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決して慣れることができずに、見るたびに違和感が募るばかりという光景はよくあります。わたしの場合その典型は午前中にNHKーBS1で放送されている大リーグの試合中継です。すでに開幕してしまっていることに気づかずに、いつものように海外ニュースを見ようとテレビのスイッチをつけて、アメリカメジャーリーグの試合が午前中に堂々とオンエアされているのを見て、またか、といつも愕然とします。
たとえばクリーブランドとシカゴの試合を、おそらくニューヨークやロスの人は、たとえベースボールファンであっても、たぶん見ないでしょう。地元以外では放映されていないかも知れません。当該チームを応援する地元のアメリカ人だけが見るような試合を、堂々と午前中いっぱいオンエアする神経というのは、わたしにはわかりません。代理店の友人に聞いたら、放映権料はおそらく50億円以上とのことでした。当たり前のことですが、野球はチームスポーツです。わたしはイチローや松井秀喜や松坂大輔が大好きですが、マリナーズやヤンキースやレッドソックスが勝とうが負けようがまったく心は動きません。
夜のニュースでも、日本人選手の全打席を紹介したあと、「しかしチームは敗れました」などと平気でコメントをしたりします。日本人選手の成績などよりチームの勝敗のほうがはるかに重要で、日本人選手が活躍したかどうかという興味によって大リーグへの興味を喚起しようというNHKの考え方は、野球というスポーツを冒涜しているのだと思います。「みなさまのNHK」というようなキャッチフレーズがありますが、50億円以上出して放映権を取り、午前中に大リーグのゲームをオンエアすることを、本当に国民が望んでいるかどうか、NHKはあらかじめ調査すべきではないでしょうか。
■ 『村上龍、金融経済の専門家たちに聞く』
2008年4月28日発行
JMM [Japan Mail Media] No.477 Monday Editionより
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○郷原参考人 私は、株式会社、事業法人の場合と、NHKのような公共放送事業者の場合と、ガバナンスのあり方とかコンプライアンスのあり方がかなり違うのじゃないかと考えております。
事業法人であれば、まず需要にこたえていくことで利益を上げていくということを目指す一方で、法も守っていかないといけない、きちんと法を守っていかないといけないということの中で、ガバナンスを考えないといけない、いろいろなチェックをしないといけないということになります。
そういう面で、今、会社法が取り入れている制度が、先ほどおっしゃったような、監査委員会をどのように機能させていくかという問題だと思うんですが、公益的な使命を担った放送事業の場合、そういった自由競争的なものと法令遵守的なもので解決できるかといったら、そうじゃありません。やはり基本的には、その構成員、NHKの役職員それぞれがその使命を十分に自覚して、社会の要請にこたえていくという方向でやっていくことが一番重要であって、それをガバナンスの仕組みによってコントロールしようということは、私は、ちょっとそういうやり方には限界があるのではないかと思っております。
NHKのコンプライアンスに関して私は講演を頼まれまして、コンプライアンス推進者の方々にこの前、講演をしました。そういうコンプライアンスの考え方を取り入れて、前向きに努力していこうという意欲は、私は非常に感じました。そういった個々の職員の方々のそういう努力をもっともっと生かしていくようなガバナンスのあり方を考えるべきであって、ガバナンスによって悪いことをしないようにしていこうというような考え方だけでは限界があるんじゃないかと考えております。
以上です。
168 - 衆議院 - 総務委員会 - 7号 2007年12月04日
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○魚住裕一郎君 個人的な識別ができないようにということは、逆にできるわけですから、識別は、その辺よく注視をしておいていただきたいというふうに思うところでございます。
さて、NHKの事業の中心は番組を放送することでございますものですから、事業支出の約半分が国内放送費というふうになってございます。国内放送のジャンル別の制作費、十八年度決算で見ますと、さすがに公共放送のNHKだけあって、ニュース、報道番組の制作費が九百六億円、三一・五%、また情報、ドキュメンタリーが四百九十六億円で一七・三%、スポーツが四百二十八億円で一四・九%、結構お金掛かるかなと思ったら、ドラマが二百三十一億円で八・一%となっておりました。
現在審議中のこの予算案、ジャンル別番組制作費というものが公表されておりますけれども、主な番組の一本当たりの制作費というのが出ております。「ためしてガッテン」というのが千六百八十万円ですか。また「篤姫」が五千九百十万円というふうになっているわけでございますが、最も多いはずのニュース、報道番組、あるいは三番目に多いスポーツの制作費が個別には出ておりません。受信料が適正に使用されているかどうか、この判断にはどうしてもその数値が、公表するべきではないかというふうに思っておりますが、ニュース、報道やスポーツを公表していない理由について伺いたいと思っております。
今年も松井選手が結婚するとか福留選手などの日本人の活躍があって大リーグも一段と関心を引くと思いますけれども、この中継にも必要以上の多額の受信料が使われているというふうになったらやはり問題がないとは言えないと思っております。国民の、あるいは視聴者の判断に資するようにより多くの番組の制作費を公表すべきであると思いますが、いかがでございましょうか。
○参考人(日向英実君) お答えします。
スポーツ番組については、御指摘のように個別の番組についてはまだ公表しておりません。制作費の総額は決算の段階で公表しておりますけれども、御承知のようにスポーツの放送権料という問題がございまして、契約の内容にかかわることについては守秘義務が掛かっております。それから、金額を明らかにすることによって今後の放送権の交渉、それからほかのスポーツ団体との関係その他のことも考慮しなきゃいけないということがございまして、今のところ明らかにしていないということでございます。御理解いただければと思いますが。
ただ、NHKとしては、国民があまねく視聴できるということで、スポーツについては適正な放送権料ということで各団体ともその旨を説明しながら適正な価格で取得したいというふうに考えております。
○魚住裕一郎君 今スポーツ放送権料という話が出ました。
額を見ますと、十九年度のスポーツ放送権料が二百二十億、二十年度予算では二百三十億というふうになっております。スポーツ番組の制作費の半分ぐらいが放送権料という形になっているわけでございますが、国内放送の実に一割がスポーツ放送権料というような形になるわけですね。ただ、スポーツ中継の在り方がやはり検討をする必要が出てきているんではないのか、もっとマイナーなスポーツに光を当てた方がいいという、そんな意見もあるだろうと思います。
高額化する放送権とスポーツ放送の在り方について、会長の御所見がありましたら御見解をいただきたいと思います。
○参考人(福地茂雄君) 一般に商業ベースには乗りにくいアマチュアスポーツを放送することは多様な放送を実施する公共放送としてNHKの重要な使命だというふうに心得ております。
北京オリンピックを八月に控えまして様々な代表選手の選考会でありますとか最終予選が行われておりますが、NHKとしては、例えばいわゆる中東の笛が問題になりましたハンドボール予選を放送いたしまして、これが視聴者の関心におこたえしたと思います。また、今週末には岐阜県で行われます男子ホッケーの予選も放送する予定でございまして、今後もできるだけ多くの競技を取り上げるように配慮いたしております。
以上でございます。
169参議院-総務委員会-7号 2008年03月31日より
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大リーグの放送権料は年間2160万ドル×消費税=約25億円(NHKのみ)です。電通がMLBから購入して日本国内ではNHKとフジテレビとTBSとスカパーに販売しています。BSの権利はNHKが全30球団のうち先に14球団のホームゲームの権利を取得できます。残りの16球団をTBSとフジテレビが分け合います。地上波権利は1週間単位でNHKとフジテレビとTBSで回しています。BSでは14球団のホームゲームの権利を先に取得できるので、松井のヤンキースイチロー城島のマリナーズなど日本人がいるチームをほぼ独占的に放送出来ます。大相撲30億円・Jリーグ19億円・巨人13.5億円・阪神9億円ですから、1000試合以上の権利がある大リーグの放送権は激安だと思います。平日の昼間なのでNHKが放送しないと民放は放送しないので意味がある放送だと思います。こぼれ話はNHKと電通の関係で書き込みます。
エピソードです、大リーグの放送権を3倍の料金で電通がNHKに承諾なし勝手にに購入した。怒った海老沢さんは大リーグは要らないと言った。困った電通テレビ局の部長は海老沢さん宅前で張り込み、帰宅した海老沢さんに「大リーグ買って下さい」と土下座したそうです。結局電通は3倍で買ったがNHKは2倍しか払わなかった。放送権で赤字が出た電通は考えた。契約内容の広告の条文を緩和したのです。2~3年前から大リーグ中継にバーチャル広告(読売新聞とかイオンとか日本の企業広告)が入ったのはそのせいです。莫大な広告収入を得て放送権料の赤字をチャラにするどころか何十億円も広告費を伸ばした電通はやり手です。
テレビ局や新聞社や出版社の収入のほとんどが広告収入なのでどこも広告代理店のボスである電通の悪口を言えないのです。電通を批判したら干される事はマスコミ業界では当然です。NHKは電通からお金をもらっていません。逆にワールドカップサッカーや大リーグ、アジア大会など大型スポーツ放送権を電通から購入しているのでNHKは電通に文句が言えるのです。民放幹部は電通に文句が言いたいけどいえない。しかし海老沢さん電通に文句を言える。
元NHK報道局 スポーツ報道センター経理職員 立花孝志のサイトより 2006/04/15他
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