それでは新聞報道の方はどうかというと、ネット配信されているものだけでも、もう少し詳細情報が手に入る。
特に、印象に残った記事
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動機や状況「真相」封印 / 西日本新聞
=2008/10/29付 西日本新聞朝刊=
これですべてが終わった。久間三千年死刑囚(70)の刑が執行された。最高裁が上告を棄却した2006年9月、私は「久間被告が口をつぐんだまま死刑となれば、明らかにされるべきいくつもの真相が、永遠に封印されてしまう」と書いた。その真相が、ついに封印されてしまった。
この事件は犯行場所も殺害状況も動機も、正確には何も真相が分かっていない。久間死刑囚は逮捕された1994年9月から最後の日まで、一貫して無実を主張した。
「冤罪(えんざい)」の訴えを無視するつもりはない。だが、司法が下した判断に従い久間死刑囚が真犯人という前提に立てば、死に際し、自らの胸に閉じ込めた真相とともにこの世を去る、その胸中はいかなるものだったのか。
事件にかかわった複数の捜査関係者は「彼は家族を守るために否認を貫いた」と言う。犯行を認めれば自分の家族が崩壊する、冤罪のまま死ねば救われる‐と。
もしそれが真実なら、久間死刑囚の心境をどう理解すればいいのか。久間死刑囚が奪った女児2人の命と家族の苦しみの重さと、必死で守り通した自らの家族への思いを。
久間死刑囚には、語らなければならないことがたくさんあった。語らずに、この世を去った。もう少し時がたてば、あるいはその日が来たかもしれないという思いもぬぐえない。判決確定からわずか2年での執行には疑問が残る。
発生から事件を追い続けた。いくつもの「なぜ」を残し、16年8カ月後の3人目の死をもって幕を閉じた。心は、晴れない。 (宮崎昌治)
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久間死刑囚刑執行 「分からないまま終わった」 今も残る「なぜ娘が」 遺族、心の傷深く
=2008/10/29付 西日本新聞朝刊=
わが子を幼くして奪われた心の傷は、いつまでも癒えない。福岡県飯塚市で女児2人を連れ去り、殺害した久間三千年(くまみちとし)死刑囚(70)に28日、刑が執行された。1992年の事件発生から16年余り。遺族は「刑が執行されても、娘はもう戻ってこない」とあらためて無念さをにじませた。一方、刑確定後も否認を貫いてきた久間死刑囚の弁護人は、再審請求準備を進めてきただけに「突然の話でショック」と困惑した。
「なぜ娘が被害に遭わなければならなかったのか。娘はどんな気持ちだったのか。なぜ…。知りたいことが今でもたくさんあったのに」。被害者の1人、梅野裕莉ちゃん=当時(7つ)=の母親(43)は、刑執行の知らせを受けて「分からないまま、これで終わったのか」と言葉を詰まらせた。
一審から、2006年9月に刑が確定した最高裁まで法廷に通い続けた母親。その間、久間死刑囚は無実を訴えてきた。娘の霊前に刑執行を報告したが、「裕莉が喜んでいるのか悲しんでいるのか、よく分からない。(久間死刑囚が)どうなろうと、被害者の傷はずっと消えません。裕莉が今、戻ってくれたら気持ちも変わるでしょうが…」。心の整理はつかないままだ。
もう1人の被害者、中川藍ちゃん=当時(7つ)=の父・雅彦さん(50)は、教頭として勤務している飯塚市内の小学校で刑執行を知った。「裁判は長かったけれど、確定から執行までは早かった。子どもが犠牲になるような問題が二度と起きないよう、教育者としてあのような大人(久間死刑囚)を出さないように努めています」と気丈に語った雅彦さん。娘の霊前には「決着がついたよ」と報告するつもりだという。
2人が当時通っていた市立潤野(うるの)小では事件発生直後から、住民や教員らが登下校時の巡回や見守りを続けてきた。溝口幸義校長(58)は「再び事件が起こらないように、今後も地域と協力して活動を続けたい」と語った。
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「再審請求の機会奪った」 主任弁護人
=2008/10/29付 西日本新聞朝刊=
久間三千年死刑囚の主任弁護人を務めた岩田務弁護士=福岡県弁護士会=は28日、再審請求の準備中だったことを明らかにした上で「死刑執行は突然の話でショック」と言葉を失った。
久間死刑囚とは9月下旬に福岡拘置所で面会。「元気で『再審で真相を明らかにしてほしい』と話していた」という。
一連の裁判ではDNA鑑定の信用性が争点となり、岩田弁護士は「久間さんは一貫して否認だった。証拠採用されたDNA鑑定の精度にも問題があり、今でも無実と信じていた」と話す。
約2カ月に1回のペースで続く死刑執行にも「再審請求の機会が奪われたとの思いがある。本当に残念」と語った。
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久間死刑囚(元死刑囚と呼ぶべきか、刑を終えているので久間氏と呼ぶべきかよくわからないが)、久間は一審から最高裁まで終止無罪を主張しつづけ、報道を見る限り、決定的な証拠はなく、裁判の争点はDNA鑑定証拠が事実認定に足るかということだった。私は細かい裁判資料を読んだわけではないし、例え読んでいたにせよ、素人の私にどうこう言えるはずがない。
しかし、裁判員制度ではこうしたケースでも死刑の判断を下さなければいけない。事件や裁判を追いかけていた記者も割り切れない気持ちを記事にしている。遺族も、なぜ自分の子供が殺されたのかまったくわからず、しかもえん罪ともなれば、この世のどこかに、真犯人が生きているということになる。
そのような疑義を残さないためにも、裁判は徹底的な証拠主義をとらなければならないと私は考えるし、---- 裁判官の「自由心証主義」というのは、裁判官に神の視点と性善説を与えるようで私にはうまく飲み込めない- ---
ちょっと新聞記事を追っただけでも次々と疑義の出てくる久間死刑囚に、なぜ今、ほかの死刑確定囚より先に、死刑を執行する合理的理由あったのか?近代刑事司法の大原則である「無罪推定の原則」は守られたのか?
YESならYESなりに、行政は(司法ではなく)、行政は、きっちり説明責任を果たすべきだし、メディアもそれを追求すべきではないのか?法務省は遠からず再審請求が行われることを十分予想していたはずなのだ。
一方、高塩死刑囚は一審で無期刑だったものが二審で死刑判決が出て、最高裁への上告を取り下げて死刑が確定した。上告取り下げの動機が深い贖罪の気持ちからなのか、罪と向かい合うことを放棄した「緩慢な自殺」なのか、私にはわからない。しかし、ここ数年、一審無期刑を検察が不服として上告するケースが増えていると聞く(統計数字をみていないので断言は出来ないが)。光市のケースが典型的な例だ。
行政官吏である検察官の仕事は、犯罪事実を正確に立証し(立証責任)、裁判官に認めてもらうことであり、その事実を吟味して法に照らして量刑を決めるのが裁判官の仕事というのが、ばっくりとした刑事司法における役割分担だと私は理解しているが、昨今は、選挙を経た国民の代表でもない一公務員に過ぎない検察官があまりにも政治的に動きすぎていないか、そんなことも懸念する。
もちろん大部分の検察官は「国民正義の実現」という高い志をもって仕事をしているのだろうが、「検察官は正義を行うに違いない」という前提で彼らに権力的な振る舞いを認めて良いのだろうか?なにかシステムとして致命的な欠陥はないか?
しかし、例えば、事件が起きたとき、多くのメディアは警察や検察側の発表やリークだけで記事を書く。それでいいのか?
映画「休暇」予告編
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@報道部:「答え」を探して /北海道
毎日新聞 - 2008年10月29日
死刑執行のニュースを耳にするたびに、何とも名状しがたい、落ち着かない気持ちになる。 28日、福岡拘置所に収監中の久間三千年死刑囚(70)の刑執行を知った。92年、福岡県飯塚市で女児2人を殺害した罪で、06年に刑が確定していた。 99年、1審福岡地裁の判決 ...
飯塚の2女児殺害:久間死刑囚に刑執行 「反省聞けぬまま」 /福岡
毎日新聞 - 2008年10月28日
飯塚市で92年2月に小学1年の女児2人(ともに当時7歳)が絞殺された事件で死刑判決が確定していた久間三千年死刑囚(70)の刑が28日、執行された。事件から16年。女児の遺族や地域住民はそれぞれの思いで死刑執行を受け止めた。 「一番聞きたかったのは(久間 ...
いわきの母娘殺害:死刑執行 被害者遺族「悔しさはずっと」 /福島
毎日新聞 - 2008年10月28日
いわき市で04年3月、母娘が殺害され現金が奪われた強盗殺人事件で28日、高塩正裕死刑囚(55)の死刑が執行されたが、被害者の遺族は「悔しさをずっと抱え続けなければいけない」と改めて無念さをかみしめていた。 確定判決によると、高塩死刑囚は04年3月18日 ...
死刑確定から2年…久間死刑囚ら2人刑執行
サンケイスポーツ - 2008年10月28日
森英介法相は28日、女児2人に対する誘拐や殺人罪などで死刑が確定した久間三千年死刑囚(70)と被害者2人の強盗殺人罪に問われ、死刑が確定した高塩正裕死刑囚(55)の刑を福岡拘置所と仙台拘置支所で、それぞれ執行したと発表した。2人の確定から執行までは約2 ...
2死刑囚の刑執行 麻生内閣で初、仙台と福岡で
中日新聞 - 2008年10月27日
法務省は28日、1992年に福岡県飯塚市で女児2人を誘拐して殺害したとして、殺人罪に問われた久間三千年死刑囚(70)=福岡拘置所=と、2004年に福島県いわき市で顔見知りの家に押し入り母娘を刺殺して強盗殺人罪に問われた高塩正裕死刑囚(55)=仙台拘置 ...
死刑執行:2死刑囚に刑執行 森法相下で初--福岡と福島の殺人
毎日新聞 - 2008年10月27日
法務省は28日、2人の死刑を執行したと発表した。執行されたのは久間三千年(70)=福岡拘置所収容▽高塩正裕(55)=仙台拘置支所収容=の2死刑囚。執行は9月11日に続き今年5回目。森英介法相の命令は就任以来初。 死刑執行は法相の命令が出なかったこと ...
2人の死刑執行 森法相、氏名など公表
日本経済新聞 - 2008年10月27日
法務省は28日、2人の死刑囚に刑を執行したと発表した。死刑の執行は今年9月11日以来で、森英介法相の就任後は初めて。執行されたのは、久間三千年死刑囚(70)=福岡拘置所=と高塩正裕死刑囚(55)=仙台拘置所。この日の執行で、死刑確定囚は計101人となった。 ...
2人の死刑執行 いわき母娘強殺死刑囚ら
河北新報 - 2008年10月27日
森英介法相は28日、女児2人の誘拐、殺人罪などで死刑が確定した久間3000年死刑囚(70)=福岡拘置所=と強盗殺人罪(被害者2人)に問われ、死刑が確定した高塩正裕死刑囚(55)=仙台拘置支所=の刑を執行したと発表した。2人の確定から執行までは約2年。 ...
2人の死刑執行 福岡と仙台 麻生内閣で初
東京新聞 - 2008年10月27日
森英介法相は二十八日、福岡拘置所と仙台拘置支所で計二人の死刑を執行したと発表した。死刑執行は九月十一日以来で、麻生内閣では初めて。今年は計五回十五人となり、執行者数が公表されるようになった一九九九年以降、年間執行回数も執行者数も最多を更新した。 ...
久間死刑囚「『否』貫く」 廃止デー行事へメッセージ
47NEWS - 2008年10月27日
28日、福岡拘置所で刑を執行された女児2人誘拐殺人事件の久間三千年死刑囚(70)は、捜査段階から一貫して無罪を主張してきた。11日に市民団体が開いた世界死刑廃止デー(10日)のイベントにも「有罪の直接証拠がないまま、ひとりの人間に『死』を宣告して ...

麻生内閣初の死刑執行 福岡2女児誘拐殺害と福島母娘強殺の2死刑囚
MSN産経ニュース - 2008年10月27日
法務省は28日、久間三千年(くま・みちとし)(70)=福岡拘置所=、高塩正裕(55)=仙台拘置支所=の両死刑囚の死刑を同日執行したと発表した。死刑執行は9月11日以来で、麻生内閣としては初めての死刑執行となった。 これで今年の死刑執行は5回、人数は15 ...
飯塚女児殺害事件の久間死刑囚、福岡拘置所で死刑執行
読売新聞 - 2008年10月27日
法務省は28日、女児2人を殺害したとして殺人罪などに問われ、死刑が確定した 久間三千年 ( くまみちとし ) 死刑囚(70)ら2人の刑を、同日午前に福岡拘置所と仙台拘置支所で執行したと発表した。死刑執行は、9月11日に3人が執行されて以来で、今年に入って ...
2人死刑執行、2カ月に1回定着 麻生内閣初
中国新聞 - 2008年10月27日
森英介法相は28日午前、仙台拘置支所と福岡拘置所で計2人の死刑を執行したと発表した。死刑執行は9月11日以来で、麻生内閣では初めて。今年は5回計15人となり、執行者数が公表されるようになった1999年以降、年間執行回数も執行者数も最多を更新した。 ...
2人の死刑執行=森法相就任後初-法務省
時事通信 - 2008年10月27日
法務省は28日、久間三千年(70)、高塩正裕(55)両死刑囚の刑を執行したと発表した。9月に就任した森英介法相の下では初。執行は同月11日以来で、47日の間隔は、執行の事実を法務省が公表するようになった1998年以降で最短となる。 ...
2人の死刑を執行 森法相就任から約1カ月で初
朝日新聞 - 2008年10月27日
法務省は28日、死刑囚2人に死刑を執行したと発表した。森英介法相が9月24日に就任してからほぼ1カ月で初めての執行となった。福田前首相が退陣を表明した直後の9月11日に保岡前法相が3人に執行して以来。これで確定死刑囚は101人となった。 ...
2人の死刑囚の死刑執行、法務省発表
TBS News - 2008年10月28日
麻生政権での初めての死刑執行です。法務省は、2人の死刑囚の死刑を執行したと発表しました。 死刑が執行されたのは、福岡拘置所の久間三千年死刑囚(70)と、仙台拘置支所の高塩正裕死刑囚(55)です。 久間死刑囚は1992年、福岡県飯塚市で小学1年生の女の子2 ...
飯塚2女児殺害事件 久間死刑囚の刑執行
TVQ九州放送 - 2008年10月28日
法務省は92年に飯塚市で、当時小学1年生だった女の子2人を誘拐し、殺害した久間三千年死刑囚など2人の刑を執行したと28日発表しました。 久間死刑囚は捜査段階から一貫して無罪を主張していましたがDNA鑑定を含む状況証拠から死刑が確定しました。 ...
法務省、死刑囚2人の死刑を執行と発表 麻生政権では初の執行に
FNN - 2008年10月27日
法務省は28日、死刑囚2人の死刑を執行したと発表した。麻生政権では、初めての死刑執行となる。 森法相は「本日、久間三千年、高塩正裕2名の死刑を執行した」と述べた。死刑が執行されたのは、1992年、福岡・飯塚市で、当時小学1年の女の子2人を誘拐し、殺害、遺体を ...
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