経営者は)送り出す製品に対して全責任を負わなければならない」「お客さんに対して嘘やごまかしは絶対にあってはならない」と常々自戒していると言い、「世の中に商品・製品を送り出す経営者として、ここまできたら廃業するくらいの覚悟で、信念をもって経営にあたってほしいとの激励の思いも込めたつもりです」と説明している。しかし、委員会では繰り返しこの番組を視聴したが、その口調や表情から「激励の思い」を汲み取れる内容とはなっていなかった、と判断せざるを得ない。」
13. 「『朝ズバッ!』の打ち合わせは、午前4時30分から番組開始の5時30分の直前まで、約1時間行なわれている。しかし、3時間の番組中に多くのニュースや話題を盛り込んでいるので、1つの話題に割ける打ち合わせ時間は限られている。17司会者の記憶によれば、A通報者の内部告発を取り上げた番組①については、「5分程度」の打ち合わせ時間だったという。」
14. 「『朝ズバッ!』は司会者みのもんたの名前を番組名に冠し、その独特のキャラクターに依存した番組であり、番組①の基調もその雰囲気を前面に打ち出していた。視聴者にじかに語りかけていたのも、むろん司会者であった。このような番組の場合、訂正やお詫びをする主体、あるいはその主語は誰ということになるのか。3点の訂正内容は、A通報者の証言の編集方法とその表現や演出に関わるものであり、そのかぎりでは番組全体の責任において、あるいはTBSとして訂正とお詫びをすべき事柄であったと言えないこともないが、その3点においても、たとえばフリップを示して「チョコレートと牛乳を混ぜ合わせた」旨を強調したのは司会者である。視聴者はその断定的な口調や表情や仕草に込められた「怒り」を感じ取り、それを共有することを通じて、不二家という企業に対する見方や印象を形成したはずである。しかし、番組②における司会者の発言には、訂正やお詫びに類する言葉がいっさいない。番組①における発言についてはもとより、のちの番組で不二家に対し、「廃業してもらいたい」「汚物だね」などと強い口調で語った点についても、撤回や訂正や謝罪を行なっていない。そのかわりにあるのは、「スタジオのお菓子は全部不二家にしますから」という台詞に代表されるような、あえて言えば不二家への「擦り寄り」「恭順」である。果たしてこれは、訂正・お詫びの方法としてふさわしいのかどうか。」
15. 「告発が事実ではなかったことが判明したとしても、種々の状況や取材調査の結果から判断して、放送の時点で、信じるに足るとの一定の合理的根拠が存在していたのであれば、その番組の放送倫理上の責任を問うことはできない。」「A通報者による内部告発の根幹部分の取り扱いを検討すると、A通報者が不二家平塚工場で働いたことを示す写真や手書きの工場配置図の存在など、一定の事実の確認が行なわれ、体験した本人でなければ語れない工場や作業の細部のリアリティーについても、撮影取材や面談や電話でのやりとりをかさねるなかで、そこにブレのない、一貫した流れが存在することを確認しており、A通報者の発言には放送するに値する真実性があると判断されたことには、それなりの合理性が認められる。また、不二家広報にA通報者の発言内容に関する事実確認を求めるなどの努力も払われていた。A通報者には虚偽の発言をする動機や、そのことによって得られる利益も見当たらないことも、その言動から判断していた。なお、A通報者の告発内容を主要部分で裏づけるB通報者の実在性は、いまとなってはたしかめようがないが、YディレクターがB通報者と電話で話した直後に不二家広報に連絡し、それ以前とは異なるコメントを引き出していること等、前後の事情からうかがうかぎり、一概に否定することはできない。これらを併せ、総合的に考えると、『朝ズバッ!』の制作関係者らが1月22日の放送時点において、A通報者の発言と告発内容を信じるに足るとの一定の心証を得、放送するという判断に至ったことには、それなりの根拠が存在したと言うべきである。」
16. 「委員会としては、1月22日に放送された番組①には重大な放送倫理上の問題があったことを厳しく指摘せざるを得ないが、しかし、それらは番組②によって訂正されたことにより、視聴者に与えたかもしれない誤解は修正されたと判断する。今後、『朝ズバッ!』制作関係者のみならず、放送界全体が、視聴者や関係者に誤解や混乱をもたらさない放送と、誤りが生じたときの訂正・お詫び放送のあり方を研究し、真摯に取り組むことを、委員会としては期待しておきたい。」
17. 「しかし、委員会の調査の結果、内部告発の存在自体に捏造はなく、また番組制作関係者が放送時点においては、通報者が勤務していた当時、上記のようなことが行なわれていたと信じるに足る相応の根拠が存在したことが認められる。十分とは言えないが、その不十分さは内部告発に基づく番組制作の困難さであると考えられ、この点についての放送倫理上の責任を問うことはできない。番組①において視聴者に誤解を与えた部分は、番組②によって訂正とお詫びがなされ、視聴者に与えた誤解の多くは修正された。」
18. 「委員会は放送界の監督官庁でも、裁判所でもない。公権力が放送界を直接に監理することの問題点はここではさておくとしても、委員会にはそれらとの本質的なちがいがある。委員会の役割は、放送対象となった事象それ25自体の真実性を究明することにあるのではなく、番組関係者が放送に至る経緯のなかで、どれほどその事象の真実性を明らかにする努力を払ったか、また番組においてそれにふさわしい演出を行なったかどうか、を放送倫理上の観点から検証することにある。」
19. 「不二家は先の文書によって、「10年以上遡っても」賞味期限切れ製品が工場にもどってくることはないと言い、委員会に対する情報開示の準備がある旨を提示したが、何よりもそれは一般消費者と視聴者、さらにはTBSおよび『朝ズバッ!』関係者に向けてこそ示されるべき姿勢であろう。」

■BPOのサイトに「放送倫理検証委員会、決定文」がアップされました。



TBS『みのもんたの朝ズバッ!』不二家関連の2番組に関する見解


BPOのサイトに「放送倫理検証委員会、決定文」がアップされました。

ひどいな、これは…

インタビューとテープ編集をしたディレクターは「『カントリーマアム』はチョコレートの製品名だと思いこんでいた」そうです。

BPO、いい加減にしろよ!

2007-08-05

■あなたはどちらかというとみのもんたに

あなたはどちらかというとみのもんたに
肯定的な保守    1%
肯定的なリベラル  2%
肯定的なノンポリ  0%
否定的な保守   15%
否定的なリベラル 56%
否定的なノンポリ 25%

投票数が100を超え傾向がほぼ見えたのでここで締めます。

こういうサイトだからある手度当然かもしれないけど、思想信条にかかわらず、みのもんたに否定的な方が、97%でした。こうした「視聴質」は「視聴率」には現れませんね。そうした番組を提供しているスポンサーにとって、大事な指標のはずだと思うけどね。



みのもんたのインチキぶりにご立腹の健全な保守層も、もう少しいると思うのだけど…

(参考)
インチキ保守のポピュリズム
大衆の“怒り”と“不安”を煽ることで自らへの求心力と支持を得ようとするみのもんた

2007-08-03

■安倍続投は麻生太郎との密約だった?

出来レースなんじゃないの?
Version Short


Version Long

被削除

2007-08-02

■安倍晋三「私の政策は間違っていないし国民の理解を得られている」

各局の参院選開票特番で民意の曲解を繰り返す日本の首相


■石破茂が渡辺喜美大臣にブチ切れ! - 報道ステーション

参院選歴史的惨敗で自民内紛勃発
2007.08.01 報道ステーション


渡辺喜美 安倍晋三 石破茂 参議院 選挙

2007-08-01

■渡辺喜美内閣府特命担当大臣(発言当時副大臣)の三権分立違反発言

行政府の長が刑事司法判決に対して、公共電波で持論を述べるのは、それがいかなる内容であれ、三権分立の原則違反じゃないの?
政治家の司法介入

被削除



みのもんたと大の仲良し


■郷原伸郎氏、国会でみのもんたや大沢孝征弁護士を痛烈批判

TBS『みのもんたの朝ズバッ!』不二家ねつ造報道に関する国会での参考人質疑

衆議院 決算行政監視委員会 (なぜかすべてのマスコミが黙殺)
2007年6月20日

参考人:
広瀬道貞(社団法人日本民間放送連盟会長・テレビ朝日社長)
郷原信郎(桐蔭横浜大学法科大学院教授・コンプライアンス研究センター長)
松原聡(東洋大学教授)
質問者:
枝野幸男(民主)福岡資麿(自民)古屋範子(公明)

(これまでの経緯)
5月10日の国会質疑ダイジェスト(youtube)
【TBS 「朝ズバッ!」不二家ねつ造報道】 「まだ解明されていない」「関テレどころじゃない!」国会質問する枝野議員その1

【TBS 「朝ズバッ!」不二家ねつ造報道】 「井上社長の証人喚問を」「関テレどころじゃない!」国会質問する枝野議員その2


みのもんたの不二家バッシング #1


みのもんたの不二家バッシング #2


みのもんたの不二家バッシング #3


TBS 視聴者からの電話ブチ切り


郷原弁護士(元検事)を恫喝するTBSプロデューサ
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『みのもんたの朝ズバッ!』の不二家バッシング

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